新中野「晩杯屋 新中野店」 中野区の皆さん、こんにちは!ついに丸ノ内線デビュー

新中野「晩杯屋 新中野店」 中野区の皆さん、こんにちは!ついに丸ノ内線デビュー

2016年6月29日

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東京メトロ丸ノ内線の新中野を飲み歩かれた方はいらっしゃいますか?地元の方でないとなかなか飲みに行かない場所かと思いますが、実は路地裏に老舗酒場があったり、最近ではカレー居酒屋なんていう個性派も話題の酒場タウンです。新宿から数駅でいける場所にありながら、中野区特有のサブカルと古典的な町並みと、杉並的な知性が混ざり合う独特な雰囲気の街です。

そんな新中野に、本日(取材日/掲載日ともに2016-06-29)、晩杯屋がオープン。直近では渋谷にオープンした立ち飲みの虎がついに丸ノ内線にやってきました。しかも出店場所は新中野と微妙に渋い。武蔵小山に本店をもつ晩杯屋は、たぶんこういう街が一番似合うのではないかと思います。

丸ノ内線の新宿寄り階段からすぐの場所、なかなかの好立地にできました。

 

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奥に長く右側にドリ場を置いた典型的な晩杯屋配置というつくり。カウンター中心で一人飲みを気軽にできますし、グループで飲みに来れば丸テーブルもいい感じ。オープン初日にもかかわらず、すでに情報を聞きつけた先客でなかなかの賑わいです。そこそこ入っていても、混乱することのないオペレーションは、新店ラッシュでも安定の晩杯屋らしい。

内装全般も安定の雰囲気といいますか、慣れているのでこれがちょうどいい。天井からぶら下がる男梅の提灯は初見ですが、こんなのありましたっけ。

 

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入ってくすぐの場所にて、まずは乾杯のビールを。晩杯屋はどこのお店も生ビールだけなのですが、クオリティはどこのお店も驚くほどちゃんとしています。キリッとマニュアル通りの美味しいビールをこういう立ち飲みで安定して出すのは大変なんですよ、なんていう話は、関係者以外にはどうでもいいかもしれませんが、いやいや、ビールが美味しいので乾杯は生ビールがおすすめ。

一番搾りの500nlジョッキで410円。コスパのいい飲み物です。では今宵も乾杯!

 

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メニューを見てみましょう。まずはフードから。川エビの唐揚げが新メニュー。みんなだいすきアジフライダブル(もしくは、アジフライとコロッケ)は変わらず180円。ちくわの磯辺揚げ(130円)やチーズカリカリ(150円)も好物なのですが、安定の顔ぶれにはいっています。あ、本店でしか食べたことのない「イカのチリソース」があるではありませんか。

 

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次に飲み物を。ビールがキリンということで最近のニューオープンのお店同様にホワイトホースを使ったスコッチハイボール「馬ハイ」も置いていますね。あとは変わらず…と思ったら、がぶ飲みシードルが新しい顔ぶれ!

チュートニック、トマト割り、緑茶割りが酎ハイ類ではおすすめ。日本酒も富久娘のにごりはコスパが光るいいお酒。

 

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まずはマグロ刺しでスタート。晩杯屋のお値打ちメニューといえば、やはりこれですね!一時期、品質がぶれたこともありますが、最近は安定の赤身で、おすすめして安心のお刺身です。

 

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お刺身は一番高いものが、実は結構いいものというパターンが多い晩杯屋。今日はブリ刺しがハイコストメニューですが、200円でこれだけぷりぷりで鮮度と脂ののりがいいものがでてくるのであれば、文句ないでしょう。

 

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そういえばめんたいこは初めて食べるかも。日本酒でちびちびと飲むならば必ず選んでおきたいですね。

 

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カキフライは今も変わらずしっかりしたサイズと数。こういうものをさらっと出してくるのが晩杯屋らしさです。数が増えてもずっと大切にしてほしいな。

 

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新登場のシードルを選んでみました。ビールがキリンということで、シードルも昨今キリンが力を入れているハードシードルです。氷控え気味の500mlジョッキで300円でお釣りがくる値段は、攻めていますね。甘くないので、炒めものや揚げものと合わせて飲むとちょうどいい。

 

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となれば、やっぱりイカのチリソースでしょう!本店で食べて以来ずっと大好物のおつまみ。定番料理ではないので、こうしてオープン初日でみかけるというのは嬉しいな。シードルとの相性もいい。シードルってオシャレな雰囲気で、グラスもいつもの専用のものが使われていますが、大衆立ち飲みでは、”マリアージュ”なんて言葉を使わずにジョッキでがぶ飲み、イカチリをもりもりと合わせるほうが楽しい。

 

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新登場の川エビの唐揚げ。塩気がお酒を進ませます。この量で180円、いやはや。

 

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アジの南蛮漬けは2つ切り身が入って150円。もっと手抜きした料理でもいいのに、こういう二手間・三手間かける料理を置いているのが通いたくなるポイントなのかもしれませんね。

 

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最後に同じ飲み宝酒造の下町ハイボールをイメージした個性派甲類「ゴールデン酎ハイ」(250円)で乾杯!ゴールデンを一度飲んだら別の酎ハイはあまり頼まなくなるなんていう飲兵衛さんの声も聞きますが、独特なクセがなぜかハマってしまう飲み物です。

晩杯屋が好きな人ならば、納得の安定品質。アクセスもよいですし、丸ノ内線沿線が生活圏の方は一度覗いてみてはいかがでしょう。二千円を超えることはほぼありえない、コスパ重視の東京山手発の名物立ち飲み、未訪問でしたらこの機会にいかがでしょう。

梯子酒は、荻窪や新高円寺に地下鉄でちょいちょいですし、案外路線バスが便利な場所なので、ちょちょっと近隣めぐるのも楽しいと思います。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/キリンビールマーケティング株式会社)

晩杯屋新中野店
東京都中野区本町44-30-26
平日15:30~(基本無休)