【閉業】東池袋「大林酒店」 お酒に囲まれてほろ酔いタイム

【閉業】東池袋「大林酒店」 お酒に囲まれてほろ酔いタイム

2015年3月14日

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池袋には角打ちが多いです。山手線の駅では最多の6軒!なぜ池袋の酒屋は、店で飲ませるという方式を残したのか、それは街の歴史と大きく関係がありそうです。

という話を書くと長くなりますので、ご興味がある方はそちらの専門家の書籍を読んでいただくとして、「お酒の人」らしく飲みの話を進めていきたいと思います。

今回紹介する大林酒店は地下鉄有楽町線の東池袋の駅前にあり、都電荒川線の雑司が谷駅からも近いです。もちろん、池袋駅からも徒歩圏の場所にあるのですが、さすがにここまで離れると繁華街の雰囲気ではなくオフィス街と住宅が混在する都心部特有の街並みとなっています。そこにひときわ大きな商店がこちらです。

建物は自社ビルでとても立派な酒屋さんですが、店構えはタバコで囲まれていて情緒はややなくて寂しい…でも、一歩踏み入れてみると?

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とても親切なご夫婦が迎えてくれるお店で、親切に利用方法も説明してくれます。硬派な角打ちでは常連以外には”塩対応”があたりまえの世界ですが、こちらの優しさは初心者でも安心できそう。

店内には壁がずらりと商品棚になっていて、そのすべてを店内で飲むことができます。店の中央に大きなテーブルが2卓あり、そこを陣地にしてあれこれ買って楽しむというスタイル。

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おつまみは定番の乾き物と缶詰という酒屋らしいもの。店内にはなんと電子レンジまで用意されていて、缶詰をお皿に盛ってから温めて食べることもできちゃいます。

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酒屋なのであらゆるメーカーが揃いますが、瓶ビールはアサヒとサッポロの2社。缶ビール・缶酎ハイに割り材もありますから、おのおの好きな種類で乾杯できて楽しいです。

私は定番の黒ラベル(大びん360円)で乾杯!

さきイカをおつまみに飲む瓶ビール。大人の駄菓子屋さんはいつ来てもお手軽にいい気分。

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缶詰のさばの水煮缶を購入し、ラップをかけてレンジで加熱。グループでくれば缶詰パーティーだって楽しいものですよ。

お酒を大瓶からホッピーへ。宝のピュアパックを1本買って、あとは好みの割り材で飲みを進めていきます。ホッピーはさすがに家庭用瓶ですが、氷も購入できるのでしっかり居酒屋感覚で楽しめます。

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今回は買わないけれど、一升瓶で始めたら大変なことになりそう。酩酊しない自信がある方はぜひ。

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健康的なそば茶割りで、宝焼酎を全力で空けていきます。焼酎購入してもさすがに残して持ち帰るのも寂しいですし、せっかくですから飲んじゃいましょ。

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瓶ビールにホッピー、酎ハイという飲み方が定番かもしれませんが、店内にはお湯割り用のポットも用意されているので、本格焼酎を購入してのんびりお湯割りを味わうのも可能。やろうと思えば酒屋ですからありとあらゆるお酒を飲めてしまいます。これは角打ちの醍醐味。

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お手洗いがありますし、テーブルに座って飲むことができる。お店の人は優しくお酒の売価もさほど高くはない。池袋は安く飲もうと思うと最高の街ですが、もしかしたら大林さんで角打ち飲みするのが一番リーズナブルかも?

いたれりつくせり、駅から離れているのでお客さんで混んでいることもなく客層もイイ。たまには違う酒屋さんも覗いてみると新たな発見があって楽しいです。ご興味がございましたらぜひ。お昼酒利用も可能です。

 

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ

大林酒店
03-3971-0858
東京都豊島区南池袋2-43-14
8:00~21:00(土曜は10:00~・日祝定休)
予算1,000円