上野『精養軒 風のビアガーデン』老舗の安定感!一度は行きたい不忍池を見下ろす絶景テラス

上野『精養軒 風のビアガーデン』老舗の安定感!一度は行きたい不忍池を見下ろす絶景テラス

2023年7月18日

今年の夏はどこのビアガーデンに行きますか?上野精養軒では、恒例の屋上ビアガーデンが営業が始まりました。眼下に広がる不忍池や公園内ならではの広い星空を眺めて、生ビールで乾杯しませんか。

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創業150年、東京初の西洋料理店「精養軒」

日本における西洋料理の草分け的存在の精養軒は、外国人居留地だった築地に近い采女町(現在の銀座5丁目の一部)にて1872年(明治5年)に創業しました。

1876年(明治9年)、上野恩賜公園が開園する際、公園内への出店要請を受け、築地精養軒は不忍池畔に支店を開業。これが現在の上野精養軒となります。公園開園セレモニーの場としても利用され、明治天皇やときの政治家、外国からの要人らが集まりました。

カフェーライオンの様子(サッポロビール 東京中央支社資料より)

東海道本線の食堂車営業など事業を拡大していく中、大正時代には銀座4丁目交差点で「カフェーライオン」をオープン。1931年には運営が大日本麦酒の飲食部門(現在のサッポロライオン)へ移り、以後、銀座の「ライオン」ブランドは、精養軒からサッポログループへ引き継がれています。

外観

1961年築、どっしりと構えた落ち着きある本館

開業以来、皇族や数多の政治家、夏目漱石、太宰治、与謝野晶子、小泉八雲などの文豪が利用してきた上野精養軒。本店では現在でも本格フレンチと気軽に利用できる洋食店が営業中。明治時代の政治家の要請で特別に出店された恩賜公園内にある店舗ですから、それはもう抜群の環境にあります。

そうした背景があるだけに、どうしてもハードルが高いイメージがありますが、夏場限定で比較的利用しやすい屋上ビアガーデンが開設されます。

2023年は、7月14日(金)から9月9日(土)まで。さっそく飲みにいってきました。

上野駅からは5分ほど夕日に照らされた中を歩いて精養軒へ。一階のロビーで開場時刻まで小休憩です。涼しいですし、一階ロビーの時点で眺めは良好。上野の山というだけあって地形的に一段高い場所にあるからです。

ビアガーデン会場

17時30分になりエレベーターで4階に相当する屋上へ。周囲には大きな施設がないので、ぐるりと広い青空が迎えてくれました。

南側をみれば、一面に蓮が広がる不忍池と池之端の賑わい、その先には千代田区の高層ビル群。

北側には上野動物園の南端がみえています。池之端には多くの高層マンションが並んでいますが、それでもこの眺めは首都圏のビアガーデンの中でも指折りの絶景と言えるでしょう。

東側は上野の森の木々とスカイツリーを眺めながら生ビールが楽しめます。

利用料金及び追加メニュー

飲み放題セット

飲み放題セット 5,000円

※冷・温製料理盛り合わせと飲み放題がセットになったプラン。
※2時間制(飲み放題 90分間)
※1名様から予約可能

BBQ+飲み放題セット 7,000円

追加アラカルト

  • ソーセージ盛り合わせ:1,200円
  • チリコンカン トルティーヤチップス:1,200円
  • ピザ マルゲリータ:1,500円
  • 唐揚げ:600円
  • 国産牛サーロイン&国産黒豚ステーキ:3,500円

上野ってこんなに美しい!絶景の中で飲む黒ラベル

サッポロ生ビール黒ラベル(飲み放題)

大正時代、すでに精養軒はヱビスビールを提供していたようにサッポロビールとの関係は非常に深いです。そんな背景もあり、ビアガーデンの樽生ビールはサッポロ生ビール黒ラベル。

暑さが落ち着きはじめる夕暮れに飲むビールは格別です。乾杯

冷製料理

飲み放題と冷製・温製オードブルがついた基本のセット。ローストポーク 醤油とはちみつ塩麹、冷製チキンラタトゥーユソース、枝豆、冷菜は茗荷と赤キャベツのピクルス。(写真は4人分)

温製料理

温製料理は、カツオの竜田揚げ、ライスコロッケ、ミニフランク、豚角煮大根。若者向けのビアガーデンと違いSNS映えする派手さはありませんが、しっかり技を感じる料理が揃います。

瓶ビール アサヒスーパードライ・黒生(飲み放題)

つぎに飲み放題のお酒を見ていきましょう。生ビールはサッポロ生ビール黒ラベルのみ。ただし、ビアガーデンでは珍しいドブ漬けの瓶ビールがあり、アサヒスーパードライとアサヒ生ビール<黒生>の小瓶が冷えています。

精養軒は、アサヒとサッポロが同じ会社だった大日本麦酒時代からの付き合い。

ハーフ&ハーフも楽しめます。夕日に照らされる飴色のビールというのもいいものです。

酎ハイ・ハイボール・ワイン・冷酒など

ビール以外もみていきましょう。

レモンサワー(ポッカサッポロ パンチレモン)、カルピスサワー(アサヒ飲料)と、割材もバランスよく取り扱い。冷酒は白鶴です。

沖縄パイナップルサワー
玉露入りお茶ハイ

日本に再上陸したZIMAが、なんと数量限定でありました。現在の販売元は白鶴です。

飲んで眺めて笑って過ごす120分

太陽が次第に傾き、東京大学を後ろから照らす黄昏時、東京が一番美しく輝く瞬間なのではないでしょうか。

二人で飲みに来て、東京の夕暮れをそっと眺めて飲むもよし。お酒好きが集まり、暑さを忘れるようにジョッキを掲げ合うもよし。

お客さんは皆さん飲み慣れた感じの方ばかりですから騒がしくありません。こういう正統派のビアガーデン、デパートの減少などもあって少なくなっていますから、上野精養軒の屋上は貴重な存在だと思います。

ごちそうさま

太陽が沈んでも、東京は街全体が煌々と輝いています。不忍池の畔にでる屋台の明かり、そこを行き交う人々の賑わいを眺めつつ飲んでいると制限時間になりました。あっという間の二時間。非日常を楽しむビアガーデンはやっぱりいいものです。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名上野 精養軒本店 風のビアガーデン
住所東京都台東区上野公園4-58 上野精養軒屋上
営業時間17:30~21:00(最終入場は19時)
2023年7月14日(金)~9月9日(土)(月曜休業 ※7/17は営業)
 強風・雨天時悪天候時は中止
開業時期1872年(精養軒の前身である西洋館ホテルの開業),上野精養軒は1876年