破竹の勢いで出店を続ける首都圏の人気低価格居酒屋「ほていちゃん」の最新店舗が、渋谷新南口にオープンしました。再開発が進む渋谷川沿い・旧東急東横線跡地エリアは、今後も居酒屋の顔ぶれに変化がありそうで楽しみなエリアです。
目次
JRのターミナル駅にほていちゃん、あり
新小岩に1号店をオープンしたほていちゃん。その後上野のいわゆるアメ横飲み屋街の出店し一気に話題の酒場となりました。立ち飲み利用でサッポロラガーの大瓶が410円だったり、期間限定で驚くほど安いサービス品を提供したり、多くの酒場好きを惹きつけました。
その後も拡大を続け、八王子、立川、吉祥寺、新宿、有楽町、池袋、松戸、柏、船橋、川崎、横浜と増やしていきました。また、ベッドタウン向けの業態として「さんたろう」を成城学園前に出店。詳しくは「さんたろう」の記事をご覧ください。
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渋谷には、2021年4月に渋谷道玄坂店として進出。一頭立地の路面店ということもあり、連日大盛況の人気店になりました。
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ただ、どうしても混雑するお店は避けたい傾向にある昨今ですから、道玄坂店に続く渋谷2店舗目の出店が嬉しいという方も多いのではないかと思います。二店舗目は新南口すぐ。渋谷ストリームを通れば渋谷駅東口広場からも割と近いです。
店内に大きく描かれた富士山。今年オープンした同店で取り入れられている銭湯をモチーフにしたデザインです。
店内は明るくライトなデザイン。低価格店ながらテーブル間の距離には比較的余裕があります。開口部が広く、奥行きはほどほど。席数はそれほどありませんが、入れれば丁度いい大きさという印象です。
おすすめの飲み物・食べ物
品書きに関しては他のほていちゃんと概ね同じ内容となっています。立ち飲み限定のサービス価格、瓶ビール大瓶が410円。これが最もお得感を感じるお酒でしょう。再開発が進む渋谷は古くからの立ち飲みもだいぶ少なくなり、大瓶を気軽に飲める酒場は貴重になりました。これからは同店のような新進気鋭がそのニーズに応えていくことになりそうです。
また、コンビニエンスな店舗ながらも大衆酒場に求める要素は多数取り入れられています。酎ハイ類は度数をあえて高めにしており、ホッピーを頼めばそのナカの多さを実感します。また、写真のようにメガサイズのジョッキがあり、2倍の値段で約2.5倍が注がれます。ビールや酎ハイなどをたっぷり満喫すれば、手軽に利用できるビヤホールといったところです。※お酒は適量で。
お酒のメニューは、サッポロ生ビール(473円)、デュワーズハイボール(363円)、プレーンハイ(319円)、抹茶ハイ(363円)、パンチレモンサワー(363円)、豆乳ハイ(396円)、ホッピーセット(白・黒418円)、バイスサワー(396円)、清酒副将軍(429円)など。
自慢の牛煮込み(418円)
店でてづくりする煮込み。豚モツではなく牛煮込み。濃いめの味付けがビールを誘います。
鉄板ソーセージ焼(6本200円)
食品取引先を応援する意味も込めて、6本200円という低価格で目玉商品となっているソーセージ。
季節商品は差し込みメニューで。まるごと!生すだちサワー(396円)
定番メニューのほか、仕入れ次第で銘柄鶏をつかった手羽素揚げ(319円)や季節料理のきのこ3種盛り(319円)など、差し込みメニューは個性があって面白いです。酎ハイも、いまの季節は生すだちサワーがあります。
ごま塩きゅうり(209円)とうずら味玉(253円)
軽くゼロ軒目なら、こういう小鉢が嬉しいですね。
豚串カツ(209円)
成城学園前のさんたろうから加わった富士高原豚の串カツ。食べごたえのあるブロック肉を使った満足感の高い一品です。
いかゲソ天盛り(286円)
そうそう、こういうのがいいんですよね。ウイスキー・ハイボールと相性がイイです。注文を受けるたびに生のゲソから揚げています。
牛タン刺し(429円)
低温調理ならではのしっとりジューシーとした仕上がり。旨味がつまった牛タン刺しはメニュー改定の多い同店の中ではロングセラーです。
このように程よい値段で気軽に、一人でもグループでも利用できる明るい現代版酒場「ほていちゃん」。土日や祝日は午後1時から営業しています。ファーストフードへ行く感覚に近いかもしれません。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | ほていちゃん 渋谷新南口店 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷3丁目28−7 青ビル |
営業時間 | 15:00~23:00(土日祝は13:00~23:00・無休) |
開業年 | 2021年 |