三島「さがみ」 駿河湾の幸に舌鼓。釣好き集う磯料理の店

三島「さがみ」 駿河湾の幸に舌鼓。釣好き集う磯料理の店

2019年4月4日

東京から新幹線で約50分。三島は首都圏からは日帰りで遊びにいける街です。東海道の宿場町であり、旧伊豆国の一の宮・三嶋大社がある歴史と文化のあるエリアです。隣町の沼津と並び駿河湾の魚介類が楽しめる鮮魚料理店や名物の鰻をだす老舗和食店が多く、観光だけでなく食と酒でも楽しませてくれます。

ハモニカのように店が並ぶ小さな横丁や、しっかりと構えたオーセンティックバーもあり、三島の飲み歩きは飽きることがありません。

安くて美味しい刺身が食べられる地元密着の磯料理店をお探しならば「さがみ」がおすすめ。魚好きの大将が切り盛りし、釣り仲間や近所の魚くいが連日集まる人気店です。

 

口開けの時間。すでにお客さんたちが刺身をつまみにお酒を傾けています。カウンターのネタケースには立派なキンメや真鯛、タコなどが並びます。

 

数席のカウンター席とテーブル、あわせて20席ほどのコンパクトなお店。刺身やあじたたき、煮魚などのメニューが書かれていますが、何を食べるか大将と相談して頼むのがよいです。

 

料理は600円から1,000円程度でボリュームはしっかりあります。一人で飲みに来るお客さんも多いので、そこは雰囲気で。

 

まずは生ビール、キリンの一番搾りで乾杯!

 

自家製あさりの佃煮とひとくちサイズのサザエがこの日のお通し。サザエはもちろん伊豆のものだそうで、地場の肴で飲めるのが嬉しいです。

 

「さがみ」に来たらまずはこれ。刺身盛り合わせ(1,200円)がとにかく素晴らしい内容です。地ダコやキンメの炙り、タイ、鯵など近海の魚を中心に7種類も盛られています。鯵の鮮度の良さ、タコのみずみずしく甘い味わいにうっとりします。

 

分厚い生本マグロのねっとりとした脂の旨味は、日本酒を誘うこと間違いありません。

 

静岡県焼津の磯自慢を筆頭に各地の日本酒が7種類ほど。一合500円から。駿河湾の肴には、やっぱり磯自慢でしょう。花冷えの本醸造をきゅっと。あぁ、静岡っていいね!

 

少し早い季節でしたが、今日は鮎があるとのことで焼いてもらいました。頭から食べられ、チリチリの身が絶品。

一級河川大場川や市中に流れる源兵衛川など、水が身近な三島は水の都としてガイドブックに紹介されています。富士の湧水は美しい景観だけでなく、淡水魚の食文化も育みました。名物の鰻だけでなく、鮎も昔から食べられてきたそうです。

 

やはり地元の食材を多く使った天ぷら。ハーフで680円とリーズナブルなのも嬉しいポイントです。本格焼酎を片手に、常連の皆さんとの酒場話も盛り上がり、すっかり心もお腹も大満足。

 

後ろ髪を引かれるおもいで、今日はお暇いたします。

ほぼ全員がご近所さんで三島の話で盛り上がるカウンターですが、遠方から飲みに来る人や一見の一人客にも変わらず接してくれるお店です。酒場好きならば居心地はきっといいはず。気づけば三島にいることを忘れて、「明日また飲みましょう」なんて言ってしまいそうなくらい溶け込み楽しませていただきました。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

静岡ディスティネーションキャンペーン 2019.4.1~6.30

 

和食処さがみ
055-981-2868
静岡県三島市芝本町1-44
17:00~21:30(日定休)
予算3,000円