大泉学園「大森喫茶酒店」 今行きたい!と思える不思議なカフェバー

大泉学園「大森喫茶酒店」 今行きたい!と思える不思議なカフェバー

今日は大泉学園から不思議な喫茶店をご紹介します。大森喫茶酒店は、店名に”酒”の文字もある通り、コーヒー、紅茶にお酒も飲めるお店です。

喫茶店にアルコールの取り扱いがある事自体は珍しいことではありませんが、「大森喫茶酒店」は予想を上回る謎とワクワクと、通いたいと思わせてくれる要素がいっぱいでした。毎日正午から通しで営業、日中に本記事を読まれた方も、『思い立ったが吉日』、今から飲みに行けるお店です。

 

東京都練馬区・大泉学園。池袋から西武池袋線の準急で18分。東映東京撮影所がある映画の街として知らています。近年は田畑の宅地化が進み、高層マンションが立ち並ぶベッドタウンに変化を遂げています。

 

ランチ、喫茶、お酒。いろんなニーズに応えるマルチなお店。界隈に暮らす人々の楽しい休日を過ごす場所です。ランチセットが千円未満で用意されているなど、手頃な昼食処としても良さそう。もちろん飲める条件が整っているならばお酒をつけて。

 

昭和の喫茶店のようなロッジ風の内装で、長いカウンターと奥にテーブル席という配置。コーヒーの香りに、ピカピカに磨かれたビールタップ。カフェバーの空気感が好きです。

 

タップから注がれるビール(490円)は、回転がよいと思われるフレッシュな樽生サッポロ黒ラベル。パーフェクト系のきれいな泡にうっとり。それでは乾杯!

 

瓶ビールは赤星の愛称でおなじみのサッポロラガー(中びん600円)。酎ハイ類(420円~)の中で「★」マークがついているポン酢サワーは、ミツカンのポン酢を入れたサッポロ甲類ベースの酎ハイ。カフェバーの魅力を楽しむ「コーヒー割り」や「紅茶割り」も気になります。

 

マスターはSSI認定 唎酒師を取得されていて、日本酒の品揃えは個性的。カクテルも定番のジントニックやレッドアイだけでなく色々オーダー可能。コーヒーからアルコールまで、ワクワクする内容です。

 

ワクワクポイントその2,料理がすごい。”すごい”の一言で済ませるのは納得がいかないですか。ですが、この膨大な品数はとにかく驚くばかり。眺めていてクラクラしてくる黒板っていいですよね!

 

モツ煮込み、カレールー、ステーキがあって、昔懐かしいハムエッグやコンビーフ炒めなど。どれも300円前後ともう一品追加したくなる手頃な価格です。

 

営業中に浮かんだ料理のアイデアや、お客さんの要望で料理が増えていったそう。喫茶店メニューのピザトーストやエビフライサンドで赤星というのも”あり”でしょう。

 

肉豆腐、ゆどうふなど、土鍋で作る料理が並んでいました。ほかにも日替わりでおばんざいやおでんなど20種類以上もあります。

 

おばんざい3種盛り(480円)。ゴーヤツナ和え、はくさいと油揚げの煮もの、みそこんにゃくの3品。

 

里芋煮っころがしがお通し(200円)。健康的な手料理をおつまみにして、ぼーっと過ごす休日の午後。時間を気にせずにのんびりとしていい気分。

 

お昼から飲んでいいときは、アルコール入りのコーヒーも!金宮コーヒー酎(650円)。豆からこだわったもので、甲類のキンミヤ焼酎にコーヒー豆を漬け込んでつくられています。深い味とほどよいアルコール感が心地よい一杯です。

 

品書きの一番目に書かれた気になる「コマネチ」(300円)。ンビーフ、ヨネーズ、ギ、レンジでンから「コマネチ」で、ノザキのコンビーフが公式でも発表しているレシピ。ネギたっぷり、コンビーフ山盛り。お好みで味ポンをかけて味を引き締めて。

 

味はなんとなく想像がつきますよね。そう思ってひとくち。”なにこれ、こんなに美味しいの!”と驚かされました。レシピはわかりやすいですが、ぜひお店に行って食べてみてください。酎ハイとの相性が抜群に良いです。

 

濁りが嬉しい緑茶割りなどを飲みながら、時刻は15時。そろそろ夕方オープンの酒場へ向けて出発するのにいい頃合いです。なんとなく来て、じんわり満たされて、体が軽くなったような気分で店をあとにできる素敵な「大森喫茶酒店」。

料理上手、お酒のこだわりがある素敵なイケメンマスターの軽快なトークも魅力です。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

大森喫茶酒店
03-3922-8951
東京都練馬区東大泉4-3-6 田口第2ビル 1F
12:00~24:00(火定休)
予算2,000円