京急電鉄の八丁畷駅から少しの場所にある「福来屋」は、マンションと一体化していますが、昔から続く酒屋で、小売の売り場と独立した立ち飲みスペースもあります。
入り口は狭く、隠れ家的な雰囲気があります。店内は明るく、周囲も川崎の怪しいネオン街から少し離れているため、女性のお一人様でも入りやすい雰囲気です。
それでは乾杯!
こちらのお店は、一般的な角打ちよりもおつまみが充実しており、缶詰や乾き物だけでなく豚汁や焼き魚、チャーシューや塩辛など、バリエーション豊富なメニューが用意されています。角打ちというよりは、ちょっとした立ち飲み屋と言えるでしょう。どれも200円程度と驚くほどリーズナブルで、大人の駄菓子屋のような雰囲気です。
お酒も角打ち価格で大びんが400円、日本盛が240円、ホッピーもセットで260円というお酒をたくさん飲む人にとってはほんとうに有り難い価格。
お客さんはいかにも川崎といった感じ。テレビには競馬競輪が流れていて、それをぼーっと眺めている野球帽姿のお父さんたちがいい味を出しています。地元の人が多いようですが、皆さん常連で顔なじみのよう。私もお話に混ぜてもらいながら、お酒を進めます。
ごちそうさま
こちらのお店は女将さんが中心になって切り盛りされており、店内はお花の装飾などがあって明るい雰囲気です。禁煙というのも珍しく、皆さんが落ち着いてコップ酒を楽しんでいる様子が印象的でした。仕事が帰りの人や買い物ついでの方、若いカップルまでたくさんのお客さんに利用されています。
近くの角打ち
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 福来屋酒店 |
住所 | 神奈川県川崎市川崎区日進町18-2 RAMSESMER 1F |
営業時間 | 8:00~18:30(木定休) |