練馬「タイ風立呑 福道(ひょうたん)」 東京の立ち飲みは無限の可能性

練馬「タイ風立呑 福道(ひょうたん)」 東京の立ち飲みは無限の可能性

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西武池袋線の練馬駅の南口はそこそこ大きくて賑わう飲み屋街があります。戦後すぐから続くもつ焼き店やこの街にこんなお店が?と驚かされるオーセンティックバーなどその種類は様々。チェーン店も多数展開していますが個人店も負けていません。だからこそ、この街には特に目的もなくふらりと立ち寄って梯子酒がしたくなるんです。

さて、そんな練馬に飲み屋というジャンルの多様性というか、未来というか、固定概念にとらわれない無限の可能性を感じさせてくれる立ち飲み屋があります。それが「立ち呑み福道」です。なんと立ち呑みのタイ料理屋。普通立ち呑みといえば魚や焼鳥をちょこちょこっと食べてビールやホッピーからのチュウハイという感じじゃないですか。立ち呑みバルで西洋料理をつまみにワインを飲むお店も最近は非常に多いですが、タイの立ち呑みなんて超珍しいと思いません?

王道の居酒屋があり、王道の立ち呑みがあり、それでも飽き足らず次の何かを求めてしまう飲兵衛が多い東京だからこその立ち呑みかな、などと考えたり…って、ぐだぐだ言ってないでさっさと入りなさいよって言われそう(笑)

ということで、今日はタイ料理で乾杯しましょう。

 

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奥に10人位のテーブル席、手前はカウンターの立ち呑みコーナーであまり大きなお店ではありません。そのためピーク時は店の外にまではみ出しそうな勢いで満員電車バリのぎゅうぎゅう詰めになることも。でも、それがまたなんだか楽しい。こういう雰囲気で飲むのが好きかどうかは好みが分かれるところとは思いますが、私は見知らぬ人たちとあーだこーだと飲むのが好きなのでこの感じは素晴らしい。

常連さんに場所を譲ってもらいつつ中へ。では注文しましょう。

 

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ここのビールはサッポロ黒ラベル。え、タイだから象のマークのシンハーとかじゃないの?なんて思うでしょ。いやいや、ドリンクは基本に忠実、だって立ち飲みですから。料理がタイなのであって、根幹にあるのは「立ち飲み屋」。

よーく冷えたジョッキで乾杯です!うんうん、変わらない美味しさ。

 

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そのかわりおつまみは本格的なタイ料理です。カウンターの大皿に並ぶ料理や店の名物料理などあれこれ選んでいただきます。パクチーとシナモンに唐辛子、あの味が口いっぱいに広がります。

 

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ノンガイチューシーは手羽元のカレー煮。ここにきたら必ず食べたいおつまみの定番。立ち飲みで豪快に手でもってかぶりつきます。ピリっとした味に鶏の旨味がまざって最高のおつまみです。みんなでワイワイ飲んでいるので、隣のお客さんから「今日はなす炒めが美味しいよ」など教えてくれるが嬉しいです。

 

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ドリンクはビールから豆乳ハイに。常連さんはホッピーを頼まれる方が多め。ベースの甲類焼酎はみんな大好きのキンミヤ焼酎が使われています。ほかにもドリンク色々。プーケットビールやシンハーにメコンウィスキーなどもちろんご当地系はひと通りそろっていますが、タイ料理がおつまみだとしても飲み物は変わらず毎日の晩酌のお供を選ぶ一ばかり。

グリーンカレーやカオマンガイなどのご飯物もありますので、気になる方は覗いてみてはいかがでしょう。ビール380円など全体的にとってもリーズナブルですからハマれば毎日通っちゃうかも?

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

タイ風立呑 福道
03-3992-0406
東京都練馬区豊玉北5-22-15
11:30~15:00/17:00~24:00(第2・3日定休)
予算2,000円