宇都宮『魚田酒場』かんちゃんの系列店。栃木で海を感じる店、東力士で乾杯

宇都宮『魚田酒場』かんちゃんの系列店。栃木で海を感じる店、東力士で乾杯

2020年6月7日

海がない県ほど魚の消費量が多い傾向があると言われています。総務省の家計調査における寿司外食費用ランキングで、栃木や岐阜、山梨は、例年、上位に並ぶ県です。

今日ご紹介する宇都宮の「魚田酒場」は、魚好きが夜な夜な集う人気の一軒。まるで魚河岸の食堂のような店構え。刺身を食べながら風に吹かれてお酒を飲めば、どこからともなく波音が聞こえてきそうな雰囲気です。

東京から東北新幹線で約50分。バーの街、JAZZの街、そして餃子の街として名高い宇都宮。東京から日帰り県内にあり、小旅行にもってこいの都市です。

宇都宮二荒山神社周辺に大きく繁華街が広がっており、老舗酒場やバーなどが古き良き酒場街の雰囲気を漂わせています。また、東武宇都宮駅付近は旧奥州街道が「オリオン通り」というアーケード商店街となっており、賑わいの中心です。

ここに「みそだれやきとり かんちゃん」がオープン(屋台から移転)したのが2017年7月。老舗酒場を彷彿とさせる店構えで、土日祝は15時ころから営業し、早い時間からお酒を飲む人の姿で賑わっています。

「魚田酒場」は「かんちゃん」の斜め向かいに姉妹店として2019年7月にオープン。いずれも商店街の空き家・空き地を活かすかたちで始めたお店です。

店の中央に堂々と掲げられた東力士の酒造看板。那須烏山市の島崎酒造がつくる栃木のお酒です。

開放的な店構え。道路に面してテーブル席を露天風に配置し、店内は大きなコの字カウンターが厨房を囲み、内側は魚介類やお酒が並べられています。

今日もいつもの味が美味しい!サッポロ黒ラベル(生ビール530円)で乾杯。

おひたしやおでんなどの小鉢がお通しです。

お酒は東力士(300円)からはじまり、白鶴上撰(300円)、市内の宇都宮酒造がつくる四季桜(500円)、芳賀郡市貝町の惣誉(500円)など。県下のお酒が充実しています。

瓶ビールはサッポロラガー(大ビン630円)、黒ビールはヱビス・プレミアムブラック(小ビン450円)、チューハイは水色のハイリキプレーン(小ビン420円)、1Lのジャンボなハイリキ(1,250円)もあり、レモン(60円)やモヒートセット(100円)をトッピングできます。

価格別に並べられた料理の数々。市場へ毎日買いに行くのだそう。魚介類がずらりと並びます。マグロが人気だそう。

刺身の部は、まぐろ中おち(350円)、小肌刺し(390円)、トロぶつ(390円)、ヒラメ昆布締め(450円)、ホッキ貝刺し(450円)、金目刺し(680円)、本マグロ中トロ(680円)など。市場の状況によって内容はかわり、常時10品ほどの刺身を揃えています。

いわし天、小柱みつばかき揚げ、アジフライ、カキフライ、穴子天など、揚げ物は400円前後。煮付け(800円~)もあります。一人二千円ほどで楽しめるリーズナブルな価格設定も人気の理由です。

板長は以前は寿司屋の大将だったと聞きます。次々入る注文を迅速にこなし、料理をだしていきます。一品目の注文は、あじなめろう(350円)。小鉢の量ですが、一人、二人で来て色々つまみたいというニーズには丁度いいです。

プカプカと湯煎状態で浮かぶ大徳利。東力士を頼むと、大徳利をもってきて、目の前で注がれます。

まぐろ中おち(350円)。こういうのをちびりと摘んで、好きなお酒を片手にのんびり過ごせば、それだけで十分楽しくなるものです。

限定銘柄もはいります。こちらは四季桜とちぎの星純米酒。栃木のお酒をいろいろ味わってみるチャンス。

今日の煮魚はキンキの煮付け。小ぶりながら、お酒のお供にぴったり。しっかり甘めの味付けです。

コの字の中央に鎮座する大鍋。もつ焼き酒場なら煮込みのポジションですが、ここは魚の店。鍋で温められているのは、アラ汁(150円)です。

1本買いの魚を豊富に扱う魚田酒場。そのためアラの種類豊富で、なにが出てくるか宝探しの気分。ネギに隠れ、魚介の旨味を吸ったきつね色の豆腐は、もう一杯東力士を飲めてしまいそうです。

オリオン通りの賑わいどころとして、街を明るくする一軒。どこかで食べた親しみ感じる料理と、土地のお酒。古いようで新しい「魚田酒場」です。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

魚田酒場
090-8845-3536
栃木県宇都宮市曲師町2-32
16:00~22:00(月定休)
予算2,000円