新橋駅直結の駅前ビルにある『かねてつ』は、全国的に見ても珍しいカウンターだけの鰻屋さん。特長はその安さ。「大衆鰻スタンド」とでも呼びたくなる気軽さで、うな丼はなんと1,400円~。鰻屋ならではの味のいい焼鳥や豊富な日本酒も揃い、酒の肴にも事欠きません。昭和情緒が残るディープで楽しい鰻屋さんで乾杯しましょう!
新橋駅前ビルの地下に息づく、30年続くカウンター鰻店

戦後の闇市「狸小路」の熱気を今に伝える新橋駅前ビル1号館。その地下1階に店を構える『かねてつ』は、創業から30年以上になり、どこか屋台の鰻屋さんのよう。

扉のないオープンな店構えに縄のれんが掛かり、ふらりと立ち寄りやすい大衆酒場のような雰囲気。店内はカウンター7席のみという小さなつくりで、一人でもふらっと立ち寄り鰻が楽しめます。

現在の店主さんは3年前に店を引き継いだ二代目。渋谷の老舗鰻店で厳しい修行を積んだ実力派です。活鰻を仕入れて店で捌いているとのこと。職人技が光る焼きや蒸しから接客まで、すべてを一人で切り盛りされています。
お客さんは近隣企業の鰻好きが中心。サクッと食事を済ませていく人もいれば、明るい時間からじっくり盃を傾ける方まで、老若男女、客層は様々。いまや贅沢品の鰻を大衆的な価格帯で提供する心意気が、新橋の大人たちを惹きつけています。
名店の技が光る鰻串と、魅惑のダブルうな丼

まずは「サッポロ生ビール黒ラベル」の中瓶(650円)で喉を潤します。それでは乾杯。

付け合わせのしっかり塩を効かせたキャベツの漬物がビールを進ませます。
お酒が進む鰻の肴と絶品焼鳥

『かねてつ』は蒲焼き以外の選択肢が充実しています。名物の「う巻き(900円)」は、ふっくら焼き上げられた出汁の効いた卵焼きで、甘辛い鰻を包み込んだ一品。「きも焼(300円)」や「ひれ巻き(200円)」などの鰻串も揃っているので、これは本格的に飲みたくなる。

取材で訪ねている旨を話すと、卵焼きや焼鳥も美味しいと常連さん。鰻のタレを纏った焼鳥は、専門店顔負けの深みのある味わいに仕上がっています。豊富に揃う日本酒から山形県の「小野川(グラス500円)」を合わせると、米の旨みが口の脂を綺麗に流してくれます。
圧倒的ボリュームのダブルうな丼

待つこと10分ほど、運ばれてきました!丼にご飯が見えないほど鰻が敷き詰められた「ダブルうな丼(3500円)」です。

国産鰻にこだわり、本日は鹿児島県産とのこと。蒲焼きは関東で一般的な背開きのもの。白焼きから一度蒸しを入れ、長年継ぎ足された秘伝のタレを纏わせながら丁寧に本焼きされます。外はタレが焦げてカリッと香ばしく、中は箸でスッと切れるほどフワフワな仕上がり。

秋田県大潟村産のあきたこまちを使用した硬めの白飯と、とろけるような鰻の脂、キリッとしたタレが口の中で混ざり合い、ほっぺが落ちそう。今回は、つまみにしたいのでご飯を少なめにしましたが、鰻がしっかり大きいので大満足でした。

この価格ながら、しっかり立派な肝がはいった肝吸いもでてきます。温まる~。
新橋の地下迷宮で味わう、大人の贅沢時間
駅前ビルの地下の昭和レトロな空間で気軽に堪能できる『かねてつ』。
豊富な酒のラインナップと気の利いた肴、そして職人技が詰まった絶品の鰻料理がどれも安い。こういうお店、昔は都内ならたくさんありましたが、いまは本当に貴重な存在。気さくな二代目の「安くて美味しいものを気軽に食べてもらいたい」という思いがつまっています。
安くてお酒も飲める鰻屋さんをお探しならば、ぜひ!
店舗詳細



| 店名 | 鰻 かねてつ |
| 住所 | 東京都港区新橋2丁目20−15 新橋駅前ビル1号館 地下1階 |
| 営業時間 | 11時00分~14時30分 17時00分~21時00分 土日定休 |
| 創業 | 30年ほど前 |
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