1973年、浅草橋駅の西口ガード下で創業。連日サラリーマンでごった返す浅草橋の大衆酒場の代表的な存在の「西口やきとん」がなんと御徒町に出店。
もともと大衆寿司店があった場所を改装し、40年以上続く西口やきとんの「新鮮」「安い」そして煙もくもくの活気ある雰囲気そのままに登場。浅草橋よりもアクセスし易いという方も多そうな御徒町で、老舗もつ焼きの新たな歴史が始まります。
オープンは2017年12月13日ですが、プレオープンのタイミングで一足お先に取材してきました。外装工事中にも関わらずもう店先まで溢れんばかりの賑わい。西口やきとんの常連さんがお祝いに駆けつけています。
奥に椅子席、入ってすぐは立ち飲みという配置も本店と同じ。上のフロアもあるので結構な大きさです。テーブルで座って飲むのも良いけれど、やっぱり焼台の前でもつ焼きの煙を全身で浴びるほうが西口らしさ。
ビールは各店と同じく地元企業のアサヒビール。中生で400円。メガサイズも用意されています。東京2020オリンピックロゴ入りの新型男気ジョッキでドーンと楽しめます。
西口やきとんのドリンクといえばスーパードライと並んで乾杯の定番はレモンハイボール。独特な酸味の効いた酎ハイはクセになる美味しさ。ニットクのマルチディスペンサーがフル回転でオーダーに応え注がれます。ベースの焼酎は江井ヶ嶋酒造の甲類・SS白玉焼酎25度。
では乾杯!
もつ焼きは変わらず1本100円から豚、鶏、牛と種類豊富。悩むところですが、数多のノンベエが太鼓判をおすレバやシロは必ず頼みたい。
名物の皿ナンコツは初めて食べたときに衝撃を受けるとろとろ具合。あまく煮込まれていて、甘さと脂の旨味がレモンハイボールを強烈に誘います。
酢もつポン酢や純レバなど、西口やきとんの常連さんは皆さん「これ」というお気に入りがあると聞きます。
基本のおつまみ色々。150円のきゅうりが旨味調味料がバシっと決まっていて大好き。
みんな大好き純レバ。ぷりっとした食感とねっとり広がるコクがクセになります。
標準的なお店よりダイナミックな串。鮮度は言うまでもなく素晴らしく、さらっとした甘めのタレとジューシーな肉汁で口の中が幸せに。スタミナがつきそうなパワーある串なのに、いつも以上に食べられるから不思議です。
サイコロステーキは懐かしのあの味。結構好き。
酎ハイはお店オリジナルでつくるお茶割りもおすすめ。口の中の脂を流してくれて次のもう一本が食べたくなります。なんとなく健康良さそうですしね(笑)
後半で味を変えたくなったらポッカサッポロの沖縄パインサワー。ちゃんと沖縄県産のパインが使われている爽やかな味です。
上野駅、湯島駅、仲御徒町からも近いアクセス抜群の御徒町西口やきとん。ちなみに御徒町駅には西口はありませんので北口が最寄りの出口です。
飲みたいお店が山ほどある上野・御徒町。またひとつ、通いたいお店が増えました。正午から営業で昼酒にもぴったり。
オープンおめでとうございます。ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
御徒町西口やきとん
03-3834-2192
東京都台東区上野4-2-10
12:00~
オープンは2017年12月13日