3月8日はサワーの日!ハイサワー特区のムサコ・ニシコでビンゴラリー開催

3月8日はサワーの日!ハイサワー特区のムサコ・ニシコでビンゴラリー開催

2018年3月8日

今日(掲載日は3月8日)は「サ(3)ワ(8)ーの日」。それにあわせて、レモンサワーの元祖割り材「ハイサワー」を販売する目黒区武蔵小山の博水社は、地元のムサコ・ニシコの酒場をビンゴに見立てて梯子酒を楽しむ「ハイサワー特区 ビンゴラリー」開催。「武蔵小山・西小山の酒場巡りを気軽に楽しんで!」をテーマに、地元の定番処からディープな酒場まで28店舗が参加。

 

ルールは簡単。参加店舗で配布される専用のビンゴカード(5×5の計25マス)ををもらって、ハイサワー・ハイッピーを飲むと一軒分のハンコがもらえます。店舗名は2カ所ずつ、マスに記載されているのでどちらに押してもらうかは参加者で選べます。

 

上手にまわってビンゴを完成すると、マドラーやハイサワーがもれなくもらえます。

 

武蔵小山、西小山は博水社の創業の地。元祖レモンサワー割り材発祥の地であることから、ハイサワー特区と命名し、酒場と博水社が一緒になって飲み歩きを盛り上げています。対象店舗にはここでしかみられない特別な旗や提灯も掲げられています。

 

武蔵小山と西小山の間は歩いて10分ほどの距離で、酔いざましにあるくとちょうどいい距離。ぜひ一体的に飲みまわってみてはいかがですか。

 

ビンゴの対象店は酒場好きにもファンが多い牛太郎をはじめ各店が参加。

 

西小山ではなんとも気になる名前ばかり。

普段はなかなか入れない店舗も博水社の企画ということもあってぐんと敷居はさがりますよね。この機会にディープな世界も覗いてみましょう。

 

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「ハイサワー特区 ビンゴラリー」を実際に体験してみた!

楽しそうな企画なので、実際に体験してきました。

普段から一日5~6軒のハシゴ酒をしているので、ビンゴラリーも一列5軒を一晩で完成することは可能なはず。魅力をお伝えするには、一足お先にハシゴしたい。そんな笑い話(と、お酒が飲みたい気持ち)から始まった取材企画は博水社さんのご協力をいただきスタートしました。

すでに軽く飲んでからの西小山駅。大手町駅から都営三田線、東急目黒線直通で27分。都心からのアクセスはよく、それでもまだまだ私鉄沿線らしいこじんまりとした佇まいの商店が変わらず残る懐かしい街です。

博水社の営業さんと一緒にハシゴ酒、はじまります。

 

1軒目「鳥かつ」 目蒲線を感じる創業41年、駅前で深夜まで営業のカウンター酒場

一軒目は西小山駅から徒歩30秒ほどの老舗酒場「鳥かつ」。駅から1分も歩かないところにこんなディープな雰囲気の酒場が残っていることに感動です。

 

カウンターでは常連さんが世間話で盛り上がり、店を切り盛りされている女将さんもすでにハイッピーを飲みながらいい感じ。アットホームな雰囲気に癒やされつつ、一杯目はハイサワーハイッピー。ハイッピーはビールテイスト飲料ですが、ビールに近づけているというよりは、ビール風味のハイサワーという味わい。軽くてさわやか、飲み飽きない美味しさです。

乾杯!

 

ここでビンゴカードが登場。

 

上から2行目、左から5列目。牛太郎/ 鳥かつにハンコ。一個目のハンコをどこにするかで、今後のハシゴルートが変わるので悩みます。

 

現在は地下化された東急目黒線は、以前は目蒲線の名前で地平を走っていて、お店の真ん前には西小山駅のホームがありました。

鉄道関係者も昔はよく飲みに来てくれていたそうで、店内には東急線の鉄道グッズがいたるところに飾られています。この運賃表は、もちろん”当駅”は西小山になっています。目蒲線時代のものから比較的最近のものまでいっぱいです。

 

豆腐一丁をつかった煮込み豆腐(450円)はボリューム満点。シロがごろごろはいっているのにクサミはなくて旨味は濃厚。ハイッピーとの相性も抜群です。

 

もともとは焼鳥屋だったそうですが、現在は「えのきタマゴ」や「いかにんじん」など女将さんの手料理が充実し、それを求めて通う常連さんも多いのだそう。しかも営業時間はなんと深夜2時(ラストオーダーは目黒線の終電後の1時!)まで開けていて、遅く帰宅する地元のお父さんたちのたまり場になっているそうです。

