【閉業】西荻窪「じげん」 東京では珍しい牛串を心ゆくまで

【閉業】西荻窪「じげん」 東京では珍しい牛串を心ゆくまで

2015年4月22日

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大阪の天満で人気の牛串店だった「じげん」。

天満時代にもお邪魔したお店でしたが、なんと2013年12月東京に移転されました。飲食店の移転というのはよくありますが、チェーン店でもないのに突然500kmも離れた場所に店を移すというのは他に聞いたことがありません。

関西でホルモンといえば、豚モツではなく牛モツを指しまして、向こうのモツ串といえば牛。じげんはそんな牛串のお店でして、それが関西そのままの味を東京に持ってきたのがおもしろい。

場所は焼きとんの銘店が立ち並ぶ杉並区。西荻窪の賑わう飲み屋街に突如として本場の牛串が誕生しました。

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お店は比較的大きく最大30人は入れます。席との間にゆとりがあって家族連れで飲みに来るという人にも優しい作りになっています。

カウンターに座ると厨房で牛串を丁寧に焼き上げる親方が見えます。この親方、天満でお店を始める以前は精肉業に携わっていた方で肉のプロ。目利きならではの安くて美味しいお肉を一番美味しくなる焼き方・味付けで出してくれます。やたらヨイショしていますが、天満時代から大好きなお店でして(笑)

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ビールはサッポロ黒ラベル(450円)。サーバーやグラスの洗浄がばっちり、泡もきめ細やかです。きっちり美味しい生をだしてくれるのが嬉しいですね!では乾杯です。

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牛はそればかり食べているとクラクラしてきちゃいますので、野菜を多めに取りたいと思います。じげんサラダはハーフサイズ(650円)でもかなりのドカ盛りになっていて嬉しいです。串に使うタレが隠し味?

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いろいろと食べてきましたが、ここでイチオシは牛テール煮込み。軽めの塩味なのですが牛の旨味がたっぷり広がり口の中が旨味でいっぱいになります。柔らかくて溶けていきます。

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親方のおまかせ盛りは7本で980円。豚モツと比べるとやや高めに感じますが、タン、カッパ、ゲタ、キモノカブなどめったに食べられない牛の部位がこれだけ揃っているならば私は納得です。カロリーは怖いけれど、マルチョウのぷるぷるした食感はビールや酎ハイと最高の相性です。

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東京に出店ということで、甲類焼酎はキンミヤに、そしてホッピーやバイスも用意されています。メニュー構成は自分で焼かない焼肉屋的なものなのにお酒類は大衆酒場価格なのも嬉しいです。

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酒場ということで当然忘れていませんサッポロラガー。実は天満時代から赤星を取り扱っていました。当時は関西で赤星は珍しいなーって。西荻窪では赤星は定番ビールですが、やはりあると嬉しいです。

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モツ鍋やちりとり鍋など、肉系のお鍋も揃っています。大人数ならば鍋があると楽しいですもんね。

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お店はキレイな作りをしていますが、親方も店員さん皆さんも完全に大衆酒場の雰囲気。狭いカウンターでぎちぎちになって飲むのは得意ではない…という方は、まずはここあたりで始めてみるのも良さそうです。

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一人飲みもカウンターなら親方と話しながらお酒を楽しめます。女性お一人様にも勧めたい。第1・3月曜日はキンミヤ含む酎ハイ類(350円~)が半額とのこと、200円未満で飲めるならば沿線暮らしでなくても飲みに行きたくなりますね!

ときどき食べたくなる牛モツ、本場の味が楽しめるお店はまだまだ少ないのでご興味あればぜひ。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

牛串牛鍋じげん
03-5303-9944
東京都杉並区西荻北3-19-12 西商ビル 2F
17:00~24:00(火定休)
予算2,500円