三鷹「婆娑羅」 コの字に魅せられて安らぐひととき

三鷹「婆娑羅」 コの字に魅せられて安らぐひととき

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三鷹は中央特快で中野の次。遠いようで、時間的に見れば近いんです。新宿や四ツ谷などの都心部で飲むよりも、郊外の老舗でしっぽり飲むほうがいいときもあるじゃないですか。中央線は梯子が楽しい路線ですから、ぜひ各駅で途中下車して飲み歩いてみませんか?

婆娑羅(ばさら)は三鷹を代表する大衆酒場で北口から徒歩3分ほどの場所にあります。さすがに吉祥寺ほど駅前に飲み屋が多いとはいえませんが、落ち着いて飲みたいときはこういう雰囲気がいいですよね!

オレンジ色の婆娑羅のネオンに赤提灯。店構えだけで銘店を感じるオーラがあります。

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縄のれんをくぐり扉を開けると大きなコの字カウンターがみえます。その入って目の前にあるのが焼き台で、そこで大将が次々ともつ焼きを仕上げていきます。大将と目が合い「いらっしゃい!」と。

テーブル席なしの20席余りのカウンターだけの店内。30年以上続く老舗ですからいつも賑わっていて振られることもしばしば。でも、あまり大きすぎないこのくらいのお店のコの字に座るのは本当に安らぐのです。

お通しは小松菜とこんにゃくの煮浸し。ほっとします。

まずはビール。サッポロのヱビスビール(生中420円)が定番です。では、乾杯。

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ふふふ、やっぱり一杯目はこれでしょう。ふわふわの美しい泡が素敵。

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自家製のぬか漬けをいただいて、まずはビールを1杯乾かします。

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つぎに日本酒を。お酒は定番が一ノ蔵で一合350円という良心価格。焼酎類も400円とお財布に優しく、これぞまさしく大衆酒場。お燗はもちろん湯煎です。豊盃(青森県弘前・三浦酒造)も同じく定番であり、この二種を飲み比べるのが好き。

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もつ焼きは6本セットで”かしら・たん・はつ・ればー・なんこつ・しろ”540円。味付けは大将のこだわりがあり、タレや塩、醤油で味付けされてでてきます。

丁寧な仕事がされていて、これはぜひ食べていただきたい一皿です。

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升にタンブラーをいれてすりきり注いで水飲み鳥でちゅっと飲む。いい感じです。大衆酒場には小さな幸せの集合体みたいなもの。

もつ焼き以外にも、お刺身、とくに〆鯖が秀逸で、そのほかにもホッケなどの焼き魚、常連さんに人気のゴーヤチャンプルー、定番のポテサラや煮込みも自家製でおすすめです。

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なかで調理している人、向かい合うカウンターで飲んでいるお客さんたちの笑顔。お店全体を眺めながら飲めるからコの字は楽しいです。

常連さんも多いですが、皆さんキリっとした飲み方をされているので一見さんでも安心して飲めると思います。

三鷹で飲むときには婆娑羅をお忘れなく。
ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

婆娑羅
0422-54-1666
東京都武蔵野市中町1-3-1
16:30~23:00(土は~22:00・日祝定休)
予算2,400円