荻窪「いちべえ」 日本酒好き必見、銘酒を愛でる店

荻窪「いちべえ」 日本酒好き必見、銘酒を愛でる店

DSC03889

荻窪に日本酒の楽園あり。そこには、いま話題の銘柄も、昔から気になっていたあの銘柄も。日本酒が好きと感じる全ての人を満足させる強力なラインアップを誇る居酒屋です。その名は「いちべえ」。

荻窪駅から徒歩2分の場所。ビルの外観からは日本酒の老舗があるとは感じさせないのですが、いざ入り口まで来るとひこはとてつもない銘店オーラが漂っています。

日本酒の品揃えは常時150種類以上!手に入りにくい幻の◯◯だって普通に品書きに載っているかも!昨今、日本酒に力を入れている新進気鋭のお店はたくさんありますが、やはり長年やっているお店はパワーが違います。

DSC03860

入り口で靴を脱いであがり、板間のカウンターや座敷で飲む感じ。旅館で食事をいただくような、なんだかホッとする空間が広がっています。日本酒は1合800円前後。置いているお酒のクラスから考えると十分にお得感があります。

DSC03853

日本酒の前には、やっぱりビールでしょう!味に厳しいご主人が「美味しい」と太鼓判を押す銘柄はサッポロ黒ラベル。毎日徹底的に磨き上げて、常に最高な状態での提供をこだわられているとのこと。

本当に美しい~。それでは乾杯です!

DSC03856

ビールとあわせてぜひ楽しみたいおつまみは「いちべえ焼き」(500円)。じゃがいもとコンビーフにたっぷりのチーズを載せてオーブンで焼き上げたもの。

DSC03864

とろっとろのチーズはどこまでも伸びてきます。じゃがいもとコンビーフの適度な比率がよくて、味は濃すぎずとにかく箸が進みます。ビールとの相性がよいのは言うまでもありませんが、これが結構日本酒と合わせられるんです。味の濃い山廃仕込みとか、純米のお燗なんかでも濃い味同士で調和がとれるんです。

DSC03859

ほっとするポテサラもいきましょう。日本酒とポテサラを合わせること、私には日常なのですが、やっぱり常識で考えると「うーん」ですよね。たしかに、日本酒の味を実直に楽しむならば塩辛や畳鰯などがよいのかもしれませんが、居酒屋で飲むならばこれくらい肩の力を抜いた組み合わせのほうがいいんじゃないかなと思います。

ポテサラに日本酒、全然ありでしょ♪

DSC03868

3月は蛤が旬。ぜひともいただきましょう。おおぶりで旨みたっぷり、蛤は大好物なんです。

DSC03869

それでは、蛤にあう日本酒を考えてみましょう。気になる銘柄揃いですが、そうですねー、新亀の純米なんてどうですか。すっと流れるような味でも香りが特別いいものでもないのですが、この野暮ったさが美味しいと感じる魔法のお酒。

DSC03871

注文をお願いしてからあっという間に一升瓶を抱えてきたお姉さん。150種類以上あるのにすぐに見つけられるのは職人技。

DSC03874

一合入る利き猪口でいただくのが「いちべえ」の飲み方。新亀は流通があまり多くないので飲食店でみかける機会は少ないですが、ずっしりとした系統のなかでは一番のお気に入りです。

たっぷりの和らぎ水がお願いしなくても出てくるのが嬉しいですね。

DSC03872

一升瓶の新亀と蛤。この眺めを肴にお酒が飲めそうです。

DSC03878

酸味の効いたママカリは、日本酒で少しまったりとした味覚をリフレッシュしてくれます。あらためて飲み始める日本酒はまた新鮮な感覚で美味しい。

DSC03885

山間の中採り無濾過…たまりませんねー。

DSC03880

皆さまお好きな銘柄、飲んでみたいものは見つかりましたか?

DSC03886

大型の冷蔵ケースにずらりと並ぶ日本酒はまさに圧巻。

DSC03884

焼酎も手抜きなし。兼八や森伊蔵だって当たり前のように置いています。長年の酒造や酒屋との関係がなせる業でしょう。

DSC03881

掛け軸ならぬ、額縁に入ったラベルたち。まさにお酒の聖地たる風格。

DSC03882

日本酒好きならば一度は飲みにいってみてください。きっと楽しめます。まるで名旅館に泊まったかのような心地よさを感じながら、ごちそうさま。

 

スポンサーリンク

この記事はあなたのお役に立てましたか?

この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
ブログランキングへ応援ボタンからの投票を1日一回いただけると嬉しいです。

にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

いちべえ
03-3220-2952
東京都杉並区上荻1-13-3 第一小河原ビル 3F
17:00~23:45(日定休)
予算4,000円