新今宮「酒の穴」 大阪朝着。さぁ飲みに行こう!新世界の定番酒場へ。

新今宮「酒の穴」 大阪朝着。さぁ飲みに行こう!新世界の定番酒場へ。

2019年2月24日

くいだおれの街、大阪。なんていう言葉は学生の修学旅行まで。大人になったら、とことん飲みたい素敵な酒の街・大阪です。朝イチで大阪についたら、まずは伺いたいお店が「酒の穴」です。なんと朝10時から営業です。ミナミに宿をとっていたら、遅めの朝食としてもいいくらい。

通天閣を中心に広がる新世界の飲み屋街の一軒です。界隈には串かつやふぐ料理店などの有名店も多いエリア。さあさ、ぶらりと覗いてみましょう。

 

代金の「代」の字が区切り線のようになが~く伸びているのが個性的。この代の書き方、大阪では老舗の酒場で稀に見かけますが、こういうの大好き。

ホワイトボードの日替わり料理をはじめ、200円前後ととってもリーズナブルです。深めのチャーハン皿いっぱいに入ってくる八宝菜は野菜がたくさん食べられると話題になることも。

 

安いといえば、お酒も安い。酎ハイ類は280円から、瓶ビールもダイ瓶で500円。

 

寒い季節は粕汁が美味しい。関東ではあまり見かけない粕汁も、関西では大衆酒場のおなじみの品です。

 

東西酒場の個性を感じつつ、酒粕の甘味たっぷりの一杯に癒やされます。あ、キリンラガーで乾杯!

 

コの字のカウンターで元気に動き回る店員さん。コッテコテの酒場でも親切な接客なのも嬉しいポイント。激渋の酒場はなかなか酒場慣れしていないと躊躇してしまうかと思いますが、ここは入ってしまえば大丈夫。あとは他のお客さんと同じようにテンポよく頼んで飲んでちゃっと仕上げていけば、きっといい気分。

 

串かつとお好み焼きが名物です。悩んだらこれ。といっても一般的なドブ漬けソースの方式ではなく、ソースをお好み出かけるタイプ。牛くしカツが80円からと、とーってもリーズナブルなのであれこれ頼んでも意外なほどに予算内です。

 

チューハイレモンを片手に、次のお好み焼きを待ちます。暖簾ごしに入る午前の太陽に照らされて、いつも以上に輝いて見える一杯。氷少なめ、キリンの樽詰レモンハイで気持ちよく酔いが進みます。

 

併設でお好み焼き屋をやっている酒の穴。酒場の方でも頼むことができて、看板メニューです。関西の練り込みタイプで、キャベツやネギがたっぷり。

 

分厚くはありませんが、だからこそちびちび摘める素敵なお酒のお供です。ワンコインで結構しっかりでてきますので、お昼ご飯にもちょうどいい!ソースやマヨネーズたっぷり、味濃いめ。ノンベエ向きの一品です。

大阪の名所の一つ、新世界。ガイドブックに載っているお店もだけでなく、1人飲みできるこんな酒場もしっておけば、この街をより一層楽しめますね。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

酒の穴
06-6631-1845
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-4-21
10:00~21:00(木定休)
予算1,500円