天草(本渡)『かし原』魚がめちゃ旨!鮮魚店併設の予約必須の名酒場

天草(本渡)『かし原』魚がめちゃ旨!鮮魚店併設の予約必須の名酒場

2021年1月22日

天草中心部で地元に愛される名酒場。天草観光の際はぜひ立ち寄って欲しい酒場です。天草の魚介類を手頃な価格で楽しめます。

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天草はどこもかしこも非日常

知火海、東シナ海、有明海に囲まれた天草周辺は、日本で最も潮の満ち引きの差があります。入り組んだ浦と海流の激しい海は、多様な生態系を生み、それにより、魚種が豊富で身の引き締まった魚介類を育んでいます。

天草といえば真鯛が知られていますが、他にも甘鯛、ブリ、ヒラメ、クロムツ、タチウオ、ガザミ、車海老…。挙げればきりがありません。

これらを肴に、土地のお酒で一献傾けたい!ということで天草を訪ねました。

天草は主に天草上島と天草下島の2つの島で構成された島の町です。熊本市側は国道「天草パールライン」で接続されているほか、島原半島の口之津(くちのつ)とフェリーで結ばれています。

(天草の鉄道の玄関口・三角駅)

公共交通では、熊本駅からJR三角(みすみ)線の特急「A列車で行こう」号と、同列車の終点の三角駅に接する三角港から、定期連絡船「天草宝島ライン」が列車に接続するかたちで運行されており、前島港から島内各地は路線バスでアクセスすることができます。また、熊本桜町バスターミナルから直通する路線バスだと2時間半の旅となります。

この通り、個人旅行ではなかなかアクセスが大変な天草。だからこそ、訪ねた先にはまだ見ぬ景色と、ここでしか食べられないような美味しい料理が待っています。

2018年、天草、長崎ではユネスコ世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として各教会などが登録されたことは記憶に新しい出来事。せっかく天草まで来たら、美しい自然の中に立つ教会をぜひ訪ねたい。

8万人を人口を擁する天草市の中心街・本渡(ほんど)。

本渡バスセンターや市役所、ホテルなどが集まるほか、約200mのアーケード商店街「銀天街」やその周辺には飲み屋街も広がっています。

外観

かし原は、そんな本渡の中でも、とくに地元の人々に愛されている居酒屋です。鮮魚店に併設されており、昼は魚屋、夜は居酒屋というスタイル。毎日水揚げされたばかりの活魚を港の市場から仕入れているといいます。

内観

1階のカウンター席は飛び込みでも入れますが、基本的には予約が必須の人気店。小上がり、広間とあり、様々な用途で利用できます。もちろん一人飲みも。

旅先を冒険した後のビールは格別おいしい!樽生アサヒスーパードライ(500円)で乾杯。

品書き

瓶ビールではキリンラガー(大びん600円)も選べます。日本酒は熊本のれいざん(阿蘇)や瑞鷹の本醸造「天草四郎」(熊本)を置くほか、九州らしく豊富な本格焼酎のラインナップがあります。

料理はほとんどが魚介類。さりげなく、「がらかぶ(かさご)の味噌汁」や「たち(タチウオ)の塩焼き」などが混ざっています。

お通しから地魚のオンパレード

お通しは小イカの煮付け。お通しから期待に応えてくれる店です。

どどーんとでました、お刺身盛り合わせ(一人前1,000円 ※写真は4人前)。いままでいろんな港町を取材してきましたが、これだけ種類豊富でキラキラとした刺身盛り合わせははじめてみました。

真鯛、ひらめ、がらかぶ、いさき、やず、あいごの焼き切り、アジ、つぶ貝、地ダコにウニ。

いやいや、参りました…(笑)

ビールから日本酒と焼酎へ。熊本の日本酒は上品な味が多く、繊細なお刺身と抜群に相性がよいです。地酒、天草酒造の芋焼酎「池の露」は、焼き物にあわせたい。

生簀にごろごろと入っていたサザエは、そのままつぼ焼きで。焼き物が300円程度と、もう漁港の屋台みたいな価格設定。

あかかます。天草では秋が旬。塩をふりかけよく寝かせ、遠火で丁寧に焼き上げるのだそう。皮目があかかますの脂でパリッと揚がったような食感になっています。派手さはないけれど、こういう肴で焼酎の水割りをちびちび飲み続けることは、最高のひとときです。

海老の塩焼き(500円より・※写真は3人前)。

正真正銘、車海老。天草を代表する海産物で、養殖もありますが天然も水揚げされています。

かし原名物、魚のすり身天ぷら(一人前4個・500円)。

いろんな魚をつかった、てづくり揚げたてのかまぼこ揚げです。あらっぽい印象ながら、味は上品で実に心地の良い余韻です。

焼鳥は1本80円から。キャベツを敷いた塩焼きでつくっているのは熊本らしいですね!

ただひたすらに、池の露のお湯割りと天草の幸を交互に口へ運ぶ…

盛りの良さと、きどらない家庭的な雰囲気、そしてなにより魚介類の鮮度の良さで地元に親しまれてきた「かし原」。取材に同席された地元の観光関係の職員もイチオシされていた理由がよくわかります。

状況が落ち着いたら、天草へ、飲みに行ってみませんか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/JR九州)

店名かし原
住所熊本県天草市今釜町17-26
営業時間営業時間
11:30~13:00
17:00~23:00
定休日
日曜日