松戸駅東口から歩いて数分。赤提灯が目印の『よい処 ほのじ』は、創業から約20年続く評判の大衆酒場です。最大の魅力は、芝浦の食肉市場から直接仕入れる鮮度抜群の豚モツ。角が立った美しい「上レバ焼き」を見れば、その質の高さが伝わるはず。今回は、16時の開店直後から地元客で満席になる人気店をご紹介します。
松戸で愛され続ける、芝浦直送もつ焼きの店

水戸街道の宿場町として栄え、近年は東京のベッドタウンとして発展してきた松戸。歴史ある街だけあって明治期創業の蕎麦屋やディープな飲み屋横丁、レトロな町中華と店の選択肢は実に幅広い。
なかでもとくに評判の店が、『ほのじ』です。駅東口の喧騒を抜け、300メートルほど歩いた先に見えてくる赤提灯が目印。2006年の創業以来、約20年にわたって地元のノンベエさんに支持されてきました。

客席は入り口から続くカウンター席と、奥にテーブル席を配置したコンパクトな造り。カウンター上には手書きの短冊メニューが所狭しと並び、長年使い込まれた空間ならではの落ち着きを感じます。

人気店で、実は何度か取材を試みるも満席で入れずにいたお店。今回はその反省を活かして、平日の16時オープン直後に訪ねてみました。ですが、すでに席の半分が埋まっている。その後も、瞬く間に席が埋まっていき、17時には飛び込みの客を断るほどの盛況ぶり。
今回通してもらったカウンター席は、ご主人の手際の良い仕事ぶりを間近で眺められる特等席です。

テーブルは家族連れや飲み友達と利用する人たちで埋まり、カウンターは老若男女の一人飲みの皆さん。客層は幅広く、誰でもすんなりと馴染める居心地の良さがありますね!

気になる人気の理由ですが、圧倒的な仕入れと仕込み力。日本最大の食肉卸売市場である芝浦から、厳選された新鮮な内臓肉を直接調達。もつは仕込みで美味しくなる、という意思が感じられるピカピカのモツが用意されています。鮮度がよいので、刺し(ボイル)で注文する人が多いのも納得です。
鮮度抜群のナンコツ刺しと熟成タレの串焼きで乾杯


まずは、大衆酒場の定番「赤星」ことサッポロラガービールの中瓶(690円)を注文。しっかりとした苦味と重厚なコクが特徴のビールで、喉の渇きを潤します。

最初に運ばれてきたのは「ナンコツ刺(ボイル)」(590円)です。芝浦から届く新鮮な部位を、絶妙な温度で加熱処理して提供されます。軟骨のコリコリとした歯ごたえと、周りの赤身肉の旨味が重なり合い、ビールがよく進む一品。

ピリ辛と甘辛の二種類のタレにつけて食べるのですが、このタレがまた味がいい。「足りなくなったらおっしゃってくださいね!」とにこやかにご主人。

続いて、焼き台から香ばしい煙とともに上レバ焼き(2串500円)が焼き上がりました。表面はサッと火が入り香ばしく、中心部はプリッとしていてしっとりとした仕上がり。ご主人の高い火入れ技術が光る串焼きで、口の中に濃厚な甘みが広がります。これは人気になるわけです。

ここで、関東の酒場でおなじみの黒ホッピー(490円)に切り替えます。

焙煎された黒麦芽の香ばしさを含み、次に来る濃厚な料理の準備を整えます。

焼き物の追加は、カシラ(230円)と皮(260円)をタレでお願いしました。継ぎ足されてきたタレは、豚肉の脂や旨味が溶け込み、深みのある味わい。

備長炭の高火力で焼き上げられたカシラは肉汁が溢れ、皮は外側がカリッと、内側はモチモチとした食感。焦げたタレの香りと黒ホッピーの風味が同調し、見事な相性を見せます。

これには、焼酎ハイボールが合うでしょう。江戸川の対岸、東京都葛飾区や江戸川区ではおなじみの色付きの下町ハイボールがここにもありました!氷少なめでかなり飲みごたえのある仕上がり。これはモツが進みます。

確かな技術と新鮮な素材が光る松戸のオアシス

常に満席状態なのも納得の美味しさ。豚モツは磨けば磨くほど美味しくなると再認識しました。お隣さんは、浅草からわざわざ食べに来ているそうで、電車に乗ってやってくる常連さんも多いのだそう。
夕方の早い時間から、こだわりのもつ焼きと赤星で心地よい時間を過ごせるお店です。松戸を訪れた際は、少し早めに足を運んで、地元で愛される店の味を楽しんでみませんか。
| 店名 | よい処ほのじ |
| 住所 | 千葉県松戸市松戸1339−1 |
| 営業時間 | 16時00分~23時00分 日定休(月曜が祝日の場合は営業し翌日休) |
| 創業 | 2006年頃 |
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