月島最古のもんじゃ店『近どう本店』創業はなんと昭和25年!酎ハイ片手に熱々を頬張る

月島最古のもんじゃ店『近どう本店』創業はなんと昭和25年!酎ハイ片手に熱々を頬張る

2024年1月24日

もんじゃ焼きは駄菓子屋のおやつから始まりました。月島で現存する最古のもんじゃ焼店、1950年(昭和25年)創業の『近どう本店』も駄菓子屋が原点。そんな老舗の店名を冠した「近どう特製もんじゃ」を、瓶詰チューハイ「瓶チューレモン」を飲みながらご紹介します。

(タイアップ:オエノングループ 合同酒精株式会社)

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70年以上親しまれてきた下町の味

戦後、物資不足の中でも小麦粉で簡単につくれる「もんじゃ焼」は、東京下町の駄菓子屋のおやつとして大人気となりました。いまも当時から続いている店がいくつか現存しており、「もんじゃ焼」の本場・中央区月島では、『近どう』が最古と言われています。

さすがに往時の駄菓子屋の面影は残っていませんが、正統派の店らしいすっきりとした店構えです。週末でなくともテーブルの半数以上が予約で埋まるような人気店で、週末は店先に列ができることも。

店に入ると、すぐに元気な店員さんが迎えてくれます。もんじゃ焼は店の人が作るため、店員さんの数は多め。店は小学校の教室ほどの大きさで、年季の入った火力の強い鉄板テーブルがずらりと並んでいます。

品書き

強炭酸レモンチューハイ 瓶チューレモン:550円

  • 生ビール:400円~
  • ハイボール・酎ハイ・サワー類・グラスワイン:各550円

料理

月島のもんじゃは、焼いたときに鉄板いっぱいに広がるほどのボリュームです。一人でももちろん利用可能ですが、ボリューム的には2~4人でシェアする量なのだと思います。『近どう本店』では、一人・二人向けのハーフサイズもあるから、いろいろ食べるならそちらも良さそう。

  • 昔なつかしもんじゃ:750円
  • 特製!近どうもんじゃ:1,650円
  • お好み焼き:900円~
  • 焼そば:800円~
  • 2名限定コース(ワンドリンク、ハーフもんじゃ2つ、お好み焼き、アイス)2名分:3,300円

月島のもんじゃは、店によって意外と違う!

瓶チューレモン(550円)

月島のもんじゃ焼店の多くに入っている「瓶チュー」。ここ『近どう本店』にもありました。すっきりとした味が、鉄板焼料理と相性ぴったり!それでは乾杯!

特製!近どうもんじゃ(1,650円)

店名を冠した名物「近どうもんじゃ」をお願いしました。丼ぶりに山盛りです。たっぷり盛られた牛肉のインパクトが大きいですね!内容は、牛肉のほかに、海老、イカ、蛸、さらにソバが入ります。

焼き方の指南書があるので、自分でチャレンジしてみるのも楽しそう。なんたって、子供のおやつから始まったら料理ですから。

と言いつつも、お酒を飲むのに夢中で、焼きは今回も店員さんにお願いしました。まずはサキイカやキャベツ、揚げ玉などの具をざっと炒めていきます。

軽く炒めたら、真ん中から鉄板の縁近くまで大きく”土手”を広げていきます。

そこへ、勢いよくダシを流し込んでいきます。ジュッと音を立てていい香り広がりました。目の前で調理してくれる風景というのも酒の肴!

出汁がグツグツとしたら、土手と一緒に大きく混ぜていきます。

これを長方形に広げていき…

さらに両サイドへ展開していきます。生ものに熱が通るまで、数分このままにして完成です。

七味唐辛子、青海苔、味の素などはお好みで。私はパリパリになったところを削り取るようにして食べるのが好きなので、もう少しおいておきます。

グリッととって一口。私も昔は子供向けのおやつだと思っていましたが、これだけ具が入るとむしろ、チューハイやビールと一緒に食べないほうがもったいなく思えてきます。

そば玉天(900円)チーズ(200円)・揚げ玉(50円)トッピング

もんじゃも良いけれど、お好み焼きも見てみたいですよね。選んだのはそば玉天。お店の方が焼いてくれます。

東京式の練り込みタイプで、まずはキャベツや紅生姜などが入ったスタンダードな玉を焼き、並行して軽く炒めたそばの上に載せます。

トッピングで追加したチーズは、焦げないようにコテで混ぜつつ溶かしていきます。強い火力の広い鉄板がなければできない製法は、専門店ならではの良さ!

溶けたチーズのかたまりをさっとお好み焼きの上へ。

最後にソース、お好みでマヨネーズや青海苔、削り粉をかけて出来上がり。和風だしのもんじゃと対になる関係ですね。

自宅でつくるお好み焼きよりもだいぶ分厚い。大阪や広島で食べるものよりも高さがあるように思います。これが、東京で70年以上続く店のお好み焼きの形です。

それではいただきます。ふっくら、ほくほく。生地にもしっかり味がついており、さらに追加のチーズによってコクが増し、ソースと相まってたまらない美味しさです。チューハイをおかわり!

ごちそうさま

東京の郷土料理であるもんじゃ焼。昔は子供のおやつでも、いまはすっかり大人のお酒のおつまみです。お酒好きならば一度は訪ねる価値があると思います。月島もんじゃ『近どう本店』は、土日祝日はお昼から通し営業。お昼ごはんを兼ねた昼飲みにもぜひ。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ タイアップ/オエノングループ 合同酒精株式会社 Special Thanks/月島もんじゃ振興会協同組合)

店名もんじゃ近どう 本店
住所東京都中央区月島3-12-10
営業時間営業時間
月~金 17:00~22:00(L.O.21:30)
土・日・祝11:30~22:00(L.O.21:30)
日曜営業
定休日
無休
創業1950年