全国でも珍しい、酒販組合が経営する立ち飲み店『町呑屋』。町田酒販協同組合がつくるオリジナル日本酒「尾根桜」や町田市一帯で栽培されてきた「禅寺丸柿」を原料にした柿ワインもグラス単位で楽しめます。ビールやチューハイでせんべろ的な一寸一杯の利用も歓迎の店。
町田駅前の飲み屋街で、個性が光る立ち呑み処
町呑屋は、JR・小田急町田駅から徒歩5分ほど。巨大な繁華街の細い路地で、一足早い16時(土日祝は14時)から営業しています。
開業は2018年なので界隈の立ち飲みの中では新しいですが、開店にあわせて店に訪れる常連さんもいて、なかなかの人気店の様子。
利用者向けの座席はなく完全立ち飲み。厨房を囲むコの字カウンターを配しただけのシンプルな構造です。軽く30分飲んでいくのにはちょうどいい雰囲気。
取材時は明るく闊達な店員さんがお一人で切り盛りされていました。馴染みのお客さんも多いようです。
品書き
お酒
- 生ビール(キリン一番搾り):500円
- ホッピーセット(ホッピー):400円
- チューハイ:300円
- レモンサワー:350円
- 緑茶ハイ:350円
- 柿ワイン:400円
- 尾根桜 純米:750円(半合400円)
- えびす寿 特別純米:850円(半合450円)
- 東京【TOKYO SAKE】純米吟醸原酒(東京小売酒販組合青年会オリジナル商品):1,200円(半合600円)
- おでん(大根・たまご・ゆば・牛すじ・さつまあげ・くるまふ):50円~
- 揚げ出し豆腐:350円
- ポテトサラダ:300円
- 酒粕みその鍋:400円
- めじなの昆布締め:450円
※料理は日替わり。文中の価格は取材時の表記をもとにしています。
酒販組合直営ならではのオリジナル銘柄を味わう
尾根桜(半合400円)
町田の酒販店が加盟する町田酒販協同組合では、町田の米をつかったオリジナルの日本酒「尾瀬桜」を商品化しています。
鶴見川、境川、恩田川に囲まれた町田は昔から稲作が盛んな地で、宅地化された今でも町田市内には田んぼがあり、「秋錦」という米が栽培されています。この秋錦でつくった純米酒が「尾瀬桜」。
都内に居ながら、地元の米でつくる酒がでてくる、小旅行にでた気分で楽しいです。味は淡麗辛口、きれいなお酒です。
それでは乾杯!
おでん(3個300円)
あわせるお酒は、店の名物料理・おでんです。あわせ出汁でつくるシンプルなものだと店員さんは教えくれましたが、ノンベエ好みのコク深い味は日本酒と相性ぴったり。
町田の酒販店・さかや栗原(訪問記事※東京小売酒販組合 イベント特設サイト内)が出店する酒屋角打ちフェスでは、このおでんを出汁にした日本酒の出汁割も出品予定とのこと。お酒が進みそうですね!※お酒は適量の範囲内で。
ごちそうさま
きつね色になるまで浸かった大根や卵。おでんを扱う店が少なくなってきた昨今、しっかりと管理された居酒屋のおでんの存在が改めて嬉しいです。
簡単なおつまみや酒粕をつかった小鍋も用意されており、飲み慣れた酒場好きの方にも安心しておすすめできる立ち飲み店でした。ゼロ軒目にぜひ!
近くのオススメ酒場
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 立ち飲み 町呑屋 |
住所 | 東京都町田市原町田4-5-10 |
営業時間 | 営業時間 月~土 16:00~23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30) 日 14:00~21:00(フードL.O.20:00、ドリンクL.O.20:30) 日曜営業 定休日 不定休 |
開業年 | 2018年9月19日 |
備考 | 運営母体:町田酒販協同組合 |