川崎「ビヤレストラン銀座ライオン川崎駅前店」キーワードはパーソナライズ。お一人様から家族連れまで。

2018年8月13日、川崎にビヤレストラン銀座ライオン川崎駅前店がオープンします。

銀座ライオンといえば、ビールファンに限らず幅広い年齢の方にお馴染み、サッポログループのビヤホールです。

これまでのライオンビヤホールはしっかり重たい大ジョッキでグっと飲んで、大皿に盛られたローストビーフやフィッシュアンドチップスをグループでシェアするような用途が一般的でした。

川崎駅前店は、そんなグループ利用だけでなく、より幅広くお一人様から家族連れ、若い世代のちょい飲みにも対応した「パーソナライズ」化した業態として新登場。ライフスタイルの変化で様々な業界がサービスを変えていく中、ビヤホールにも変化が起きています。

「ビヤレストラン」という新たなショルダーが加わった川崎駅前店。2階建ての建物すべてが銀座ライオンです。一階はこれまであまり多くはなかったボックス席を中心とした配置。

二階は従来のビヤホールのように広く使うこともでき、さらに細かく仕切れるパーテーションを配したつくり。大小さまざまな宴会スタイルで、8名から40名まで完全個室が用意されています。

二階のメインの空間からはなれた10名個室はソファ席になっていて、ここでちょっと特別な飲み会を開けたら楽しそうです。

寿司屋といえばカウンターで握る様子も楽しさのひとつですが、ビヤホールもやはりタップがみえることは付加価値でしょう。一階席は銀座のビヤホールライオン同様にオープンタイプの空間にドラフトタワーが並び、銀座ライオン伝統の一度注ぎの様子を眺めることができます。

ライオンの一度注ぎは「瞬間勝負」。流速が早く、一気に泡までつくってグラスを満たします。泡と液の境目は星の肩がベストです。

従来の店舗と形状が異なるジョッキ（左）と脚付きがおしゃれなインペリアルグラス（右）。サッポロドラフトビール黒ラベルなら、ジョッキは810円（以下税別）。インペリアルグラスは490円と、気軽に一杯飲みたくなる価格です。

店舗の造りもグラスサイズも、パーソナライズを感じるものになっています。

すっきり飲みやすいライオンの生ビール。頻繁に飲んでいても、今日は今日で極上の一杯です。乾杯！

料理は何を頼みましょうか。従来からのチキンの唐揚げビヤホールウインナーに加え、スモールサイズのスナックメニューが登場しています。

ホットサンドたまご（510円）。ショッピングの合間のちょっとした休憩や昼食にも利用しやすい軽いメニューです。

スペイン風オムレツ（680円）。熱々の焼きたてメニューも充実しています。値段も量も一人、二人で丁度いい料理が豊富です。

THE銀座ハンバーグ（908円）。シンプルなデミグラスソース、銀座7丁目でもおなじみの逸品です。

文明開化で広まった「ビイル」とビヤホール。枝豆とビールの組み合わせに代表されるように、昔からの酒の肴と合わせた和洋折衷の組み合わせが当たり前に続いていますが、ニシンはまさにそれ。銀座ライオンのロングセラーです。

ロングセラーといえば、昔からのグラスも用意されています。他店では小グラス（右）と呼ばれている標準的な形状のグラスは、ここでは「金口グラス」という名前です。金口は、ライオンの社内や昔からのファンの間で呼ばれている「愛称」で、これが正式に品書きへ記載されました。小グラス590円、ブーツグラス900円。

ビールの種類は、黒ラベルのほか、ヱビス、ヱビスプレミアムブラック、ヱビス&ヱビス（ハーフ&ハーフ）、琥珀ヱビス、エーデルピルス、白穂乃香と定番7種の味が用意されています。

続いて注いでもらったのは白穂乃香（680円）。黒ラベルと違い、こちらは泡をそっとつくっていく方法です。

もう一杯はヱビス&ヱビス（ハーフ&ハーフ）540円～。プレミアムビールを飲み比べます。

大手メーカーがつくるナショナルビールと言えども、これだけ幅の広いバリエーションがあります。

海外のビヤパブにいくとコースターやクラバッタが銘柄ごとに異なるデザインででてきて気分を盛り上げてくれますが、川崎駅前店ではライオンで初めてクラバッタが登場。インペリアルグラスで飲む各種と、エーデルピルス、白穂乃香についてきます。

サッポログループがつくるクラフトビール（ジャパンプレミアムブリューなど）、海外ビール（アンカー・ブリューイングなど）、ビールテイストも積極的に加えていくとのことで、オープン時はエクストラとしてホワイトベルクが登場。苦くないビールとして、若い世代で人気のベルギービールテイストです。

「銀座ライオンと言えばビヤホールと知らない方もいらっしゃる。改めてビヤレストランと店名に冠し、ビールに加え食事が充実していて気軽に利用できることをミレニアル世代にも発信していきたい。」と語る、株式会社サッポロライオン代表取締役社長三宅祐一郎さん（中央）。

一人からグループ利用まで、食事からもちろん今までのようなビヤホールの楽しみ方まで用途色々。ハード、ソフトともに好印象を受けましたので、あとはどんな使い方がマッチングするか、私たち利用する側も考えていきたいですね。

私はたぶん、ビール片手にノマドワーカー…（笑）

川崎駅前店から近く、駅前地下街のアゼリアにはサッポロライオンが運営する「ヱビスバー」もあります。

注ぎ方は銀座ライオンと異なり、後乗せクリーミー泡の「パーフェクトヱビス」。味の違いを飲み比べてみるのも楽しいです。

まだまだビールが恋しい季節です。夏の疲れを癒やす極上の一杯は、気合を入れずに飲みに行けるこんなビヤレストランでいかがでしょう。

ごちそうさま。

（取材・文・撮影／塩見なゆ　取材協力／株式会社サッポロライオン）

ビヤレストラン銀座ライオン川崎駅前店
044-230-0477
神奈川県川崎市川崎区駅前本町4-24
11:30～23:00（土日祝は22:00まで・基本無休）
140席（全席禁煙・喫煙ルーム有）
予算3,000円