2010年、上野御徒町にワイン厨房「TAMAYA」というワインをメインにしたビストロができました。
その料理の質とワインの品揃えに多くの人が驚き、ファンになりました。
その後、八丁堀や大塚にもお店を開き、ワイン好きの間ではちょっとした有名店へなっていきます。
このサイトの読者の方もファンは多いのではないでしょうか。
そんなTAMAYAが念願の酒屋併設型のレストランをオープン。場所は根津という、アクセスでみればちょっと離れた場所に。町の歴史は非常に深く、谷根千なんて言われて東京の定番お散歩コースでもあり、飲み屋さんもイイお店が多いところ。またひとつ選択肢が増えました。
一階は酒のTAMAYAで、二階がレストラン。
2013年にできたお店で、ちょうどオープンから1年ほどたったころに訪問しました。
さすがTAMAYAさん、自店で消費するからでしょうか、酒屋のほうもかなりの品揃え。
レストランはカウンターとテーブル、個室の3種類。いつも予約でいっぱいで、2回転くらいする繁盛店。グループならテーブルですが、デートで使うなら断然カウンターです。
ワインのお店なのですが、やはり最初はビールでしょう♪
エビス、エビスブラック、ヒューガルデンの3種類の樽が入ります。私は珍しいヱビスプレミアムミックスを。専用タップから注ぎの段階でミックスされたハーフ&ハーフは、味がうまく混ざり合い、とてもまろやかになっています。美味しいビール同士組み合わせたのだから、美味しいに決まっている、なんて言われると、まぁそうなのですが(笑)
料理はさほどの種類は置いてくて、各カテゴリー4~6種ほど。一品目までのおつまみとして、ギリシャ風マリネを。コリアンダーが隠し味。盛りもキレイで、味付けも濃すぎずちょうどいい♪
ニース風サラダ(950円)はこのボリューム。しっかり食べごたえがあります。
ここのサラダは各店なにを頼んでもかなりの盛りになっていて、これだけで一日の野菜不足はあっという間に解消されそう。
ベーコン、卵、じゃがいもが入り、ジューシーな味付けがニース風。
ワインはニュアンスや料理にあわせるものを聞くといくつかチョイスしてくれます。グラスワイン(600円)もありますが、ここはやはりボトルで行きましょう。酒屋さんが併設なのでその品揃えは圧巻されます。ボトルで2,000円台からあるので、ビストロとしてもとても良心的。さすが酒屋さん。
牛ハラミロースト コニャックとプラムのソースで味付け。ゴンゴンゾーラのグラタンが添えられています。
このお店のシェフは、前職がホテル西洋銀座だった方だそうですが、かちかちのフレンチではなく、ラフなアレンジが結構好き。
仔羊の煮込み”ナヴァラン”クスクス スパイス風味、これはリピートしたいと強く思うひと品。
ターメリックがうまく個性をだしていて、全体的なバランスもとても好き。最後に中央のクスクスをソースとあえていただける二度美味しい料理。
濃厚なシラーズとあわせれば、絶対に笑みがこぼれます♪
料理はどれを頼んでもはずれなく、ワインの価格と味のバランスもとれていて、さすがTAMAYAだなぁーと感じる時間です。
本格的なフレンチでも、ラフすぎるビストロでもなく、その中間的なポジションのこのお店、照明や内装の感じも落ち着きがあり、大人のディナーに最適だと感じました。
わいわい飲むもよし、しっとり飲むもよし、こういうお店、お好きでしょ?
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見なゆ)
TAMAYA根津店
03-5834-8771
東京都文京区根津1-1-6
17:00~23:00(日祝定休)
予算5,000円