記事は旧店時代のもの
どの街だって、早い時間から飲み屋さんで飲もうと思えばなんとかなるもの。東北最大の都市「仙台」ならばなおのこと。
地元では有名な立ち食い蕎麦の店「葵(あおい)」は、毎日店で打つ自家製麺をつかったこだわりの店。路地に面したいわゆる「路麺」です。そして、ここは同時にいつでもお酒が楽しめる「朝から飲める立ち飲み店」でもあります。
開業から25年以上、2019年には支店となる勾当台公園店をオープンさせています。
仙台出張・旅行でちょっとした空き時間が出来た…そんなときにとっても便利。仙台駅西口から徒歩3分ほどと大変アクセスがよいのもポイントです。
仙台駅近くの便利な昼酒処
西口ペデストリアンデッキを渡り、愛宕上杉通りを越えてすぐ。
昼食時こそお蕎麦を食べる人で混雑する「葵」ですが、アイドルタイムは完全にまったりモードの大衆酒場です。場所柄、早い時間は明け番のエッセンシャルワーカーの憩いの場になっています。店の奥では、ベテランのご隠居さんがのんびり大画面テレビに映るワイドショーを眺めて飲んでいます。
立ち蕎麦のスタイルなので、立ち飲みでも支払いは食券方式。それなのにお酒の種類も多い…、これが違和感というよりは、それがおもしろいとも言えます。
蕎麦と居酒屋の二毛作
ということで、清酒浦霞の冷酒と小鉢をひとつ。カフェテリア方式で食券と交換してお盆で受け取り。はじめての人でもわかりやすい流れです。
それでは乾杯!
お蕎麦のトッピングの天ぷらなどがおつまみにできる他、豊富なおつまみ小鉢が揃っています。地元料理の三角油揚げや牛タンなどもあります。
飲み物は、ビールがサントリーザ・プレミアム・モルツ(390円)、酎ハイ(320円)、ジンビームハイボール(350円)など。お通し、席料などはありませんから、千円弱の予算で気軽に楽しめます。
とろろ昆布ととろろ芋(150円)。
楽天イーグルスの試合次第でサービスも
地元のプロ野球チームが勝利した日は、お酒がとっても安くなります。全試合が放送されることもあり、開催日は多くの野球ファンで賑わいます。
手頃な価格で、朝から、駅近くで飲める。使い勝手のいい「葵」です。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)