蒲田駅周辺は、酒場好きにとって魅力あふれる街。その中でも『立ち鮨 あじ平亭』は、鮮度抜群の握りをリーズナブルに味わえる立ち食い鮨として評判です。赤身やコハダ、島ずしなど、丁寧な仕事ぶりが光るネタが揃い、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気も魅力。
気軽に寄れる蒲田の立ち食い鮨、コスパの良さが光る

蒲田といえば、都内でも指折りの“はしご酒”天国。
そんな街にふさわしく、立ち寄りやすい鮨店として人気なのが「立ち鮨 あじ平亭」です。駅からもほど近く、店の前を通ると立ち食い鮨らしい活気が伝わってきます。
横浜中央卸市場の売参権を持つ企業がはじめた寿司店です。

昨今、鮨といえば高級なイメージもありますが、このお店は違います。「しっかり飲んで食べて2~3,000円」という、普段着で楽しめる価格設定がとても嬉しいです。

こぢんまりとした店内、一人や二人で訪れるのに最適です。大人数のお客さんがいないので、居合わせたお客さんや店の人との距離感が近く、それも居心地の良さにつながっています。
職人技が光る「こはだ」と、味わい深い「赤身」

まず注目したいのが、分厚くスジのない真っ赤な赤身の握り。取材時は大間のマグロでした。
鮮度の良さは一目でわかり、1貫250円という値段ながら、丁寧に包丁が入り、ねっとりとした食感が楽しめます。

定番のコハダも見逃せません。しっかりと酢で〆た身はふっくら。

しんこのような小ぶりタイプとは違いますが、これぞ大衆寿司の満足感。1貫150円というのも驚きで、多くが必ず注文する一品です。

また、かにみそや島ずし、地たこなど、酒の肴にもぴったりな一皿が200円前後で揃います。島ずしは伊豆諸島名物で、醤油に漬け込んだ白身魚を握りにしたもの。東京でもこの価格で気軽に味わえる店は珍しく、鮨好きなら一度は体験したい逸品です。

こちらは「のりたま」。玉子焼きと酢飯を上下逆にして海苔で巻いた珍しい形状です。1貫なんと90円。厚切りの玉子が楽しく、思わず追加で頼みたくなる良心的なメニューです。
「お茶割り」と共に、次の一貫を

鮨には日本酒が定番ですが、ここ蒲田の雰囲気には手頃で美味しい「お茶割り(宝焼酎ベース)」がよく似合います。

さっと食べて、さっと飲む。そんな粋な楽しみ方ができる『立ち鮨 あじ平亭』。同店は、横浜からはじまり蒲田で複数の飲食店を展開する飲食企業オリエンタル物産の運営ですが、いまや蒲田の梯子酒文化において、中心的な役割を担う存在です。

価格は変動することもありますが、いまの時代にこれほど良心的で美味しい鮨を気軽に楽しめる店はそう多くありません。
店舗詳細
- アサヒスーパードライ生ビール:500円
- 酎ハイ:350円
- お茶ハイ:400円
- 純米辛口豪快:600円
- 正雪純米:880円
- のり玉:90円
- こはだ・ひも・浅利深川:150円
- 島ずし・かにみそ・真鯛・地たこ:900円
- 太刀魚・つぶ貝・いくら・中トロ・ほたて・あなご・カンパチ:300円
- 赤貝・とり貝・ホッキ貝:400円
- 大とろ・てっか巻・とろたく巻:500円
店名 | 立ち鮨 あじ平亭 |
住所 | 東京都大田区蒲田5-21-7 並木ビル 1F |
営業時間 | 18:00 – 23:00 月・日定休 |
創業 | 2021年 |