仙台「キリンビール仙台工場」 東北の恵みをいただきます!一番搾りおいしさの秘密発見ツアー

仙台「キリンビール仙台工場」 東北の恵みをいただきます!一番搾りおいしさの秘密発見ツアー

2019年8月21日

キリンビールの国内ビール工場は、全国に9箇所あります。そのうち、東北エリアに構える工場が宮城県仙台市にある「キリンビール仙台工場」です。

ここでは同社の看板ブランド「キリン一番搾り」や「キリンラガー」をはじめ、新ジャンル各種などを製造。また、毎年ホップの収穫を迎える夏から秋にかけて隣県・岩手の遠野で収穫された遠野産ホップ。これをフレッシュな状態で使用する、とれたてホップ一番搾りの製造も行われています。

年間を通じて工場見学「キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」(参加費無料)が開催されており、所要時間70分(うち50分が工場見学)で、仕込みから醸造、パッケージングまでの流れを見学できます。もちろん、ビール工場見学の楽しみといえば、やっぱりビール試飲。キリン一番搾り生ビール、キリン一番搾り〈黒生〉などを3杯までいただけます。

今回は、そんなキリンビール仙台工場の見学ツアーの様子をご紹介します。

 

仙台駅について、飲み屋さんへ行くのは夜になってから。空いた時間を使って、いざビール工場へ。

 

キリンビール仙台工場は、JR仙台駅東口から真東に進んだ仙台港に隣接した場所にあります。最寄り駅は仙台駅ではありませんのでご注意を。せっかくビール工場へ行くのですから、アクセスはぜひ公共交通機関で。仙台駅からJR仙石線に乗車し多賀城駅で下車。多賀城駅から見学ツアーの開始時間に接続するように、キリンビールによる無料シャトルバスが出ています。

 

バスの車内は、もうそこから一番搾り一色。ほろ酔いだったら、「茶色の小瓶」(新・一番絞りCMソング)を鼻歌してしまいそう。乗車時間は15分ほど。

 

工場についたら、まずは受付を。ツアー開始までのんびり過ごせるラウンジが用意されています。なお、ツアーは原則・事前予約が必要です。詳しくはキリンビール仙台工場公式ページをご覧ください。

家族連れや国外からお越しの方も多く、平日でもにぎやかです。とくにビールが飲みたい夏場は大人気。

 

さぁ、ツアーがはじまりました。まずはVTRから。

 

工場長の挨拶からはじまり、これから見学していく内容をまとめた映像が流れ、ビール好きでなくとも、テンションアップ!

 

仕込み、醸造、パッケージングと進み…

 

最後は貨物列車やトラックに載せられて出発していきます。原料からビールになる過程、運ばれて酒場に並んで、グラスに注がれるまでのストーリーは、知れば知るほどビールはより美味しく感じます。

 

一番搾りは副原料を含まないホップと麦でつくるビール。使用されているこれらの原料を実際に触って香りをかいで、体験していきます。

 

仙台工場の見学ツアーは他の工場と違って一部、屋外を移動します。歩いてみると改めて感じる規模の大きさ。東北全域を中心に提供される膨大な同社のビール類がここで造られているのですから、かなりインパクトある施設です。

 

まずは仕込み施設から。数多く並んでいる円錐状の装置は、麦汁をつくるために加熱したり沈殿、濾過するため槽や釜の上部。ビル3階分程度の高さにあり、ここから見える床の下は想像以上に深いです。

 

さて、このツアーは「おいしさの秘密 発見ツアー」です。眺めるだけでなく体感するコーナーがいくつか用意されています。そのひとつが、この麦汁の試飲です。まだ発酵する前の麦汁はアルコールを含んでいません。

 

さて、なんで「一番搾り」という商品名がご存じの方はいらっしゃいますか?

という感じで、2種類の麦汁が用意されます。麦汁は「もろみ」を搾ったもの。実はもろみは一回だけでなく数回搾ることが可能。それでもキリン一番搾りは、一番目の麦汁しか使わないのがブランドのこだわりです。

用意された二種類の麦汁は、一番搾りと二番目に搾った麦汁というわけです。麦汁を飲める体験は珍しいので、ぜひ味の違いを体験してみてください。

 

ビール酵母を加えたビールは、巨大なタンクで発酵され、酵母などを濾過したのち、これまた巨大な貯蔵タンクへ移されます。

 

タンクの大きさは一般的な電車1両分。実際に体感できる実物大モックを歩いてみましょう。

 

フロアを移動して、パッケージングへ。大きく分けて3つのラインがあり、缶、瓶、樽へとビール類が詰められていきます。

 

一番搾りをはじめお馴染みのキリンの瓶ビールが豪快に流れるライン。

 

こちらは、缶ビールのライン。パッケージングされる銘柄が張り出されているので、「ここに流れているキリンラガーを酒販店の店頭で手に取るかも!」なんてリアリティある想像ができますね。

 

およそ50分の見学ツアーは体験も多くあっという間。筆者は結構ビール工場を巡っていますが、それでも十分に楽しいひとときでした。

そして、いよいよ試飲タイム。できたてのキリン一番搾りが丁寧に注がれていきます。

 

見学、おつかれさまでした。それでは乾杯!

 

現在ホームページ上の案内では扱う樽生ビールは、キリン一番搾りとキリン一番搾り〈黒生〉の2種類試飲可能と記載がありますが、取材時はキリン一番搾りプレミアム(右)も加わりました。

 

美味しい樽生ビールの味を家庭でも楽しむ方法。注ぎ方は3度注ぎ。まずは高い位置からグラスの底へ当てるようにして泡を作り、次にメインになる液をこの泡の下に注ぎ込み、三度目で泡を持ち上げて完成。キリンシティの3度注ぎに似たまろやかな味のビールが完成です。

 

ビール工場は、大人の工場見学の大定番。いつもの銘柄がより一層美味しく感じる体験をぜひ。

そして、工場見学のあとは、仙台国分町や文化横丁をはじめとする仙台の街へ繰り出してみませんか。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

キリンビール 仙台工場(宮城県)|キリンの工場見学
https://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/sendai/