 

女将さんは終始ハイッピーを飲みながら楽しく営業中。ベースに使われている甲類焼酎は姫路のヤヱガキ酒造がつくる白梅で、なかなかレアなので注目です。

ごちそうさま。

 

鳥かつ
03-3715-6964
東京都目黒区原町1丁目8−4
16:30〜26:00(不定休)
予算1,200円

 

 

2軒目「大国屋すーさん」 釣り好き大将がつくる海鮮料理はどれも美味

続いて向かったのは同じく西小山駅から徒歩2分程度にある商店街の人気天ぷら店「大国屋」です。屋号は大国屋なのですが暖簾には「居酒屋すーさん」の名がはいる不思議なお店。

 

開店10年目を迎えた「大国屋」。ご夫婦で切り盛りされていて、もとはニコニコ通りの練り物屋を18年営業され、そこから居酒屋へ業態を変えて今に至るそうです。乾杯は、ハイサワーの新商品・パクチー風味のハイサワーパクチーです。ベースの甲類は宝焼酎。たっぷりはいってしっかり濃い目。では乾杯!

 

釣り好きの大将は今朝も東京湾へ釣りに行ったそうです。「よく釣れる場所があって」と、にこやかに話す大将に常連の魚好きの皆さんがワイワイと話を盛り上げます。釣りというより、むしろ漁にでるというほうが正しいくらい、店は大将自慢の魚が並びます。

釣りたての鯵は絶品だよと供された刺身は、ハリ・ツヤが”ぴしっ”とありぷりぷりな食感。ふんわりと磯の香りがあるだけで、青魚特有のクセがない。「練り物屋時代からの魚のプロだからうまいんだよ」と常連さん。なるほど。

 

ここのお茶割りは存在があまり知られていない博水社のお茶が使用されています。甘みと苦味のバランスがよい濁りの割り材です。美味しいので広まると良いな。

 

まぐろのテールステーキ(600円)など天ぷら以外にも魚料理が充実しているので、天ぷら店と言うよりも海鮮居酒屋なので、より気軽に立ち寄れる雰囲気です。

 

天ぷらは一品から注文可能で、季節の食材や梅を海苔ではさみ揚げしたものなど、バラエティに富んでいます。おすすめを聞けば間違いありません。

 

優しい笑顔で釣り話をしてくださったご主人。夫婦二人三脚で店とても家庭的なムード。常連さんでほぼ満席状態で、その人気の理由がわかります。

 

テーブル席の常連さんは天ぷら、ハイサワーを片手に将棋を楽しんでいます。忙しい現代でなんと穏やかな光景でしょう。近所にこんなお店がほしいです。

 

すーさん(大国屋)
03-3712-8058
東京都目黒区原町1-6-12
18:00~23:00(日定休)
予算2,000円

 

3軒目「めんそーれ」 浦添出身の女将が営む沖縄料理。ハイサワーレモンの酸味は沖縄料理とも好相性

3軒目は西小山駅前にある沖縄料理の店「めんそーれ」。東京の沖縄料理店というと、那覇の国際通りに面しているようなシーサーが迎えるいかにもなお店が多いですが、こちらの雰囲気はリアルな沖縄酒場の佇まいそのまま。目黒区にいることを忘れてしまいそうです。店からは楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

 

女将さんは浦添出身の生粋のウチナンチュ。創業18年目だそうで、取材のために席を予め用意していただいていなかったら入れなかったであろう、ぎゅうぎゅうの賑わい。常連さんたちの盛り上がりと、その中心でにこやかに笑う女将さんが印象的です。

 

400円前後の料理が多く、一人で飲んで食べて二千円でお釣りが来る、これまた沖縄値段の沖縄料理店。

 

ハイサワーのグラスは「美尻グラス」という博水社のポスターにもなっているもの。南国感ある水着の写真と、シークァーサーハイに似たハイサワーレモンの酸味は、ゴーヤチャンプルー(450円)の横にあって違和感なし。

 

ボリューム満点のポーク玉子(400円)。先日沖縄に取材に行ったばかりの筆者。向こうで食べたのと同じ味で、再び沖縄へ行きたくなってきました。

 

豚角煮(ラフテー)は500円で、これまたしっかり本場味。ハイサワーがぐいぐい進み、いい気分。ここは小さな小さな浦添の飲み屋街・屋富祖(やふそ)のようです。

ごちそうさま。

 

めんそーれ
03-3712-6903
東京都目黒区原町1-9-5
17:00~夜中(不定休)
予算1,200円

 

 

4軒目「紘月」 素晴らしき町中華!安い旨いはあたりまえ。名物は生卵が載ったタレ焼き

16歳の時に中華の道に入り、しばらく沖縄で店を経営後にこの街に来て幾年。「紘月」はご夫婦で切り盛りされる街中華の人気店です。

 

ここで選手交代。博水社の田中社長と広報さんがハシゴ酒に加わられて、改めてハイサワーレモンで乾杯!

