築地『秀徳市場マルマサ』場外市場に灯る貴重な赤ちょうちん。看板料理はアゴ出汁おでん

築地『秀徳市場マルマサ』場外市場に灯る貴重な赤ちょうちん。看板料理はアゴ出汁おでん

2025年1月21日

人気寿司店「秀徳」系列のおでん居酒屋です。築地場外市場では数少ない、手軽に使える大衆居酒屋。予算は3,500円ほど。アゴ出汁のおでんや、モミジなどの鶏ガラを8時間かけて煮込むスープが自慢の水炊きは確かな美味しさです。

(タイアップ:キリンビール株式会社)

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地元の人が通う、普段遣いできる居酒屋

インバウンドで大変な賑わいをみせる築地は、立ち並ぶ飲食店にも変化が現れています。築地市場があった頃は市場で働く人に向けた大衆店がたくさんありましたが、現在は旅行者向けの店舗が中心です。とくに居酒屋は貴重な存在で、夜の築地は寿司屋を除くと開いている店はほとんどない状況。

とはいっても、近隣にはオフィスも多く仕事帰りに近所で軽く飲んでいきたいという需要は存在します。今回ご紹介する『秀徳市場マルマサ』は、そんなご近所さんたちが贔屓にしているおでん居酒屋です。

午前中の賑わいから一転、静かになった場外市場の通り。そこにポツンと灯る赤ちょうちんが、『秀徳市場マルマサ』の目印。店舗は寿司の「秀徳」も入るビルの3階にあります。

日本酒とおでんをメインにした業態になったのは2024年11月のこと。

明るく清潔感がある空間が広がっており、日本酒に詳しい店長さんが丁寧に接客してくれます。

常連客が中心ですが、提灯を目当てにふらりと立ち寄る客も多いそうです。手頃な価格で、観光地の築地とは異なる雰囲気を楽しめます。

ベテラン和食料理人が時間をかけてつくる出汁が決め手

キリン一番搾り

まずは定番のお酒をご紹介。大樽(樽生)のビールはキリン一番搾り。瓶ビールではキリンクラッシックラガーが用意されています。酎ハイ、陸ハイボール、ビールともに500~600円ほど。

提供品質の高い生ビールで乾杯!

おでん

おまかせおでん5種盛り合わせ 980円
7種盛り合わせ 1,280円
おでん単品 120円〜

おでんは嬉しいことに、この価格!ちくわぶなど、一個単位で注文可能で120円から。

アゴを主体に、利尻昆布、厚削りの鰹節、鶏ガラを配合した手をかけた出汁。ひとつひとつの具に丁寧な仕事がされており、旨味をしみじみと楽しめます。

牛すじが入っている通り、関西風のおでんです。がんもやロールキャベツなど、種の多くは店内仕込みの手作りというのも嬉しいポイントです。

日本酒

日本酒は、長年日本酒を扱ってきた店長さんが選んだこだわりの品揃え。

お燗ももちろん注文できます。寒い季節は出汁の効いた温かいおでんとお燗酒ですよね!常連さんには、おでんの出汁割りも評判だそう。

おでん以外にもある、裏オススメ料理

本日のオススメには、「おでん屋のポテサラ」や「おでん屋のカレーライス」なんて料理が!

定番メニューをみてみると、魚介系料理の中に、「博多流!若鳥の水炊き小鍋」が隠れています。これが実は裏のオススメ料理とのこと。

気になるおでん屋のポテトサラダは、おでん鍋に使っていた味がしみた玉子とジャガイモを使ったもの。

濃厚な自家製マヨネーズとおでん出汁の風味が絶妙に調和し、ビールや日本酒との相性も抜群です。

いよいよ、おすすめの水炊きが登場です。特筆すべきは、8時間かけて丁寧に仕込んだ鶏スープです。

クサミは皆無で非常に上品な味。それでいて余韻のコクは長く、味が染みた豆腐を掬う手が止まりません。

鶏ガラをじっくり煮込んだスープは黄金色。

鶏団子やもも肉がたっぷり入っていて、これで1,580円。一人前(写真も一人前)から注文可能なので、一人水炊き鍋の店としても重宝しそうです。

ゆったりとした時間が流れる店内は深夜まで営業しており、二軒目として軽食を楽しむ常連客も多いそうです。また、近隣の飲食店の方々も仕事帰りに訪れることが多く、ここはローカルな築地の人々の憩いの場となっています。

店名秀徳市場マルマサ
住所東京都中央区築地6-26-7 宮崎ビル 3F
営業時間月・火・水・木・金・土・祝日・祝前日・祝後日
17:00 – 02:00
L.O. 01:00

定休日
第2、4月曜日は定休日