大船『石狩亭』緑茶割り片手に、黄色い皿ワンタンとトン汁で〆る

大船『石狩亭』緑茶割り片手に、黄色い皿ワンタンとトン汁で〆る

2021年4月26日

大船駅徒歩1分。夜は飲める街の大衆中華「石狩亭」は、昭和39年に創業した老舗です。麺飯類だけでなく、点心や炒めものも充実しています。お酒の豊富さも特長のひとつで、人気は「日本一うまい」を謳う石狩亭ブレンドの緑茶割りです。

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夜の二階は飲み屋の雰囲気

大船駅周辺は大衆酒場や立ち飲みが多く、巡って楽しい駅前が広がっています。大衆中華(個人店の中華店・町中華)の老舗も複数あり、〆の一杯は中華でビールも楽しめます。

そのひとつ、駅近くの「石狩亭」は、東京オリンピックと同じ年、1964年に開業した老舗の中華店。現在の店舗は平成のはじめに移転してきたもので、2階建てで個人店としては比較的席数が多いです。

また、大衆中華ながら営業時間が非常に長く、午前10時から深夜1時過ぎまでやっています。午前中は夜勤明けでビールを楽しむ人の姿も。昼食時を過ぎると他店が一旦お休みする中、石狩亭は通しで営業し、夜中まで賑わいが続きます。

とくに夜は飲むお客さんばかりで、二階のテーブル席は皆さん思い思いに、中華飲みを楽しまれています。お隣の横浜とも違う、どこかのんびりしていてあったかい雰囲気が漂う店内。この空間が実に心地良いです。

それでは瓶ビールから始めましょうか。樽生はサントリーザ・プレミアムモルツ(550円)で、瓶ビールでアサヒスーパードライとサッポロラガーをおいています。

今夜はサッポロで。乾杯!

飲める中華、お酒のバリエーション豊富

ビールは国内3社に加えてバドワイザーも選べます。中国酒のバリエーションに驚きますが、酎ハイ・ハイボール・日本酒もあって、ここが飲める中華だということがわかります。

料理は50品以上。石狩亭の店名から連想される期待を裏切らない、北海道ラーメンの部からはじまるのがおもしろい。地元の鎌倉野菜や相模湾のわかめなど、地元食材をつかった料理もあって楽しい。このA4サイズのメニューだけで瓶ビール中びんが空になりそうです。※お酒は適量で。

人気料理は、ビールのお供としてモツ炒め(700円)、個性的な豚汁白飯(トンジルライス 700円)、定番・ニンニクをしっかり効かせた餃子(6個400円)など。

黄色いワンタンととっても濃い緑茶割り

皿ワンタン(600円)

私のおすすめは、ボリュームがある料理ではなく、皿ワンタン(600円)。

一人飲みのおつまみならば、大きいワンタン8個は十分な量のおつまみでしょう。ただ、これが美味しくて二軒目でもぺろりと食べ切れてしまうから不思議。

弾力のある皮、つるつるとしたのどごしです。黄色いですがけしてカレー味ではありません。

ニンニクと生姜をたっぷり使用した豚肉の餡は、ガツンとくる主張ある味。これを香辛料が効いたほんのり酸味のあるオリジナルのタレがまるく包み、その余韻がつぎのお酒を誘います。練り辛子もしっかり辛く、途中で混ぜて食べるとこれまたお酒が進みます。

緑茶割り(450円)

ビールのつぎは、「日本一うまい」と品書きに書かれているお茶割り。これが本当に甘く旨味がありいい味をしています。お店でブレンドする抹茶で、色同様に味もとても濃いのです。ベースの焼酎は甲類。お茶の美味しさを堪能していると、心地よく酔がのぼってくる印象です。

豚汁(600円)

もう一品、ここはぜひ豚汁(トンジル)を。豚汁麺に豚汁白米と、石狩亭はなぜか豚汁メニューが存在します。中華店の豚汁というのは珍しいですが、注文してみるとこの通り、丼ぶりいっぱいの具だくさん豚汁がやってきました。

湯気がたっていませんが、油の下は超高温。やけどに気をつけて。

食堂の豚汁とは異なる、中華店らしい味付け。トンコツスープに味噌を溶かしたものです。テーブル備え付けの調味料をかけて食べると、さらに中華の味わいになります。具だくさんで深い味、大船を代表する液体おつまみです。

豚汁と緑茶割り、そしてぜひとも試してほしい黄色い皿ワンタン。大船の〆の一軒が楽しみになる素敵なお店です。

ごちそうさま。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名石狩亭
住所神奈川県鎌倉市大船1-5-4
営業時間営業時間
10:00~翌1:30(L.O.翌1:00)
日曜営業
定休日
なし
開業年1964年