久我山「やきとんあかね」 味噌焼きもあるよ!ざっくばらんに過ごせる町の酒場

久我山「やきとんあかね」 味噌焼きもあるよ!ざっくばらんに過ごせる町の酒場

2019年9月7日

今日は久我山から「やきとんあかね」をご紹介します。創業は2011年。それまで人気もつ焼き店で修行をされていた方が独立されたお店です。

土日祝日も営業し16時には暖簾があがるため、サンデードリンカーにも嬉しい酒場です。※平日は17時開店

久我山は京王井の頭線の急行も停車する便利な町。それでも、どこか懐かしさを感じる駅前商店街が残っているのは、私鉄沿線ならではの街の魅力でしょう。小箱の大衆的な飲食店が似合います。

小さな踏切と、井の頭池の湧水を起点として都心へ流れる神田川の上流が静かに流れる駅前。街歩き好きの心をくすぐる風情があります。

駅前の商店街を歩くこと5分ほど。やきとんあかねの提灯がみえてきました。

焼き台に向いたL字のカウンターと清酒通函を椅子にしたテーブル席というつくり。気候がよいときは店先を開け広げていて、ちょっとした縁日の食事処のよう。

駅からお店まではゆるやかな上り坂。ほどよくのどが渇いた体に、よく冷えた瓶のサッポロラガー(大びん590円)が嬉しいです。トトトとビヤタンを満たして、乾杯!

樽生はヱビスビール(中560円)が用意されています。ホッピーシロ・黒(セット410円)、下町でよくみる色付きの酎ハイ「下町ハイボール」(330円)、ぎゅっとアルコールを感じられる飲みすぎ注意の飲み物・梅割りとブドウ割りもあります。

やきとんは1本から注文可能。塩、タレに加えて、味噌焼きも選べます。カシラの味噌焼きは定番ですね。サイドメニューの種類は多く、がつ酢やなんこつスライス(220円)などを箸休めに頼みたいところ。お通しはありませんので、小皿はすぐでる一品にぴったり。※お通しのかわりに席料100円/人がかかります。

ホワイトボードには今日のおすすめ。トロトロナン骨煮(260円)、気になりませんか。

梅&味噌きゅうをぽりぽり。夕日を浴びて瓶ビールを傾け、ぼんやりとした時間。ほっとします。

煮豚(280円)は、盛りがすごい!甘くクタクタに煮込まれた豚肉は、香りの味わいもビールを誘います。分厚くて食べごたえ十分。

やきとん(110円~)は炭火で焼き上げていきます。カシラは味噌、シロはタレ、タン下は塩…という感じで、1本ずつ異なる味で焼いてもらいました。

タレはとろみのある濃厚タイプ。味噌はコク深く、肉のなかに旨味が浸透しています。

気持ち濃いめの味付けがノンベエにぴったり。その余韻に氷なしの下町ハイボールをすかさず合わせれば、口に出さなくとも心の中では「プハー!」です。

一人で訪ねたならば、これくらいの内容で満喫できること間違いなし。煮豚はいつもある料理ではありませんが、日替わり料理は常連さんに人気です。

人通りの多いターミナル駅周辺とは違った、ベッドタウンの商店街ならではのゆとりのある時間が流れる久我山。ざっくばらんな気持ちで、星のビールを傾けてリラックスしませんか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

やきとんあかね
03-5941-6634
東京都杉並区久我山2-12-7
17:00~24:00(土日祝は16:00~・月定休)
予算2,000円