とんでもなく暑かった今年の夏もやっと折り返しの頃。皆さん、この夏はどんな思い出をつくりましたか。
年中にわたって「いまがお酒が美味しい季節」を言い続けているいつだってお酒を美味しく感じる私ですが、夏のビールは別格です。花火とビール、盆踊りとビール、帰省先で家族とビール。夏の思い出にビールは欠かせませんが、数あるビールが絡む行事の中でも「ビアガーデン」は”スルー”できない行事でしょう。
今年もいってきました!港区元赤坂にある明治記念館で開催中の「 ビアテラス鶺鴒」へ。知る中では日本で最も優雅で格式感じるビアガーデンです。
明治記念館は結婚式場で知られる総合宴会場。中心となる憲法記念館のルーツは赤坂仮御所の別殿だったもので、この建物の中でかつて大日本帝国憲法・皇室典範の草案審議が行われました。明治天皇より伊藤博文に下賜され、大正7年、現在の場所である明治神宮外苑に移設されたものです。
中央の巨大な庭園と、ビル群が一切見えない広い空があり、東京の中心にいることを感じさせない上質な気分が味わえます。
そんな明治記念館で開催される鶺鴒(せきれい)。なかなか良いお値段はしますが、お祝いごとなど特別な宴会の席を設けるときにはよき選択肢ではないでしょうか。
まずは、ドラフトビールからキリン一番搾りプレミアム(900円)で乾杯!
薄くよく冷えたグラスに抜群に状態のよい生が注がれています。ビールは一番搾りフローズン、一番搾りスタウト樽生、ドラフトハイネケン、よなよなエール、ブルックリンラガー、ジャズベリーと充実しています。日本酒は八海山と獺祭、ワインも赤・白・泡(6,000円~)で程よく揃います。
明治記念館のビヤガーデンなのですから、おつまみのレベルは極めて高いです。和食、洋食、中華と明治神宮内の各厨房がつくる本格料理が並んでいます。
庭園ではヴァイオリンやフルートの生演奏、日本舞踊といったショーが行われ、さらに贅沢な気分にさせてくれます。
バカンスに行きたい…そんなとき、あえて東京の中心でビールを片手に過ごす時間を選ぶのもよいですね。
憲法記念館がここ明治神宮外苑に移築されて今年で100年。それにあわせてプレミアムメニューが登場しています。これが本当の意味で「プレミアム」でして、特別な機会の食事に相応しい豪華絢爛なものです。
まずは明治記念館内にある料亭「花がすみ」が手がける旬籠盛り(7,000円)。鮎を中心に海鮮を揃えた贅沢な盛り合わせです。
牛赤身肉のロースト(250g・4,000円)。ビアガーデンでローストビーフとはさすが鶺鴒です。披露宴でいただくクオリティをそのままに。
中国料理竹游林からは国産伊勢海老のチャイニーズソース(限定10皿・8,500円)。チリソースと大葉ソースに軽くふんわり揚げた伊勢海老をちょっとつけて頬張れば、思わず頷くはず。
極めつけは100th アニバーサリーパーティースタンドで、なんとお値段は10,000円。2~4人でシェアするオードブルとしてちょうどいいです。サラダ、ハムなどの冷菜、簡単なデザートも盛られ、色々な味が楽しめます。
仕事終わりにロビーで待ち合わせをして、19時ころから2~3時間をゆっくり過ごすという方が多いようです。
手入れの行き届き、”きちんとした”という言葉がぴったりな明治記念館で、非日常を楽しむひととき、たまにはこんなお酒の席もよいものですね。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/キリンビール株式会社)
2017年の記事はこちら
信濃町「 ビアテラス鶺鴒」 数えられる夏の思い出を作ろう
ビアテラス 鶺鴒
03-3746-7723
東京都港区元赤坂2丁目2−23 明治記念館内
平成30 年6 月4 日(月)~ 9 月14 日(金)
17:00 ~ 22:30(ラストオーダー 料理21:30 / 飲物22:00)
平日のみ営業日(8 月18 日(土)・19 日(日)は特別営業)
※天候及び自然災害等により営業を中止する場合がございます。詳しくは公式サイトでご確認ください。