JR神田駅からわずか徒歩1分。電車の音が心地よく響くガード下に、昼夜を問わず食通たちが吸い寄せられる一軒の寿司店があります。それが「立ち食い寿司 大松」です。お昼から通し営業、東京旅行の合間に気軽に江戸前寿司が食べたい方も必見です。
粋な時間が流れる、神田の高架下へ

神田の地で長年愛されるいわし料理の老舗「宝山 いわし料理 大松」。その系列として開店し、立ち飲み業態を経て2023年5月に業態転換した都内では珍しい立喰い寿司です。老舗が培ってきた仕入れルートを活かし、リーズナブルながらも本格的な江戸前寿司を提供し、多くのファンを魅了しています。

暖簾をくぐると、厨房を囲むL字のカウンターが迎えてくれます。立席で15人ほどのこぢんまりとした空間は、いつも活気に満ちています。板場に立つのは、ミャンマー出身だというベテランの寿司職人さん。その確かな腕と気さくな人柄が、店の温かい雰囲気を作り出しています。

お決まりではじめて単品と行くのが基本

まずはキリッとした緑茶割りで喉を潤し、お決まりの「にぎりセット」を注文。その日の仕入れで内容は変わりますが、この日はカンパチ、ヒラメ、カジキなど、どれもネタの良さが光る逸品ばかり。人肌のシャリは酢加減も絶妙で、ネタの旨味を最大限に引き立てます。

お決まりを味わった後は、好みのネタを単品で。鮪やアジなどが今どき一貫110円から楽しめるというのですから、驚きを隠せません。 そして、やはり外せないのが「大松」の代名詞でもあるイワシの握り。口に含めば、新鮮で上質な脂がとろけ、甘い余韻がふわりと広がります。

生しらすはイワシの稚魚。こちらも入荷があればぜひ味をってみてください。
寿司の余韻に合わせるべく、月桂冠の熱燗を注文。キリリと辛口の熱燗が、イワシの脂をすっきりと流し実に心地良い!
隣り合った常連さんと交わす何気ない会話も、この店ならではの醍醐味。神田のガード下で、実に心地よい時間が過ぎていきました。
日本橋は江戸前寿司発祥の地。最初は立喰い屋台でした
ランチに、仕事帰りの一杯に、通し営業ですから昼飲みにも!手頃な価格で本格的な寿司と旨い酒が楽しめる「立ち食い寿司 大松」は、あらゆるシーンで利用可能。改札から徒歩30秒ですから本当に重宝しています。
屋台気分でサッと立ち寄り、最高の寿司を数貫つまんで店を出る。江戸時代に江戸っ子が食べていた世界の現代版のように思います。都心でリーズナブルに江戸前寿司を楽しみたいときにぜひ。
店舗詳細

- 生ビール サントリーザ・プレミアム・モルツ:580円
- 角ハイボール:550円
- レモンサワー・緑茶ハイ:390円
- ホッピーセット:550円
- にぎりおまかせ:950円
- いわし料理食べ比べ 大松セット:1,680円
- いわし刺身:650円
店名 | 立ち喰い寿司 大松 神田駅前店 |
営業時間 | 11:00~21:30 日祝定休 |
住所 | 東京都千代田区鍛冶町2-12-13 1F(新幹線高架下) |
創業 | 2023年5月 |