西葛西『晩杯屋 西葛西店』もはや市場の酒場。駅直結で利便性は抜群

西葛西『晩杯屋 西葛西店』もはや市場の酒場。駅直結で利便性は抜群

2022年10月17日

西葛西に新たな立ち飲みスポット誕生。主に都心・城西エリアで展開している『立呑み晩杯屋』(株式会社アクティブソース)が、メトロセンター内に出店しました。市場から直送の丸魚を店内調理するのが特長です。物価高騰の今でも、1,500円あれば充分楽しめます。

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西葛西駅直結の駅ナカ。豊洲直送10品以上の魚介類あり

1日約10万人が利用する東京メトロ東西線の西葛西駅。千代田区の大手町駅まで電車で15分という利便性の良さから、1979年の西葛西駅開業以降、駅周辺は爆発的に宅地化が進みました。比較的歴史が浅い街によく見られる、広場と商業ビル・マンションが立ち並ぶ整然とした駅前が広がっています。そのため、酒場好きが求める古典的な飲み屋街が存在しません。

それでも、やはり「人の集まる場所に酒場のニーズあり」ということで、マンションの一階や東京メトロが管理する駅高架下にポツリポツリと赤提灯が灯っています。

そんな西葛西に、なんと立呑みチェーンの晩杯屋が出店。しかもメトロセンター西葛西という、駅直結のショッピングモールにオープンしました。

外観

裏路地にあることが多い晩杯屋が駅ナカ施設にあるのは不思議な気分。飲食大手のトリドール(丸亀製麺)傘下になりましたし、なによりモール内店舗で2022年新規オープンですから、さぞかしオシャレな雰囲気になっているのでしょう。

内観

違いました。ちゃんと晩杯屋のテイストそのままです。

コンパクトな店で、L字のカウンターとテーブルが数卓。ストッカー(業務用冷蔵庫)までテーブルとして活用しています。晩杯屋やもともと赤羽の老舗立ち飲み店「いこい」の系譜ですから、これくらいが晩杯屋らしくて素敵です。

冷蔵庫に積まれた食材やお酒、カウンターのL字内側に配置された煮込みなど、他の晩杯屋と同じようなつくりです。

近年、晩杯屋は店内加工・調理にこだわっており、魚介類を店の看板メニューとしています。

運営元のアクティブソースの社長自ら豊洲市場へ買い付けに行き、買ったものトロ箱・丸魚のまま店舗へ届け、その日のうちに捌いて提供するという仕組み。ですから、壁に掲げられたたくさんの短冊は日々変わっていきます。「海鮮をもっとアピールしてもいいのに」といつも思います。皆さん、魚屋さんのような元気の良さがあります。

開業3日後に取材した際、店を切り盛りする皆さんは開店立ち上げチームの方でした。今後、店長へと引き継がれていくものと思います。

品書き

お酒

樽生ビールはキリンラガー:490円。酎ハイ類は、チュウハイ(宝酒造)プレーン:250円、宝酒造ゴールデンチュウハイ:290円、コーン茶割り:330円、天羽の梅ハイボール:330円、ハイサワー青りんごセット:430円、バイスセット:430円、男梅チューハイ:330円、ホッピー:430円など。

ハイボールは、スコッチのホワイトホースを使った馬ハイ:290円と、国産ウイスキー陸を使った陸ハイボール:390円。

日本酒はオエノングループの菊源氏:290円、富久娘:300ml 780円など。

日替わりホワイトボード

取材時の刺身は、島根のマトウダイ:250円、岩手のヒラメ:250円、長崎のレンコダイ(キダイ):250円、青森の白魚:250円、北海道のむきホタテ:250円と、松川カレイ:250円、北海道産白子ポン酢:250円。特大級メンチ:190円、煮こごり:150円など、おかずにも日替わりがあります。

定番料理

2008年の創業当初から続く、煮込み:150円やマグロ刺し:310円をはじめ、釜揚げ桜エビ:150円、くじら竜田揚げ:250円、アラ汁:110円など。ロングセラーの納豆オムレツ:190円や、レバフライ:190円、野菜天(ちくわのおまけ付き):150円もおすすめ。

海鮮料理が充実し、満足度は確実に上がっている

樽生キリンラガービール500mlジョッキ(490円)

昨今、酒類の値上げ等もありジョッキ容量の減少傾向が続いていますが、晩杯屋は「酒場」であることを強く意識しており、「昔から酒場といえば500ジョッキ」と言わんばかりに大きな中ジョッキを使用しています。多少酒類価格の改定はあったものの、500ジョッキで税込み490円はまだまだ良心価格です。

それでは乾杯!

北海道産むきホタテ(250円)

あえて「むきホタテ」と書いている、帆立の貝柱。あまり安価だと鮮度が心配だったり、盛りつけが極端に寂しかったりしますが、晩杯屋のホタテはこの通り。

産地近くの街で食べるものと比べても遜色ありません。優しい甘さと適度な歯ごたえが心地良い一品。

釜揚げ桜エビ(150円)

桜えびって100円台で提供できる食材だったのですね。プリプリとした食感と上品な旨味が口いっぱいに広がります。

アラ汁(110円)

アラ汁は丸魚から捌いている店ならでは食べトク料理です。汁というより酒蒸しといえるくらい魚のアラが入っています。キンメのお頭もこの通り。

キンメ焼(250円/尾)

店の奥から、なにか素敵な焼き魚がでてきました。なんとキンメダイ。これで一尾250円とは驚きの安さです。

宝ゴールデンチュウハイ(290円)

あわせるお酒は、宝酒造の風味付き甲類焼酎「ゴールデン」をベースにした酎ハイです。ほんのり香る独特な風味は、魚介類との相性が抜群によいです。

ごちそうさま

晩杯屋は、仕入れや調理技術強化で確実に刺身の質を上げています。浜焼き・磯料理チェーンも顔負けの魚介類の品揃えと言えるでしょう。日本酒や緑茶割りなどをもらって、いろいろ魚料理を試してみたくなりますね。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名立呑み晩杯屋 西葛西店
住所東京都江戸川区西葛西6丁目14−14
営業時間平日15:00~23:00・土日祝日13:00~23:00(基本無休)
開業年2022年10月11日