Syupoでは各店開業時に取材している低価格飲み(センベロ)系のチェーン店「ほていちゃん」が、2021年1月20日、千葉県船橋市に開業しました。
船橋は県庁所在地の千葉市を抜き、県下で最も飲食店の件数が多い街。漁港で栄えた歴史や、今でも魚河岸があることから、新鮮な魚介を低価格で提供する老舗酒場が立ち並びます。近年は、老舗から独立し店舗展開を加速するグループや、成田の人気もつ焼き店も出店し、ますます飲み歩きが楽しい街になってきました。
はしご酒で賑わう横丁の入り口
ほていちゃんは京成船橋の南側、細い路地が飲み心を掻き立てる「仲通り商店会」の入り口にオープンしました。世情が落ち着けばはしご酒が捗りそうな立地です。※お酒は適量で。
細かいですが、他店ではこれまで「ほてい」と表記されていましたが、今回 [ちゃん] の赤いプレートが追加されました。
1階は立ち飲みあり、二階はテラス席
お店は2階建て。店内定員は公式では70席。なんと二階にはテラス席も完備。お会計時に支払いが10%オフされる立ち飲みカウンターはコの字のつくりで15人(立ち席)ほど入れます。
2階にはテラス席もあります。暖かくなったら、外席が人気になりそうです。
それでは、いつものようにまずは瓶ビールで乾杯!
現存する日本最古のビール銘柄・サッポロラガー。最近はすっかり赤星の愛称が一般的になりました。
赤星は立ち飲み限定ですが、なんと実質、税込み大瓶410円。いやいや、いまどきこの価格で大瓶を飲ませてくれるチェーン店は貴重な存在です。
ほていちゃん船橋店、今日のおすすめがこちら
ほていちゃんでは、新店舗が回転するタイミングに合わせて差し込みメニューに新規料理が加わります。いずれは各店に導入されますが、まずはここから。
牛バラすき鍋は、すっかり差し込みメニューで定番となりました。なめこりゅうきゅうも息の長い料理ですね。
裏面はわかめ推し。わかめのかき揚げ、どんな味でしょう。
なんといっても、この福島産「厚切りかまぼこカツ」(以下税別360円)が絶品。
分厚いからといってさつま揚げで360円は高いと思うでしょう?これが違うんです。
仕入れのタイミングで前々日に予約しないと届かないというもの。しかも冷凍保存はできない、とってもフカフカでこだわりのある逸品。おろし生姜が添えられているものの、そのまま食べても十分に美味しいです。こういう差し込みメニューの存在が、筆者がほていちゃんに求めている要素です。
牛タン刺し(390円)はかなり本格派。低温調理でしあげたものでとってもしっとり。くきゅっとした食感と滲み出す旨味が心地いい。
海老ワンタンとレタスのつまみ汁(250円)。液体おつまみは寒い季節にピッタリ。ボリュームもほどほどで〆飲みの一杯にちょうどいいです。
鉄板かしら焼き(360円)。にんにく紅生姜が添えられています。ジュージュー音を立ててやってきます。
気になるわかめのかき揚げは、天ぷらではなく唐揚げ風です。適度にパリパリに仕上がっていて、そこそこ食べた後に、ちびりちびりと摘む”えびせん”感覚で食べたい一品です。
昔ながらの飾り気のないサッポロジョッキ。樽生ビールの品質は、実はほていちゃん1号店から続くこだわりなんです。
待望の船橋進出
なくなってほしいくないので、しっかりアピール!豆乳ハイ。一部の人に根強い人気、なのだとか。
なかなか今は飲みに出られない時代ですが、船橋で軽くいっぱいというときの選択肢としてご参考になりましたら幸いです。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社フォートップス)
店名 | ほていちゃん船橋店 |
住所 | 千葉県船橋市本町4-42-18 |
営業時間 | [月~木]14:00~23:15 [金]14:00~23:30 [土」12:00~23:30 [日・祝日]12:00~23:15 |
開業年 | 2021年 |