焼肉が食べたいと思ったら、上野・湯島エリアは外せません。老舗から新進気鋭まで名店がひしめく、都内有数の焼肉激戦区です。今回ご紹介するのは『焼肉じゃんじゃん亭』。実は30余年続く地元で愛される実力店。リーズナブルなすじ焼きや定番のカルビで、気軽に一杯楽しめるお店、酒場感覚で楽しめます。
知る人ぞ知る上野広小路の人気ローカル焼肉

JR御徒町駅や地下鉄の上野広小路駅から歩いてすぐ。数多の老舗焼肉店がしのぎを削る一画に『焼肉じゃんじゃん亭』はあります。気取らない「町焼肉」といった佇まいが、かえって期待を高めてくれます。

扉を開けると、そこは活気に満ちた空間。店内はテーブル席と座敷席で構成されていますが、決して広くはなく、17時を過ぎたころには満席になります。地元の人たちに愛されている証拠で、予約して訪ねるのがおすすめです。

切り盛りするのは女将さんをはじめとする気さくなスタッフの皆さん。常連さんらしきお客さんと楽しげに言葉を交わす様子は、とても温かい雰囲気です。「ただいま」と言いたくなるような、居心地の良さがあります。
出張帰り、東北新幹線までの時間を使って食べに来ている遠方からの常連さんもいらっしゃいました。
リーズナブルなのにしっかり美味しい「すじ焼き」

まずは瓶ビール。サッポロ黒ラベルの中瓶をもらって、喉を潤します。 それでは乾杯!

焼き物はリーズナブルな「すじ焼き」から。 タンすじ塩焼き(1,028円)とハラミすじ焼き(825円)を。

「すじ」といっても硬いわけではなく、旨味がしっかり。この価格は嬉しいですね。

しかもボリュームたっぷりで、二人で利用するなら、この二皿でも満足感は十分だと思います。

はらみスジ焼きは、コリコリとした食感も含めて美味しい。包丁の入れ方や、甘めの辛い味噌タレの味もよく、安くてもしっかり楽しめます。

ですが、せっかくですから定番のカルビ(1,646円)も追加。

肉の目利きに厳しいお肉屋さんも認めるという品質だけあって、安定の美味しさです。

和牛を使用とのこと。甘みのあるサラリとしたタレが、肉の味を引き立てます。

お肉に合わせてマッコリももらいましょう。

ハンアリと呼ばれる壺と茶碗で飲むスタイルもいいものです。 ワイワイと話しながら、お酒と焼肉を楽しむ。〆にはカルビクッパも人気だそう。

私のおすすめはコサリスープ。コサリとはわらびのこと。お肉といっしょにトロトロになるまで煮込んだもので、複雑なコクとわずかな辛味、なにより濃厚な旨味がマッコリと好相性です。
居酒屋感覚で楽しめる日常使い向けの店
創業30余年。親しみやすい店名とは裏腹に、その実力は本物。 味も接客も安定していて、地元の人たちで常に満席なのも納得です。 上野広小路駅から徒歩2分ほど。しっかり食べたい夜はもちろん、深夜にふと焼肉が食べたくなったときにも頼りになる一軒です。居酒屋感覚で飲んで食べても、部位次第ではあるものの4,000円程度で満喫できます。
店舗詳細


| 店名 | 焼肉じゃんじゃん亭 |
| 住所 | 東京都台東区上野2-8-10 |
| 営業時間 | 15時00分~0時00分 |
| 創業 | 1992年頃 |
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