恵比寿「MUSIC BAR ベルカナ」 再生と成長、ビールの街の変化を味わう


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サッポロビールのビール工場の跡地を再開発することで1994年に生まれた恵比寿ガーデンプレイス。東京の都市部の再開発のはしりとして、開業当初から常に話題にのぼる地域です。ガーデンプレイスだけでなく、恵比寿という街そのものの魅力もあって、いまは落ち着いたお酒の似合う施設としてポジショニングができているように思います。

そんなガーデンプレイスにこの秋オープンした新エリア「ブリックンド」。東京都写真美術館とJR山手線の間に位置するブリックエンドは、5店舗の個性的な飲食店が並ぶちょっとした「横丁」です。大衆酒場や横丁というキーワードが再び注目されている中、お酒の似合うガーデンプレイスも、個性的な空間を生み出しました。

 

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そのブリックエンドにあるバーが「ミュージックバー ベルカナ」です。品川駅構内でビヤカフェ「タミルズ」を運営する会社が始めたバーで、鉄道繋がりでこちらは素敵なトレインビューのお店です。

ミュージックバーの名の通り、JAZZやCITY POPを中心としたレコードが流れる中でお酒を楽しみます。店名の「berkana」は再生と成長という意味を持つ言葉なのだそうです。

お店の立つ場所は1980年代まではビールの原料の着荷と、完成品のビールの発荷に使用されていた貨物駅があった場所。時代とともに変化していくという意味では、まさにベストマッチのようにも思えます。

 

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クラフトビールが多数つながる樽冷式のビールサーバーがアイコンとして店内に設置されています。いただくビールは栃木県の那須で醸造されている白穂乃香をチョイス。上面発酵酵母の無濾過ビールで乳白色の液色はいきた酵母がはいっている証。

フルーティーな甘さと酸味、ふくよかな味わいでゆっくり飲みたい味です。それでは乾杯。

 

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ブリックエンドは火を使った調理が施設の都合上扱えないということで、料理をつくるのも工夫したと話すマスター。材料にこだわった数量限定のパテをとろっとしたカラシにつけて口に含むと、お酒がますます飲みたくなります。

 

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洋酒が豊富に揃います。ガーデンプレイス内といっても、バカルディ社以外のものも一通り揃っていて、腕のよいベテランバーテンダーの技を様々味わいたい。

白穂乃香につづいてデュワーズのハイボールを。氷を入れない独特なスタイルで、キリっと感じる炭酸の刺激とデュワーズ特有の一般的なブレンデッドウイスキーよりもスモーキーな風味が心地いい。度数が強く、結構いい感じになってきます。

 

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バックバーに並ぶ大好きなアルコールを眺めつつ、数分間隔で行き交う山手線や湘南新宿ラインを借景として楽しむ。”飲み鉄”の私には最高の空間です。満員電車で帰る乗客を眺め、こっちはウィスキーを眺めちょっとした優越感を感じるかも?

 

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ベルカナでロングカクテルを飲むならば、オリジナルの「豪」をおすすめしたい。ベースはぜひ飲んでからのお楽しみとしたいのですが、デュワーズなどを使用したカクテルで、オンザロックで飲まないと「アースクエイク」級の度数で、飲みに自信がある人でないと難しい。ロックグラスでつくつてもらうと、これが実にまろやかでとろけるような味わいです。

豪の由来は、こちらのお店もご担当されている渋谷区恵比寿を含む大田区から杉並区までをカバーする、サッポロビール東京南支店長の名前から。

え、なんでそんなことを知っているかって?取材時、隣にご本人が居まして…

 

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あ、成田エクスプレス!

 

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トレインビューを楽しめる飲食店は多々あれど、これほど上質で大人の空間で、さりげなく楽しめるお店はあまり多くはないのではないでしょうか。

レコードと容量の大きなJBLのステレオスピーカーから流れる音色とお酒、都会的な雰囲気にどこか懐かしさも感じるバーです。恵比寿の界隈で程よく大人向けでカジュアルなバーをお探しの方はぜひ覗いてみてください。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)

 

MUSIC BAR berkana
03-6277-3786
東京都目黒区三田1-13-4 恵比寿ガーデンプレイス ブリックエンド
17:00~26:00(無休)
予算3,000円

※恵比寿ガーデンプレイス内に区境があり、複雑に入り組んでいるため、目黒区・渋谷区どちらのタグも便利上いれました。



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