創業85年の老舗肉卸の直営店で食べる「炎炎焼」に感激！中目黒『焼肉鍋問屋 志方』

店名は、創業の地、加古川市 志方町が由来。兵庫県の老舗牛肉卸の直営店が中目黒にあります。加工卸直営店ならではの肉質がよい焼肉が楽しめる”高コスパ店”として肉好きの間で評判です。東京で店を開いた想いや、オススメの一品を代表に伺いました。

（タイアップ：キリンビール株式会社）

肉の本質的な美味しさを楽しむ店

焼肉激戦区と言われる中目黒で10年以上親しまれてきた『焼肉鍋問屋 志方』。最大の魅力は、神戸ビーフをはじめとしたブランド牛も扱う兵庫県加古川にある牛肉の加工卸・帝神志方ミート株式会社の直営であることでしょう。

兵庫県の牛肉卸が東京に店を構える理由は、「自慢の肉を東京の人に食べてほしいという想いはもちろん、卸問屋として首都圏での販路拡大に必要なアンテナショップ的な位置づけもある」と、代表の前西 貴哉さん。

シックにまとめられた店内。テーブルごとに仕切りがあるので、周囲を気にすることなくゆったりと食事が楽しめました。特徴的な錦鯉をデザインした内装は、香港で受賞したデザイナーの手によるもの。

ハイクラスな肉を提供しても、嬉しい中目黒価格

お酒のメニュー

• キリン一番搾り生ビール：500円～
• キリンラガー 瓶ビール：680円
• 葡萄ハイボール：650円
• 富士山麓 シグネチャーブレンド：950円
• ジョニーウォーカーハイボール：700円

霜降肉ブームのときに赤身の美味しさを伝えた

牛肉卸直営の焼肉店で飲む一杯目は、やっぱり生ビール。提供品質の高いキリン一番搾りで乾杯！

幻になったユッケが食べられる

厳格管理が求められる牛肉の生食提供。近年すっかり見かける機会が減りましたが、『焼肉鍋問屋 志方』は取り扱いあり！さすがは牛肉卸直営店です。管轄の目黒保健所から許可を得て提供しているので安心。

久しぶりのユッケ。口に運んだ瞬間、体温で温められた脂がとけて口の中は幸せでいっぱいに。

名物 炎炎焼でレア肉の美味しさを再発見

焼肉店といえば、カルビに代表される定番の部位を焼いて食べるのが一般的です。しかし、こちらは肉の部位ごとの違いを様々な焼き方で味わうという、お肉のプロらしい食べ方を提案しています。これがすごく楽しい！

ユッケを満喫したところで、さっそく名物料理をお願いしました。炎炎焼とは、肉の塊に塩ダレを揉み込んだもの。どうして「炎炎」かというと…

なんと、贅沢にウイスキーをたっぷり使ってフランベするんです。

まさに「炎炎」ですね！いっきに火力が上がることで、肉の旨味をきゅっと閉じ込める効果に期待！

仕上げに、食べやすい一口サイズにカット。ユッケとはまた違った引き締まった味が楽しめるレア肉が嬉しいです。

ウイスキーでフランベしたことで、風味豊かに、スモーキーさがアップ。タレや塩は軽めにつけて、肉本来の旨味と下味の塩を味わいます。

おもしろいなと感じたのは、肉のカットが個性的な点。タン元からタン先までを一枚で食べられるという提案。初めてです。

表面に脂がにじみ出てきました。早く食べてみたい！

分厚いブロック状のタンをナイフとフォークで食べるのもよいですが、こういうカットも魅力的ですね。

軽くレモンをしぼって一口。旨味の強さの違い、そして、歯ごたえ・やわらかさのコントラストある食感を楽しむ一品です。

合わせるお酒は、御殿場蒸留所でつくられた国産ウイスキー「富士山麓」を。お肉とウイスキーの相性の良さは世界共通。

肉のプロとして提案はおまかせを。いいものを出しますよ！というスタイルが嬉しいです。希少部位も豊富で、しかも加工・流通段階からの肉のプロの店なので本来の美味しさをしっかり引き出してくれている。こういう店が欲しかったんです。

神戸ビーフに代表されるように、牛肉にこだわりが強い兵庫県の食肉産業で長く営んできた牛肉卸。そうした看板を背負って東京に店を出しているのですから、いいお肉をだします！前西代表のそうした思いが伝わってくるような上質なお肉が続きます。

〆には、関西発の飲食店ならではの「肉吸い」をいただいてみることに。丁寧に出汁をとっていることがわかる透き通ったスープに、旨味たっぷりの牛肉がたっぷり。

かつて霜降肉ブームが起きたとき、前西さんは肉の流通に携わる立場で、赤身肉の魅力を発信し続けたそうです。有名な食材以外にも美味しいものがある。『焼肉鍋問屋 志方』は、それを実感できるお店です。部位の違いや肉質の良さで、これほど味が変わるのかと驚きました。