軽井沢「手打ちそば本陣」 高原の駅前蕎麦は飾りじゃない!昼酒はここで決まり


JR軽井沢駅前で1971年(昭和46年)創業の「本陣」。駅前にあるいわゆる駅前蕎麦店のような印象がありますが、これが昼酒ノンベエにとっては頼もしい存在なんです。

店構えも特別な雰囲気はなく、いかにも高原の蕎麦屋といった普通の佇まい。平屋で間口も狭いので小さなお店に見えますが、奥に広ろく、寄り合い帰りの女性グループや昼酒を嗜むご隠居さんたちがのんびり時間を過ごす癒やしの空間が広がっていました。

※いなごの佃煮画像があります。

 

東京から軽井沢といえば、横川・軽井沢間に500mもの標高差がある碓氷峠が近年まで交通の難所として言われてきました。高速道路は南へ大きく迂回し、鉄道は新幹線をつくり克服し、現在は東京からわずか1時間の旅路となりました。

 

駅の南側に隣接する軽井沢アウトレット(軽井沢・プリンスショッピングプラザ)はおなじみの存在。冬のスキー、夏の避暑、年中通じてのショッピングが楽しめます。

 

駅の北側は昔からの軽井沢「旧軽」や「軽銀」と呼ばれるエリア。駅から歩いていけば15分ほど。路線バスも結んでいます。

 

ちょっと懐かしい平成初期のテイスト感じる高原リゾート。ハムのお店が店内でワインを飲ませてくれるなど飲酒巡りも可能です。ただ、やっぱりメインはスイーツ系。

 

と、旧軽井沢まで散策してきて、「私の居場所はここじゃない」と、駅前に戻ってきて「本陣」へ。藤村のにごり酒 千曲錦の文字に誘われます。

 

50年ほど続くお店。店内も味のある雰囲気です。山の茶屋のようで落ち着いた造りに、ゆったりとテーブルが配置されています。

 

長野は蕎麦の一大産地。このお店を紹介してくれた常連さんは野沢菜蕎麦がイチオシとのことです。

 

10時から18時まで通しで営業。夜は営業していないのに、豊富な肴と日本酒が揃っているあたり、まさにお昼酒天国です。

 

さて、いつものようにビールから。樽生はヱビスビール、瓶では大瓶(750円)・小瓶(550円)とサッポロ黒ラベルが用意されています。トトトと注いででは乾杯!

 

突き出しとして小鉢。今日はおひたしです。そしてもうひとつ、長野の郷土おつまみ、いなご(500円)。

 

いなごの佃煮にビールは高相性。虫は苦手ですが、おつまみとあらば気にせず美味しいです。

 

味噌おでん2串(350円)。どろっとした甘い味噌タレを絡めたこんにゃく。派手さはないのですが、こういうしみじみ味わうお摘みが好きになってきました。SNSに映えなくて結構です(笑)

 

夜営業していないにもかかわらず、信州地酒取扱店として、看板の千曲錦や明鏡止水 純米「垂氷」、山泉と佐久のお酒を中心にずらりと取り揃えています。特約店のみに販売されるレアな日本酒もあり、現在のご主人が熱く解説してくれます。蕎麦屋でありつつも、駅前の地酒飲み比べスポットになっています。それなのに、観光客の姿は多くなく、飲んでいるのは地元のご隠居さんが中心です。

 

オシャレ徳利・お猪口ではなくて、すらっとしたコップ酒。水飲み鳥のごとく、口から迎えてきっゅと。選んだのは諏訪のお酒「真澄」。しかも樽酒あらばしという一筋縄ではないお酒です。真澄が出荷した新酒・あらばしりを酒販店が杉樽に詰めたもので、フレッシュさと力強さが両立した特徴的な味わい。

まだまだ飲み比べたいところですが、そろそろ閉店のお時間。あ、お蕎麦食べてない。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

本陣 そば店
0267-42-6552
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東4-6
10:00~18:00
予算2,000円



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


こちらの記事もどうぞ



«