大井町「いろ葉」タンと食べてタンと飲む、牛タン酒場オープン

大井町駅の東口から徒歩10秒、東小路飲食店街の入り口に5月13日、新たな飲み屋がオープンしました。仙台名物の牛タンを看板メニューにしたお店で、大井町の豊富な飲み屋レパートリーのなかに新たな選択肢がうまれました。

オープンするよーという情報を地元の飲兵衛の方から聞いていましたので、開店初日から訪問しました。とうきようを中心に何軒も飲食店を経営する会社の新業態なのですが、そのへんの解説は「月間食堂」や「フードスタジアム」などの業界メディアにお任せして、私はいつもの通り大井町を飲み歩く一人の飲兵衛の視線からみていきたいと思います。

人気立ち飲み屋や肉屋の店頭飲み、そして激安中華などの人気店の多いところ。このへんはお酒好きならば梯子酒をぜひ楽しんで欲しいエリアです。

開店初日ということもあり、お花が並んでいてとっても賑やか。なんとか席が確保出来ましたので、さぁどんなものか飲んでみましょう。

看板メニューの牛タンは定番のほかに味噌漬けや茹でタンなどもあるようです。そのほかは串ものや煮込みなどもつ焼き屋風のメニューラインナップ。でも大井町で牛タンで飲むお店はいままでなかったですし、これは新しい引き出しを手に入れた気分でいい感じ。

二階は座敷になっていて、地方の民宿で食事をしているような雰囲気。となりがJR京浜東北線の線路だなんて全然感じられません。暖色照明も「飲むぞー」って気分をかきたてますね。

生ビールはサッポロ黒ラベル。お店オリジナルのジョッキですが、泡のバランスもばっちり。嬉しいな。

では乾杯です。

お通しは青唐辛子の味噌をのせた白菜の浅漬。おもしろいですねー。ピリリと辛くてチビチビと食べながらビールが進みます。

すぐでるメニューの定番、枝豆も普通のものではなく白菜と同じように漬けてあります。茹でたてもいいけれど、中まで味が染み込んだものもアリです。

青ネギにポン酢等で味付けをした小鉢料理。薬味をつまみにしている気分。

普通の煮込みもあるのですが、ここはやはり牛たん生姜煮をチョイスしました。旨みたっぷり、ホロホロになったタンは甘めの味付けでまとめられています。見た目通りの美味しさです。

店内は楽しく飲ませるPOPがあちこちに装飾されています。お店の方も接客が上手で、お客さんとほどよいコミュニケーションで楽しませてくれます。店員さんの笑顔でリピーターをつくる、最近の元気な居酒屋ではこのスタイルが多いですね。マニュアル接客が苦手な個人酒場を巡る私のような飲兵衛は、断然こういう接客が好き。