尻手はもしかしたらJR川崎駅周辺よりも飲兵衛にやさしい街かもしれません。
もちろん、あちらには老舗の人気酒場「丸大ホール」がありますので、それだけでも飲みに行く価値はあるのですが、尻手はお財布に優しく梯子酒をするのにはちょうどいいお店が多い!
酒屋さん、焼き鳥屋さんなど店頭で飲むシリーズもいいですが、ちょっと落ち着いて食べたいときはここ「酔舎」。
カウンターがやや大きな立ち飲み屋さん。L字カウンターで20人ちょっとは立ち飲めるのかな。
外観は新橋にありそうな昔ながらのもつ焼屋風ですが、お店の歴史はまだこれから。それでも、ご主人の酒場愛や料理の腕はしっかりとしたものがあり、街の飲兵衛を惹きつけています。
こういうお店にはサッポロラガーがよく似合います。
ガツンとはこないけれど、サッポロらしいまろやかな味は毎日何本飲んでも飲み飽きしません。
乾杯!
もつ焼屋さんですので、そういうメニューが多く揃いますが、一番人気は丸干しイカなのだそう。なんとも強者の飲兵衛がいそうな人気ナンバーワンの名前(笑)
シロとカシラと正肉(鶏)の3種類だけの串物は、かなり絞っている感じがしますが、時間帯によってはお一人でお店を回しているようですし、なにより自信のある三種ならば、それで文句はありません。
ポテサ…あ、いつもポテトサラダばかり食べていますので今日はマカロニサラダを。黒胡椒がアクセントでしっかりマヨネーズが美味しい。昔自宅で作ったあの味です。
もつ焼はいつも味付けはおまかせしています。本日はシロはタレででてきました。プリっとした食感が心地いい。
クエン酸サワ―に切り替えて、のんびりといい時間。
酎ハイ類が270円なのはなかなか嬉しいですね。立ち飲み屋さんらしい良心価格は毎日通うような常連さんの強い味方です。
となりの常連さんの会話では、煮込みとネギチャシューも美味しいそうです。今回は食べいませんが、次回のおたのしみ。
カシラと鶏もできました。辛味噌が付いていますね。カシラはやっぱりこのピリカラにんにく味噌がよく合います。
赤星をお代わりしつつ、熱々でジューシーな焼きとんをほうばり、その余韻に赤星をあてていけば満足間違いなし。
ハイボールはニッカとトリス、日本酒は500円前後ですが吉乃川や菊水など新潟のお酒が揃います。焼きそば、野菜天など日替わりメニューもいろいろ。料理はどれも300円前後。料理も美味しいですし接客もいい。なるほど、これはご近所さんが集まるわけです。
訪問時は開店直後の17時でしたがお店はすでに常連さん3人がすいすいと飲んでいます。
そして、驚いたのは偶然かもしれませんが女性客のほうが多いこと。OL風のお姉さんからおばさままで楽しそうに飲んでいます。
こういう酒場、いいよね!
お近くの方、一度は尻手に飲みに行ってみて。きっと楽しいです。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/なゆ)
酔舎
神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14 MYビル 1F
16:00~23:00(日定休)
予算1,500円
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