江戸時代より茶屋や料亭といった飲食店が店を構えた神楽坂。現代においても、神楽坂はちょっぴりお洒落をしたり背伸びをして遊びに行く町です。新旧様々な飲食店がありますが、モダンなレストランや割烹だけではありません。神楽坂という町は、めぐればめぐるほど面白い店に出会えるもの。
今回キリンビールの神楽坂担当さんと訪ねたお店「炙屋小鉄 神楽坂」もまさにそんな1軒です。
[提供:キリンビール株式会社]
2005年開店、リニューアルを経て15年目を迎える「炙屋小鉄 神楽坂」は、こだわりの鶏を炭火七輪焼きで楽しむ居酒屋です。九州南部で飼育され、鹿児島県の知覧から届く鶏肉、さつま知覧どりを使用しているのが特長です。
カウンターとボックス席が並ぶ配置で、落ち着いた内装で統一されています。大人数に対応した居酒屋が多い早稲田通り沿いにありながら、1~4人利用がメインとなるつくりは、個人でじっくり飲みたいタイプにはぴったり。
客層も少し年齢層高めのお酒好きの方が多いようで、個人系の酒場にあるどっしり構えた雰囲気。こういうところを知っていると、なにかと利用機会が高まるものです。
4人用のボックス席は早稲田通りを見下ろす位置にあり、仲のいい飲み友達と語り合いながらお酒を傾けたいムードです。
さてさて、久しぶりの七輪炭火焼きに期待を高めつつ、まずはビールで一息つきましょう。キリンハートランド(540円)で乾杯!
ちなみに、瓶ビールはキリンクラシックラガー(中びん600円)というのも嬉しいところ。ビール酵母を熱処理した昔のキリン味はきっと炭火焼きに合いますから。
ハイボール、酎ハイ類は400円から。ワインはスパークリングワインを含めボトル2,500円からと神楽坂としてはなかなかの良心価格です。
タイトルにも書きましたが、「炙屋小鉄」は、七輪焼き鶏と並び、豊富な日本酒の品ぞろえが特長です。入れ替わりもあり、常に新しい銘柄を見つけることができそうです。ほんわか温厚な店長や、人懐こく元気のあるスタッフの方も食とお酒の興味と知識が深く、好みのお酒を選ぶ手伝いをしてくれます。
鶏の部位が豊富です。知覧どりのモモ、大山どりのモモ(ともに500円)、同じ部位で食べ比べも楽しめます。
牛肉、ラム、カモ、そしてきびなごなども七輪焼の食材として用意されていますが、初めての方は知覧どりをぜひ食べてみてほしいそう。
サラダやすぐでる料理、〆のごはんなど、定番の料理は種類控えめ。そんななかで気になるのがの生でがぶりと野菜盛り合わせ(880円)。
見慣れない野菜がきれいに盛り付けられています。左上から時計回りで、サラダエノキ、トレビス、スズカボチャ、コリンキなど。なかなか普段食べられない、色と味、しっかりエッジがある野菜に満足です。
神楽坂にある産直にこだわる八百屋さん「神楽坂野菜計画」から仕入れているそう。こういう商店街付き合いっていいですよね。
鶏のおまかせ盛り(1,380円)はもも、すなぎも、せせりの三種類。
日頃、焼鳥でも串打ちをしたものを食べる機会が多く、久しぶりの七輪網焼きはテンションがあがります。
鶏のお店だけど、こちらもイイものが入っているということで店長のオススメ「上たん塩」(1,780円)も食べてみることに。これはかなり贅沢な一品です。厚切り具合がものすごい。
各々で焼くのですが頻繁にスタッフの方が様子をみにきてくれて、食べごろなどを教えてくれます。
そんな会話のなかから教わった日本酒のおすすめ。
2019年の干支「己亥」を冠した十字旭日(島根)の無濾過純米吟醸生酒(650円)。シャープな味は七輪焼の脂をリセットしてくれ、余韻にしっかりとした米の美味しさが続きます。
七輪を囲み、ちびちびつまんでしっかり飲みたい、そんな気分のときにビッタリのお店です。神楽坂でこだわりのある地酒、お近くにお立ち寄りの際はのぞいてみてはいかがでしょう。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ タイアップ:キリンビール株式会社)
炙屋小鉄 神楽坂
03-5261-9919
東京都新宿区神楽坂3-2 ナカノビル 2F
17:00~25:00(不定休)
予算4,000円