東大前『森川水産 魚安』鮮魚市場気分で刺身つまみに缶ビール

東大前『森川水産 魚安』鮮魚市場気分で刺身つまみに缶ビール

酒屋でお酒を味わうことを角打ちと呼びます。では魚屋で刺身をつまみに飲むことは?今回は、まるで角打ちのように、鮮魚店の店内で魚とお酒が味わえる「呑める魚屋」というジャンルから、文京区の知る人ぞ知る立ち飲みコーナーをご紹介します。

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文教エリアの夕暮れ酒スポット

東京都文京区。東京大学にほど近い住宅街にある鮮魚店です。外観は普通の魚屋さんなのですが、実はこちら、立ち飲みOKで店内飲食用にビールや日本酒も用意されています。

日中は近隣の飲食店や一般の方が夕食用に買いにやってきますが、15時を過ぎたくらいからだんだん立ち飲み店ムードへと変化します。といっても、店内は写真の通り、ザ・魚屋です。

おつまみは小売り用にパック詰めさた焼魚や刺身など。揚げおきではあるもののアジフライや天ぷら、うなぎの蒲焼まであります。値段は立ち飲みも小売価格とかりません。

取材時は岩牡蠣のシーズン。これもお願いすれば殻をむいてくれますので、そのまま生で楽しめます。

丸魚や活貝だって追加料金で焼いたり蒸したりしてくれます。人数とアイデア次第ではバーベキュースタンドのようにも使えそう。

とはいえ、魚屋さんなので立ち飲みスペースは清酒通い箱を組み立てた簡易的なカウンターのみ。店先の折りたたみテーブルでも飲めるようです。

スーパーや居酒屋チェーンには並ばないような魚種も600円程度で味わえます。しっかり醤油やわさびも用意あり。脂ののったイサキ刺しは、焼き霜造りできゅっと引き締まっています。これはたまらない!

常連さんは日本酒・七賢などを飲んでいらっしゃいます。私もお酒にしようかなと思いつつ、やはり最初はビールでしょう。サッポロのヱビスプレミアムエールで乾杯!

無類のホッキ貝好きでして、思わず冷蔵ケースから取り出してしまいました。魚屋さんの惣菜価格ですからそれでもとってもお手頃価格。鮮度のよさを感じるコリコリとした歯ごたえと、噛むほどに広がる甘さがいいですね!

店主さんは早朝から豊洲へ買付にいくため、閉店は19時と早めですが、仕事を早く切り上げて早いうちから飲みに行く価値ある一軒です。

こういう日常の中にある非日常がたまりませんね。
焼魚や揚げ物はトースターで温められますし、アイデア次第で楽しみ方はいろいろ。お店の方も親切ですから、魚屋飲み入門にもぴったりです。

店名森川水産 魚安
住所東京都文京区本郷6-21-9
営業時間11:00 – 19:00 ※立ち飲みは15時から
日曜定休