チケットを事前に購入し、エリア内の対象店を巡る、いわゆる「はしご酒イベント」は日本全国で企画されていますが、日本を代表する繁華街『銀座』でも開催されます。さすがは銀座と目を丸くするような高級店、名門店が対象なのに、価格は一軒約1,300円と、笑ってしまうほどお手頃です。期間は8月29日~9月8日。今回は特別に事前体験の機会があり、その様子をご紹介します。バー好き、グルメ好き必見です。
イベント概要
2015年からはじまった『銀座街バル』が、この夏復活します。開催期間は8月29日~9月8日の17時~23時(店舗によって時間はかわります)です。
参加には、店に行く前にイベントチケットの購入が必要です。WEBでチケットを購入(受付でチケットと交換)するか、開催期間中、松屋銀座8階、または無印良品銀座地下1階の受付でも販売されます。前日までWEBで販売されるチケットは、4,000円。当日チケットは4,500円となるため、事前購入がオトクです。チケットは3枚綴となっており、1枚で対象店1軒が楽しめます。事前購入ならば1枚あたり約1,330円です。
ここまでの「ルール」は、各地の梯子酒イベントでお馴染みですが、『銀座街バル』の注目ポイントは、なんといっても「銀座」というエリアです。
対象店は、会員制のバーラウンジ「銀座蜜蜂」や900本以上のモルトウイスキーを揃えるバー「BAR洋酒博物館」、マリオットグループ・アロフト東京銀座内のバー『W XYZ Bar』など、普段なかなか飲みに行く機会のない店がずらり。ワイン角打ちの「ヴィノスやまざき有楽町店」や、「ビヤレストラン・ライオン銀座七丁目店」、「ヱビスバー銀座コリドー街店」も参加しています。対象店は約50店舗。
(対象店のヱビスバー。提供されるビールは写真と異なる場合があります)
チャージだけで1,000円しそうなお店もありますが、本イベントならチケット1枚だけで利用可能です。
体験レポート。対象店『Bar 耳塚』へ
「事前に体験してみませんか?」と、銀座街バル実行委員会の新東通信さんにお誘いいただき、先行体験してきました。
訪ねたお店は、『Bar 耳塚』。
業界関係者や、バー好きにとっては有名なお店です。オーナーバーテンダーの耳塚さんは、2011年、NBA(日本バーテンダー協会)の第38回全国技能競技大会で総合優勝(日本一)となり、2012年には「IBAワールド・カクテル・チャンピオンシップ アフター・ディナー・カクテル部門」で世界一位となった実績の持ち主です。
銀座の名店に、「この値段で、ここを訪ねていいの!?」と驚きます。もちろん、価格は1,333円(事前購入価格)です。
銀座ソニー通り沿いのビルのB2階にあり、看板以外の情報はありません。敷居の高さ、感じますよね。
『銀座街バル』は、「20~30代の普段銀座に敷居を感じている人にも、気軽に銀座の雰囲気を体験してもらいたい」という趣旨で企画されていますので、普段オーセンティックバーで飲まない方も、ぜひ挑戦してみてほしいです。
銀座の止まり木、喧騒を離れて美味しいカクテルで心を落ち着かせるオーセンティックバーです。
『銀座街バル』の品書きはこちら。チケット1枚で、カクテル1杯とフート1品を選べます。ジントニック、ハイボール、カンパリソーダから、どれを選びますか。
取材ということで、3種類ご用意いただきました。やはりロングカクテルの定番で、バーテンダーさんの素晴らしい技術を楽しむジントニックでしょうか。それとも夏らしく、カンパリソーダにしましょうか。
「バーといっても、様々です。オーセンティックバーでも、店ごとに雰囲気は異なります。マスターの人柄やバーのカラーを垣間見る機会として利用してほしいです。そして、バーならではの対話を体験してみてください」と耳塚さん。
事務局で、銀座に東京本社を構える広告代理店・新東通信の石原さん、晒名さんに企画側の想いを聞くと、「銀座の街に新しいお客さんを呼び込みたいと始めました。銀座に事務所を置く弊社の地域貢献という想いもあります」とのこと。
初開催の2015年は約2,000人が参加した本企画。今年も銀座の街が賑わうといいですね!普段から銀座で飲んでいる方も、この企画で新たな店の開拓をされてみてはいかがでしょう。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/共同ピーアール)
公式サイト(チケット購入) https://ginza-machibal.com/