ハシゴは一人でも、誰かと一緒ても楽しい!

食べて飲んでになるので、今回のハシゴ取材にはせんべろ芸人のひかげろう海野さんにも参加いただいています。だいぶ飲んだのにみんなまだまだ元気。ハイサワーの梯子酒は自分のペースで度数を調整して飲めますし、すっきりした味なのでいくらでも巡れそう。

 

ボリューム満点の中華がほぼ600円台と実に良心的なお店。レモンサワーも380円と、ここで2,000円以上食べて飲んだら大変なことになりそうな、ザ・町中華。

780円の肉と野菜のタレ焼きはたっぷりの野菜を甘辛味にして生卵がトッピングされています。野菜をたくさんとれて、なによりお酒の肴に最高です。

 

近くに本社がある博水社の皆さんもよく利用されるという「紘月」。イチオシはこの10cmサイズの巨大な餃子。これでも500円程度と嬉しい値段です。

 

昼はスタミナたっぷりの昼食処。夜は安くてお腹いっぱい食べて飲める町中華として賑わうお店。素敵なお店は大将も素敵です。日曜日はお昼から深夜1時まで通し営業されているので、安心の昼酒給酔ポイントです。

 

リーチ!いよいよ、ビンゴの枠もあとひとつ押せば一列完成です。

ごちそうさま。

 

中華料理絋月
03-3784-1199
東京都品川区小山2-6-14
11:00~15:00・17:00~24:00(土は25:00まで延長・日は11:00~25:00通し営業・月定休)

 

5軒目「ふく肉」 看板に書かれた八六四とは!若い人にも人気の専門店

いよいよ5軒目です。訪れたのは武蔵小山の「ふく肉」。肉汁餃子の専門店で、地元の方がふたりで開いた個人経営の現代風酒場です。なかなかの人気ぶりでもう21時をまわっているというのに地元の若い人で賑わいます。

 

先の町中華は老舗系。こちらは新しい人達がつくる現代版町中華。どちらもがっつりお客さんの心を掴んでいる様子。

 

この界隈は、ビンゴラリー参加店でなくとも割り材のハイサワー率がかなり高い。ビールもあるけどメインはハイッピーというところもたくさんあり、地域色が飲んでいて楽しめます。乾杯はハイサワーハイッピーで。

 

看板に書かれた八六四は、実は餃子に詰めるお肉の割合。8割、6割、4割から選べる画期的な餃子店です。確かに、お店ごとに異なる具の比率はいつも気になりますし、好きな比率も人それぞれ。これは楽しい!

 

焼き餃子は比率が選べて肉汁たっぷり440円。スープ餃子も充実していて、若い人たちに人気はこのパクチースープ餃子。ピリカラのラー油を垂らして食べれば、酔った体を中から活気づけてくれるよう。

 

2015年6月の開業。16席と小箱ですが比較的回転も早いので、ぜひいっぱいにみえても覗いてみてはいかがでしょう。

ごちそうさま。

 

肉汁餃子 ふく肉
03-6426-4484
東京都品川区小山2-6-16 1F
18:00~24:00(火定休)
予算1,600円

 

いよいよビンゴ!

いよいよこちらでハンコを貰えばビンゴです。同じようにお店をまわっていても、ちゃんと選ばないと残念な感じになりますから、酔っても油断できないゲーム性(笑)

 

最後のひとつ、いただきました!!

 

ビンゴ完成です。一晩で、18時スタートで巡り巡って23時。あと4行、4日間通えばコンプリートも夢ではない!?

あとはカードがはがきになっているので、必要事項を記入し投函すれば自宅に届く仕組みです。楽しみです。

え、フライングはNG?(笑)

本当に、ごちそうさまです。

 

梯子酒イベントは知らないお店を知るチャンス

「ハイサワー特区 ビンゴラリー」は、軽い気持ちで参加できる楽しい遊びです。5軒ハシゴはさすがにしなくとも、ビンゴを完成させるために普段はあまり飲みに行かないようなジャンルのお店に入り、新たな街の魅力に気づく絶好のチャンスです。

今日から2ヶ月、ぜひムサコ・ニシコのハイサワー特区でハシゴしてみませんか。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社博水社)

リンク:ハイサワー|イベント公式サイト