赤羽『吾作』昼飲みの楽園にある”町中華”で、赤星と五目ヤキソバ

赤羽『吾作』昼飲みの楽園にある”町中華”で、赤星と五目ヤキソバ

赤羽1番街の北端にある大衆中華『吾作』は、昼から飲みたい飲兵衛にとって頼れる味方です。営業時間は11時から22時まで。中休みはありません。ビールや酎ハイ、紹興酒はもちろんのこと、ボトルワインまで揃えており、「どうぞ飲んでください」というスタンスなのが嬉しい!

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店選びで悩んだら、とりあえず吾作で考える

外観

昼飲み好き、立ち飲み・センベロ店好きの聖地となっている東京都北区赤羽。角打ち由来の老舗立ち飲みや川魚が名物の大箱酒場など個性は揃いですが、週末ともなればどの店も混んでいます。それに、今日は有名店で忙しく飲むよりも、のんびりと下町的な風情の中で飲みたいなというときもあるものです。

そんなときに頼れる存在が、赤羽駅東口から岩渕方面に伸びる商店街「一番街」の北端にある『吾作』です。ここへたどり着くまでも酒場やバルが密集しており、どこへ吸い込まれてもいいわけですが、たどり着いた先に『吾作』があるという安心感は筆者にとっては大切です。

内観

今日もふらふらとどこで飲もうか歩いていたら、『吾作』へたどり着きました。窓が大きく外から店内がよく見える。中からも同様で、なんだか気分がいいです。

まだ16時だというのに、テーブルではボトルワインを飲む老夫婦や、焼酎で出来上がっている黒帯飲兵衛さんたちが楽しそうに笑っています。

赤い化粧板がいかにも昭和の大衆中華という雰囲気。雑然とした雰囲気ではあるものの厨房は食材が整然と並んでおり、店主さんとお手伝いの方が忙しく調理をしています。

長くやっている大衆中華はメニューを絞る傾向が一般的ですが、こちらはその逆で、飲兵衛のわがままを聞いて増やし続けてきたのだろうと思えるほど、つまみやお酒の種類が多いです。しかも、酒場における晩酌セット的な存在の「ビールセット」(1,530円)があり、ラーメン、餃子、ビールがついてきます。

赤いカウンターに赤星が似合う

サッポロラガービール(600円)

まずは、瓶ビールをもらいましょうか。銘柄はアサヒとサッポロが選べ、サッポロは嬉しい赤星ことサッポロラガービールです。トクトクとタンブラーを満たして、すっと一口。

五目ヤキソバ(1,000円)

にんにく、豆板醤たっぷりスタミナラーメンや、数日かけて煮込む店で仕込むチャーシューが名物です。薄皮で肉汁たっぷりの餃子と赤星を合わせるのもハズレません。ですが、今日の目的は1,000円と割りと高級な五目ヤキソバです。

『吾作』の五目ヤキソバは深い皿にこれでもかと五目餡が盛られてきます。家庭で食べる冷凍食品の五目ヤキソバの1.5~2倍はあるボリュームで、別料理といってもいいほど豪快です。

豚肉、うずら、きくらげ、白菜、ピーマン、にんじん、玉ねぎ、たけのこなど、具材は平凡です。ですが、味付けがいい。日本で成熟した大衆中華の味は、これくらいしっかり旨味があるべきだと思います。

油で揚げるように焼いた麺特有の、まだらにパリパリとした食感があるのも、五目ヤキソバの大事なポイントですね!

ごちそうさま

五目ヤキソバ餡が多くて、しっかり濃い味なので赤星が進みます。二杯目は樽詰の氷彩サワーにしましょうか、それともハイリキの瓶にしてみますか。ここは、軽く一杯のつもりでもしっかりと飲みたくなる町中華です。

店舗詳細

品書き

  • 樽生ビール サッポロ生ビール黒ラベル:530円
  • 瓶ビール アサヒスーパードライ・サッポロラガー:各600円
  • レモンサワー(氷彩):450円
  • ハイリキレモン瓶:450円
  • 日本酒 神聖:550円
  • 紹興酒 塔牌:550円
  • ボトルワイン:2,000円~
  • 五目ヤキソバ:1,000円
  • 五目チャーハン:980円
  • カツカレー:1,000円
  • 餃子:600円
  • 春巻き:600円
  • チャーシュー:700円
店名中華料理 吾作
住所東京都北区赤羽1-62-10
営業時間11:00~22:00
水曜日定休