天神エリアの屋台の中では南側。創業40年近い老舗屋台の『鬼多郎』は毎夜賑わう店ですが、お客さんのほとんどが地元の人。常連さんも多く、会社帰りに一杯ひっかける人々が集う、古き良き屋台の風情が魅力です。
(タイアップ/オエノングループ 合同酒精株式会社)
一体感が屋台の魅力
日中は開けた歩道だった一画に、どこからともなく屋台が集まり、日暮れとともにポツリ、またポツリと明かりを灯していく。
なんでもない大通りが、まるで何十年と続く横丁のような姿に変わる。
ひとつひとつの屋台は4畳半ほど。店主やお客さん同士の距離が近く、気づけば一期一会の会話で盛り上がっていた。
屋台がほとんどなくなった東京で育った筆者には、まるで夢をみているかのような気分です。
天神周辺には、いくつか『鬼多郎』を名乗る屋台や居酒屋がありますが、その原点となる店がここ『鬼多郎 渡辺通店』。老舗屋台ならではのどっしりとした安心感があります。
餃子、おでん、ラーメンといった屋台の定番グルメに加え、店主の川上さん考案のオリジナル料理も人気です。
品書き
- 瓶チューレモン:500円
- 本格焼酎 博多の華 三年貯蔵:350円~
- なすと明太子炒め:550円
- なすのマスター炒め:400円
- タコス風春巻き:450円
- 豚足キムチ炒め:550円
- チーズオムレツ:500円
一番人気の飲み物は「瓶チュー」
天神の屋台では、長年瓶詰めのチューハイ「瓶チュー」が親しまれてきました。ここ『鬼多郎 渡辺通店』でも、常連さんは瓶チューから始めていました。
瓶チューは瓶詰だからできる強炭酸が魅力です。弾ける飲み心地と、オレンジ浸漬蒸留酒を少量加えたバランスのよい酸味・甘味が楽しめます。保温マグにそっと注ぎ、それでは乾杯!
お店はお二人で切り盛りされています。コの字に配された椅子はすでに常連さんでいっぱい。まずは、すぐに食べられるおでんをもらってタイミングをとりたいと思います。
さて、福岡の屋台おでんといえば、「餃子巻き」は外せません。餃子とおでんが定番の福岡屋台ならではの融合です。大きく口を開けて頬張ると、モチモチの蒲鉾の中から、具だくんさんでジューシーな餃子餡が飛び出してきます。
一見すると欧風料理の温菜のような料理、これが鬼多郎のオリジナル料理「なすと明太子炒め」です。たっぷりの明太子をナスやトマトと一緒に豪快に炒めたもの。野菜たっぷりなのに明太子の旨味でお酒が進みます。
注文を受けてから包む餃子も人気。わずかなスペースなのに、これだけ多くの料理をスピーディーに仕上げていく。そんな手際の良さを眺めつつ飲むお酒は、いつも以上に美味しいです。
ごちそうさま
天神エリアを代表する老舗屋台のひとつ『鬼多郎渡辺通店』。地元の人が通う理由がわかる料理の美味しさと人情がありました。天神屋台が初めてという方にもおすすめの一軒です。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ タイアップ/オエノングループ 合同酒精株式会社)
店名 | 屋台 鬼多郎 渡辺通店 |
場所 | 福岡市中央区渡辺通4丁目6-2 パーキング303前 |
営業時間 | 営業時間 18:00頃~翌2:00 定休日 日曜日 |
創業 | もうすぐ40年 |