青物横丁『そば切り うちば』ここは”飲める路麺店” 澤乃井の蕎麦前からトロトロ肉そばまで魅力的

青物横丁『そば切り うちば』ここは”飲める路麺店” 澤乃井の蕎麦前からトロトロ肉そばまで魅力的

立ち食いそば店でありながら、本格的な手打ちそばが味わえると評判の店が青物横丁にあります。さらに、東京の地酒ワンカップで「蕎麦前」まで楽しめるというから、蕎麦前好きにはたまりません。わざわざ京急を途中下車してでも訪れたい一軒。今回は飲める立ち食いそば『そば切り うちば』をご紹介します。

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俳優から蕎麦職人へ。こだわりが詰まった小さな名店

京急線の青物横丁駅。旧東海道の面影が残る商店街の一角に、ひときわ人気のお店があります。2019年に開業した『そば切り うちば』は、瞬く間に人気”路麺店”になりました。

店内は7人も入ればいっぱいになるこぢんまりとした空間です。

驚くことに、ここはかつて青い看板でおなじみの大手立ち食いそばチェーンがあった場所。その跡地で個人店が人気になるというのは素敵な話です。一杯ずつ丁寧に手打ち・茹でたてのそばを提供するのがこだわり。

実は店主さん、前職は俳優として活動していたという異色の経歴の持ち主。老舗で数年にわたりみっちりと修業を積み、「手頃な価格で本物の手打ちそばを」という想いで立ち食いそばに挑戦されたそうです。

この日、訪ねたのは17時前。ちょうど仕込んでいた蕎麦がなくなってしまったタイミングのようで、一時閉店して蕎麦を打たれていました。注文を受けてから茹で始めるため、提供までは5分から10分ほど。この「待つ時間」こそが、美味しさへの期待を高めてくれます。

まずは澤乃井で、粋な「蕎麦前」を

澤乃井ワンカップ

日本酒ワンカップ 500円

立ち食いそば店ながら、ビール(サッポロ黒ラベル瓶ビール)に日本酒、焼酎と、お酒の用意があるのが嬉しいところ。券売機で「澤乃井ワンカップ」(500円)の食券を買い、まずは立ち飲みを楽しみます。

ちょっとした「板わさ」をだしてもらったのですが、これは無料のお通し。この心遣いがたまりません。

澤乃井は、東京・奥多摩の地酒。キリっとした辛口の純米酒が蕎麦の前にちょうどいい。お酒をちびりとやりながら、蕎麦が茹で上がるのを待つ。江戸時代の屋台から続く、粋な蕎麦屋酒の文化がここにあります。

主役の登場!どーんと肉が載った「冷やし肉そば」

冷やし肉そば 980円

蕎麦前で心地よくなったところで、いよいよ真打ちの登場。一番人気の「冷やし肉そば」(890円)は、その見た目のインパクトに誰もが驚くはず。

丼の半分を覆い尽くすほど大きな豚の三枚肉は、箸で持ち上げるだけでほろりと崩れるほど、とろとろに煮込まれています。甘辛く濃厚な煮汁が肉にしっかりと染み込み、これだけでお酒がもう一杯飲めてしまいそう。

そして、主役の蕎麦。店内の石臼で挽いたばかりのそば粉を使った二八蕎麦は、香りがとにかく豊か。あえて太めに切られた麺は、しっかりとしたコシと歯ごたえがあり、噛みしめるほどに穀物の甘みが口いっぱいに広がります。

この力強い蕎麦が濃厚な豚肉と甘辛いつゆをしっかりと受け止め、パワフルでありながら繊細なバランスも感じさせる一杯になっています。夢中で箸を進めてしまう、まさに主役級の一杯!

待ってでも食べたい、唯一無二の立ち食いそば

天ぷらそば 700円

「速い、安い」が当たり前の立ち食いそばの世界で、挽きたて、打ち立て、茹でたての「品質」という新たな価値を提示してくれる『うちば』。 店主のこだわりが詰まった手打ちそばと、立ち飲み好きの心をくすぐる蕎麦前。

青物横丁、品川シーサイドが最寄り。お近くへお越しの際は、ぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょう。

店舗詳細

メニュー
  • 瓶ビール・日本酒・蕎麦焼酎 各500円
  • もりそば・かけそば 520円
店名そば切り うちば
住所東京都品川区東品川3丁目27−24
営業時間9時30分~20時45分
土日は14:45まで
※麺の在庫がなくなると17時前まで仕込み時間となることがあります
創業2019年2月9日