立川駅北口、伊勢丹のすぐ横のビル地下に、熱気あふれる炉端居酒屋が誕生。1950年創業の名酒場「酒亭玉河」の系譜を持つ『ろばた焼 玉河』です。炭火を囲むカウンター、大きなしゃもじで提供される豪快な料理、多摩の地酒を味わえます。立川の街とともに70余年の歴史を刻んできた老舗の新たな挑戦を取材しました。
(取材協力:株式会社河内屋ジェノス)
事業承継で蘇る昭和の熱気!立川の歴史と鬼神様が見守る店内

1947年に今川焼き店「玉川」から始まり、立川の大衆酒場のランドマーク的存在である「酒亭玉河」を軸に、様々な居酒屋を展開してきた親族経営の玉河グループ。1975年には、当時ブームでもあった「ろばた焼き業態」も開業。

その後、惜しまれつつも閉店しましたが、再び3代目が、新店舗で復活。昭和の少し非効率だけど人情深い、本質的な居酒屋の良さを見直そうと開いたお店。

多摩の地酒がほぼすべて揃うなど、品揃えにも相当な力の入れ具合を感じますが、内装も相当作り込まれています。入口の階段には立川の歴史を物語るモノクロ写真。奥へ進むと、色鮮やかな「鬼神様」が鎮座。創業者ゆかりの絵がモチーフで、飾ると不思議と人が集まり酒が進んだという逸話があるとのこと。

中央の囲炉裏を囲むコの字型カウンターでは、新調された法被姿の職人たちが手際よく調理を進めます。

焼き上がった料理を大きなしゃもじで差し出すパフォーマンスは、当時の常連客も懐かしむ炉端焼きならではの提供方法です。効率化が進む現代にあえて人の温度を伝える、賑やかな空間が広がっています。
多摩の恵みと豪快な炭火焼きを堪能

まずは多摩の地酒や、サッポロ生ビール黒ラベル、赤星で乾杯。

実は玉河、多摩地区で初めて生ビールを提供したお店なんです。

メニューには「呑み比べ三種」や、間伐材を使った「竹酒 澤乃井 湧水仕込」など、地元小澤酒造を中心とした銘酒がずらり。

最初に運ばれてきたのは「生本マグロのお刺身」。中トロと大トロは、柔らかく上品な脂の甘みを感じます。

続いて、囲炉裏の炭火でじっくり焼かれた「東京X肩ロース串焼」。東京のブランド豚を大ぶりなネギとともに串打ちしており、表面は香ばしく、噛むほどに肉汁が溢れ出します。多摩の地酒とも相性抜群のひと串ですよ。

さらに「大トロ鯖の一本焼」は、串に刺さった大きな鯖を丸ごと焼き上げた豪快な一品。炭火の遠赤外線効果で皮目はパリッと、身はふっくら仕上がり、脂の旨味でお酒が進みます。「淡路島産玉ねぎのとろとろ焼」や「立川産ブロッコリーお浸し」など、野菜の持ち味を生かした肴も美味しい仕上がり。

締めくくりには「金目鯛の羽釜飯」を注文。炊き立てのご飯に金目鯛の風味が染み込み、しじみ汁とともに心が満たされます。
地元の居酒屋グループが元気な街っていいですよね

創業者の「愚痴を家庭に持ち帰らせない」思いを受け継ぎ、美味しい料理とお酒、温かなコミュニケーションがあふれる『ろばた焼 玉河』。多摩地域の食材やお酒にこだわり、地元企業とタッグを組んで創り上げた空間は、訪れた人の運気をしっかりと上げてくれそうです。

| 店名 | ろばた焼 玉河 |
| 住所 | 東京都立川市曙町2-7-5 ピタゴラスビル B1F |
| 営業時間 | 16時00分~23時00分 |
| 創業 | 2026年 |
| 予算 | 4,000~5,000円 |
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