上野と湯島の間、かつて黒門町と呼ばれた風情ある路地裏に店を構える『みやら製麺』。自家製麺の八重山そばが評判の専門店です。食事処としての人気はもちろん、実は昼飲みや、気軽な酒場利用にもぴったり。お昼からオリオンビールの樽生が飲めるので、ピークタイムをずらせば十分昼飲み利用も可能。今回は骨だらけのおもしろい沖縄そばをツマミに飲んできました。
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石垣島出身店主が開いた自家製麺所

東京メトロ湯島駅から歩いてすぐ、上野広小路駅や御徒町駅からも徒歩圏内の上野1丁目。落語好きや昔からこの地で暮らす人の間では「黒門町」の旧町名のほうが一般的かも知れません。
あまり沖縄との関連性は感じられない地域ですが、ここは2018年の移転オープン以来、数多の沖縄料理ファンをとりこにしてきた人気店があります。

『みやら製麺』は、2015年に神田小川町で創業し、2018年に現在の場所へ移転。店構えは沖縄というより、下町の商店建築です。

店主さんは、沖縄の離島、石垣島の生まれ。東京では故郷と同じような麺が手に入りづらかったこともあり、店内に製麺機を置き、自ら粉を打つことにしたそう。

店内はカウンターとテーブルを合わせて15席ほど。昼時は近隣の会社員で賑わいますが、13時半を過ぎると落ち着いた空気に。券売機には本格的な沖縄料理が並び、夜は泡盛やシークヮーサーサワーにおつまみを合わせる酒場として重宝します。なんだか緩い沖縄らしいムード。これはもう飲むしかありません。
旨味たっぷりの「だし骨そば」を肴に乾杯
今回はお昼のピークを過ぎた頃に訪問し、入り口の食券機で「だし骨そば(900円)」と「オリオン生ビール(650円)」を選びました。
樽生オリオンビールで喉を潤す

席に着き、まずは冷えた樽生のオリオンビールで喉を潤します。沖縄の温暖な気候に合わせて造られたビールは、軽快な喉越しとすっきりとした苦味が特徴。東京のまん真ん中にいながら、南国の風を感じるような爽快感に包まれます。
夜には「オリオンビールと枝豆セット(900円)」や「おつまみソーキ(580円)」なども用意され、本格的な飲み屋使いにも対応しています。
ボリュームたっぷり、肉付きの良い「だし骨そば」

ビールのお供に選んだのは、沖縄そばの出汁を取るために使われた豚骨を豪快に盛り付けた「だし骨そば」です。

山盛りにされた骨の周りには、とろとろに煮込まれた肉がたっぷりと付いています。

箸で簡単にほぐれるほど柔らかく、ぷるぷるとしたゼラチン質の食感がビールと見事な相性を発揮。
豚骨ベースに鰹出汁、そして隠し味の鶏ガラを加えた透明感のあるスープは、あっさりとしつつも奥深い旨味が広がります。
自家製の丸麺と島胡椒の香り

自慢の自家製麺は、卵を使わず小麦粉だけで打たれた八重山地方特有の丸麺。
注文が入ってから茹で上げ、油を絡める油どめの工程を済ませた麺は、独特の歯切れの良さが魅力です。卓上に用意された石垣島特産の島こしょう「ヒバーチ」を振りかければ、シナモンのような甘い香りとスパイシーさがプラス。

さらに、島唐辛子を泡盛に漬け込んだ「コーレーグース」を数滴垂らし、ピリッとした辛味で味の変化を楽しみながら、最後の一口まで美味しくいただきました。
毎日食べ飽きない素朴な味と穏やかな時間
お昼の食事処として重宝するのはもちろん、お昼下がりの静かな時間帯から、沖縄の酒場気分を味わえる使い勝手の良さも魅力です。湯島と御徒町の間にひっそりと佇む穴場のお店。
夜の利用でしたら、クイックに飲んでいける家庭的で手頃な沖縄飲み屋さんという認識でもよいかと思います。美味しい沖縄そば(750円~)やおつまみソーキ(580円)と、泡盛(600円)・オリオンビールを求めて訪ねてみてはいかがでしょう。
| 店名 | 八重山そば みやら製麺 |
| 住所 | 東京都台東区上野1丁目2−8 |
| 営業時間 | 11時30分~15時00分 17時00分~20時00分 日祝定休 |
| 創業 | 2018年7月9日 |
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