(業態変更・現在は「ひなた」)板橋「君想ふ暮らし」人気もつ焼き店のスピンオフはイタリアン

(業態変更・現在は「ひなた」)板橋「君想ふ暮らし」人気もつ焼き店のスピンオフはイタリアン

2015年3月31日
DSC04132

東京のもつ焼きで、いま勢力拡大中の「秋元屋」系列。新しい形の若手によるもつ焼き屋として大成功をし、その美味しさや手頃な価格帯から秋元屋系のお店ができると瞬く間に地元の飲兵衛の注目の的となり大繁盛。どのお店も大変な人気店となっています。

本家となる秋元屋(ルーツは埼玉県川口の老舗もつ焼き店ですが、ここでは拡大に至った原点として)は現在新店もできて現在は3店舗体制。秋元屋で修業をされてお店を始めた皆さんは資本関係がなく、「秋元屋」の名前も使っていないので、チェーンでも暖簾分けでもないといえば、確かにそうなるのですが、ここではわかりやすく「系列」と呼ばせてください。

え、なんでこんなに前置きが長いかって?それは、この文章をたぶん関係する皆さまが見ると思うから…

さて、秋元屋で修行されて上板橋に一号店をオープンさせた「ひなた」。ここも「なんかすごいもつ焼きができた!」と近所で評判になり、ブロガーも紹介するなどして大人気に。オープンからだいぶ経ちましたが今でも満席で入れないことも。

そして、「ひなは」はお客さんからの声援もあって大山と志村坂上にも店をオープン。このどちらもとても人気店で、もちろん私も大好きなお店です。そして、ここからが「ひなた」の凄いところ。これまで”もつ焼き”で広げてきたところを、なんと魚料理の業態で一店舗をオープン。雰囲気はこれまでの「ひなた」と同じで、もつ焼きをお刺身に入れ替えたようなスタイルですが、これがコストパフォーマンスの高さから、またしても大成功。

前置きがだいぶ長くなりましたが、そんな「ひなた」が今度はイタリアンをオープンさせました。場所はJR板橋駅と都営三田線の新板橋駅の中間。こっそりオープンするも、聞きつけた「ひなた」ファンを始め遠方からも多くの人が飲みに集い、こちらも”入れないお店”となりました。

最近は少し落ち着いてきまして、ピークタイムを外せばさくっと入れるようになりましたので、お邪魔してきました。

…ふぅ、前置き長くてスミマセン。でも、ここはそんな背景も含めて銘店たる要素があるものですから。

DSC04126

ビールは秋元屋からの伝統、当然のサッポロラガー(580円)です。酒場ファンはこれが嬉しいんですよね!ちなみに生は黒ラベル(中550円)。
ということで、乾杯。

店内は中心にピザ窯があり、看板メニューはもつ焼きからピザ(680円~)にシフトした感じ。パスタ(580円~)のメニューも充実していて、プロシュートやパテ・ド・カンパーニュ(各480円)、骨付き鶏もも肉のコンフィ(580円)など、イタリアンだねーって思うのですが、お刺身盛り合わせ(980円)や生牡蠣(時価300円程度)、さらには天ぷらまであって、イタリアンをメインにはしているけれど、バル業態ではなくうちは居酒屋だよという主張が感じられます。

お店の作りも洒落たムードは一切なく、典型的なカウンターとちょっとだけテーブルの飲み屋となっています。

DSC04131

お酒のラインナップも、イタリアンがメインなので当然ワインが充実していますが、特別それに絞っているということはなく、なんと下町の人気ドリンク「焼酎ハイボール」まであります。もちろん、秋元屋の流れを残しキンミヤの梅割りだってあります。

珍しいのは、サッポロの樽詰めスパークリングワイン「ポールスター」とキンミヤ焼酎を合わせた究極のアルコールドリンク(380円)。これ、恐ろしいけど飲みたい(笑)

ちなみに、私はいつも赤星のあとはボールです。梅エキスは天羽の赤ラベルのようですが、味付けは甘すぎず天羽飲料(メーカーのこと)のレシピ通りなのかな、リーズナブルですいすいと飲めます。

DSC04129

メニューの多くは固定ではなく季節に応じて変化していくので、一概にこれがオススメとはお伝えできないのですが、お店のイチオシは常に大当たり。この日は蛤とトマトのワイン蒸し(580円)でしたが、ボリュームもあって大満足。

DSC04130

ピザは薄生地で、ピザ注文が空いていれば10分もかからず焼き上がります。700円程度で焼きたてほやほやにピザが楽しめるのならば、それは流行って当然ですね!焼きナスとたっぷりのチーズがたまりません。

ワインはボトル2000円からなので、これも普段使いに嬉しい価格です。

DSC04127

お寿司屋さんの居抜き?みたいな冷蔵ショーケースがあったり、随所に手作り感がある店内。ですが、それが逆に気軽に立ち寄れて明るい雰囲気になっているように思います。

埼京線は、池袋・十条・赤羽と飲み屋街が多く、板橋はちょっぴり影が薄かったですが最近の快進撃は注目です。

ごちそうさま。

スポンサーリンク

この記事はあなたのお役に立てましたか?

この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
ブログランキングへ応援ボタンからの投票を1日一回いただけると嬉しいです。

にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

君想ふ暮らし
03-3961-3743
東京都板橋区板橋1-48-1
17:00~24:00(土日は16:00~)
予算2,800円