こんにちは。
お酒好きの方ならば、鮮度のいいお刺身をおつまみに日本酒をきゅっと飲みたいですよね。
肴(さかな)という名前は、魚をおつまみにしていたことからついた名前ですから、日本人はそれだけ魚とお酒の組み合わせが昔から当たり前だったということでしょう。
魚河岸料理を食べるのならばついつい新橋・築地へ足を運びがちですが、海から離れた場所にだって銘店はあるんです。
田端は鉄道の拠点として、あちこちJRの線路や車庫、社屋が立ち並んでいますが、飲み屋街はというといまいちぱっとしないイメージでしょう?
飲みに行くのにわざわざ田端で降りる価値があるのかと聞かれたら、「ある」と答えます。だって、この初恋屋があるから♪
駅から徒歩2分。駅前交番の向かい側、あまり目立たない外観ですが、入ってみると毎日満席の人気ぶり。ここで外れると別のお店にいくのに時間がかかりますので、予約していくことをおすすめします。
いらっしゃいっ!まいどね。
赤星?
はい、赤星でお願いします。
瓶ビールは普通に頼むだけでは黒ラベルがでてきます。
赤星が飲みたいときは「赤星」と伝えてね♪
私は”赤星の人”と思われています(笑
乾杯!
おつまみには、すぐに出てくるボリュームたっぷりの人気メニュー「ぶりあら大根」です。味付けは甘さ控えめで関西風になっています。
たっぷりありますが、これで300円。毎日飲み歩く飲兵衛の味方です。
お刺身も300円から並んでいます。その日その日の市場の入りにあわせて旬の魚がでてきます。
この時期はヤリイカ、寒ブリ、そしてウニがよく登場します。
ここのウニはいつも最高です。とろーっとしていて深くしっかりした旨味。これにはお酒でしょう!
地酒が揃っていますが、定番のお酒も福島県会津のお酒「奥の松」ですから、定番酒を一度は頼んでほしいなー。
季節によっては樽酒や吟醸酒が入っていることもあり、毎回違うものが楽しめるのも嬉しいです。
この日は樽酒奥の松がありました。うん、杉の香りが爽やか♪
初恋屋はまぐろ料理が豊富なお店。巨大なまぐろカマ焼きが看板メニューになっているほど。
お刺身でもまぐろカツにしても、そして葱間鍋を頼んでも楽しいです。
葱間鍋は江戸時代に生まれた脂が多すぎて生では食べられなかった部位を美味しく食べるために誕生した料理です。
ネギがマグロの脂を中和してとても食べやすくなり、ネギにはマグロの旨味がはいることでさらに旨味が増します。
これが冬のいま、絶対食べておきたい一品です。
これで半人前480円。リーズナブルでしょう♪
牡蠣もここで食べると新鮮で盛りが良くて、もちろんリーズナブル。
このお店に来れば、お魚をお腹いっぱいになるまでお財布の心配なく楽しめます。
お店はご夫婦が元気に明るく接客されていて、美味しいお魚をしっかり食べていってねという気持ちがとても伝わってきます。
日本酒やビールが続くとちょっと味を変えたくなりますよね。
ここのチューハイは、西口やきとんさんのようなレモンハイボールがあります。強炭酸、アルコールは平均的ですが、炭酸の力と酸味で口の中はとてもスッキリ。
日替わりメニューがとても多くて、毎日通っても飽きの来ない料理の数々。
頑固そうな表情でもくもくと料理を作るご主人とフロアの注文をひとりでまわす笑顔が素敵な奥様。良い魚料理で喜んで欲しいという熱意にいつも感動します。
実はいまのご主人は、先代がやっていたころの初恋屋さんの常連さん。お店を閉めるとなったときに立ち上がり後を継いだという方。だからこそ、このお店をずっと続けていきたいという思いが原動力になっているのでしょうね!
去年の秋ごろ、店内をリニューアル。お世辞にも大きいとはいえないお店ですが、改装で居心地UP!
お酒や料理も充実してますます素敵になった初恋屋。
これからも応援します☆彡
ごちそうさま。
初恋屋
03-3800-8278
東京都北区東田端1-12-1
17:00~23:00くらい(日祝定休)