新宿三丁目『長春館』東京“最古級”の炭火焼肉!絶品上ミノを肴に週末は昼飲みも

新宿三丁目『長春館』東京“最古級”の炭火焼肉!絶品上ミノを肴に週末は昼飲みも

絶え間なく変化する新宿三丁目で、ひときわ食欲をそそる香りを放ち続ける『長春館』。1954年(昭和29年)の創業以来、新宿の変遷を見守ってきた、まさにレジェンドと呼ぶべき焼肉店です。日本で二番目に歴史があるとも言われる老舗の味は、世代を超えて愛され続けています。

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両親の代から通い続ける、新宿の「いつもの店」

私の両親は新宿が好きで、いくつもの行きつけがありました。その頃から老舗と呼ばれていた店の多くに通っていて、その行動がいまも私の店選びの基礎となっています。

新宿三丁目、伊勢丹や花園神社の近くで焼肉といえば『長春館』でした。それは今の私も変わらず、プライベートでも愛用しているお店です。

現存する炭火焼肉の店では最古とも言われています。戦後間もない1954年、当初は新宿南口でテーブル数卓の小さなお店から始まり、味にうるさいタクシー運転手たちの口コミで評判が広まったそうです。 新宿の酔っ払いのコミュニティ内での評価に限らず、焼肉店としてもまさにレジェンドなんです。

活気あふれる店内で、本物の炭火焼を

お店は「長春館ビル」という名の通り、複数階で構成されています。 1階にはカウンター席があり一人飲みもできますが、いつも飲み会の二軒目や「〆焼肉」として利用しているので、私自身は一人焼肉の経験はありません。

2階、3階にはテーブル席やゆったりできる掘りごたつの個室もあり、家族連れやグループでの利用にも最適です。でも、やっぱり一階のガラス張りの開放感ある雰囲気が一番好き。

席に座るとすぐに、使い込まれた鉄鍋がステンレスの容器に収まって出てきます。中には備長炭がたっぷり。網が膨らむくらいケチケチしていないのが嬉しいところ。この本物の炭火が、長春館の焼肉の美味しさの秘訣です。

秘伝のタレで味わう、極上の上ミノとカルビ

このお店は、何かが特別に美味しいというよりも、すべてが期待以上をだしてくれるのが魅力です。

上ミノ:1,040円

なかでも私のおすすめは「上ミノ」。甘い味噌に漬け込まれた鮮度の良いミノは、コリコリとしていて噛むほどに旨味が出てきます。

サンチュ:580円

これをキムチやナムルといっしょにサンチュで巻いて食べるのがたまりません。 そして追いかけるように、韓国焼酎のチャミスルをきゅっと飲む。最高です。

チャミスル:1,200円

カルビももちろん味が良い。お店の人気No.1は「和牛A4カルビ」だそう。

長年受け継がれてきたやや甘めの「秘伝のタレ」が肉の旨味を引き立てます。

サンチュの味噌もオリジナルで、私はコチュジャンを気持ちたっぷり多めに溶かしたタレにくぐらせるのが、お酒を誘うので好きです。

〆はこれ一択。濃厚な出汁が決め手の絶品冷麺

特製冷麺:1,150円

焼肉を堪能した後、ビビンパなど定番の〆がいろいろあるなか、やはりここは「冷麺」だと思います。

冷麺のつゆって、普段あまり気にしないかもしれませんが、ここのは特に美味しい。鶏ガラと牛骨でじっくり出汁をとっていて、このスープだけでいくらでも食べられてしまいそう。 途中から、肉をくぐらせて育ててきた焼肉のタレを、冷麺の中にざっと入れて味変すると、より楽しいですよ。

新宿で焼肉に迷ったら、このレジェンドへ

オイキムチ:580円

数多の食通があらゆる媒体で紹介してきた名店ですが、Syupoとしても、ぜひ推しておきたいと思い、今回記事にしました。 新宿三丁目駅のC5出口からすぐというアクセスの良さも魅力です。金・土・日はお昼から通しで営業しているので、老舗の味を気軽にランチや昼飲みで体験してみるのも良さそう。

豆腐チゲ:1,040円

伝統の炭火焼きと、変わらぬ美味しさ。新宿で焼肉に迷ったら、この不滅の炎を訪ねてみてはいかがでしょう。

店舗詳細

お酒のメニュー
安く飲むならこれで決まり!国産牛ツラミ:1,045円
店名焼肉長春館
住所東京都新宿区新宿3丁目8−10
営業時間16時30分~23時00分
金土日は
11時30分~23時00分
創業1952年