神田『伊勢本店』ガード下で鶏づくし、菊正宗がよく似合う

神田『伊勢本店』ガード下で鶏づくし、菊正宗がよく似合う

2014年9月11日
DSC09486 (コピー)

南の新橋、北の神田。
おそらくこのふたつが東京で最も飲み屋が多い街ではないでしょうか。

東京駅にも近く、なにか飲みに行く機会も多い街ですから、使えるお店情報は持っていて損はないと思います。

神田で焼鳥ならば、ここ「伊勢本店」を覚えておきましょう。
JRの高架下にあり、駅からも徒歩1分、雨に濡れずに立ち寄れる立地です。お店を覗くと立ち飲みしているお客さんがみえて、ここはそういうお店かなと思いがちですが、実は二階にはテーブル席が。神田の高架下は隠れ二階が多いのです。

DSC09488 (コピー)

いらっしゃい!
元気に迎えてくれるのはフロアに立っている二代目の大将。

飲み物は瓶ビールか日本酒程度。焼酎やサワー類は扱いがないという、ちょっぴり硬派なお店。
ビールはサッポロ黒ラベル(大瓶550円)。まずはお通しの鶏の甘煮をおつまみに、ぐいっといきましょう。

焼鳥以外の食べ物はほとんどなく、おひたし、お新香、鳥スープなど限られています。焼き物がくる前に、かるく三つ葉のおひたしでビールを二本目に。

DSC09490 (コピー)

ここのお新香は串に刺さっています。そして、笑ってしまうほど美味しい。名人がいて自家製なのだそうですが、これを目指してくるお客さんがいてもおかしくないほど。

DSC09492 (コピー)

単品で頼んでもよいですが、ひと通りは入って50円お得ななコース(1,150円)があります。
野菜串からはじまって、ささみ山葵・もも・レバハツ・ねぎま・砂肝が続けてやってきて、どれも食べごたえ十分。

DSC09493 (コピー)

鶏肉はこだわりがあるそうですが、たしかに美味しい。
硬すぎない砂肝、もっちりしたもも、ハツとレバーが交互に挟まったものなど、どれも平均以上。

DSC09494 (コピー)

日本酒は菊正宗一筋とのこと。
灘の銘酒、私も大好きな銘柄です。

純米酒の冷酒を一本飲んだあとは、最近力をいれているすだち日本酒を。

鶏肉のねっとりとした旨味は辛口の灘のお酒と好相性。焼鳥をひと通りと日本酒を一本飲んで2,000円。ちょうどいい感じではないでしょうか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見なゆ)

店名伊勢 本店
住所東京都千代田区鍛冶町2-13-17
営業時間営業時間
昼の部 [月~土] 11:00~14:00(売切まで)
夜の部 [月~土] 17:00~22:30(売切まで)
定休日
日・祝
創業年1941年